確定申告時のマイナンバーカードの読み込みやクレジットカードのICチップの読み取り、自動車の電子車検証や運転免許証を使用した認証などに活用できる、接触式と非接触式の両方に対応したICカードリーダー、ZOWEETEK ICR0012のレビューをしていきます!
ICカードの内容を読み込める仕組み
ICカードとは、記録や演算を行うための集積回路(IC)を組み込んだカードの事で、日本ではデジタルテレビを視聴するためのB-CASカードを始め、Suicaなどの交通系ICカード乗車券やクレジットカード、最近ではマイナンバーカードや運転免許証などにもICカード機能が搭載されるようになりました。
使用用途は様々ですが、ICチップ内に保存された情報をカードリーダーで読み取る事によって決済や認証などを行う仕組みで、磁気ストライプを有する磁気カードと比較すると、暗号処理によってセキュリティ性が高められており、内蔵された半導体メモリに記録できる情報量も飛躍的に増大しています。
また、磁気ストライプカードでは、端末の磁気ヘッドに接触させたり、スライドさせたりする事で情報を読み取っていましたが、ICカードには表面に露出した接点を通じて通信を行う接触型と、内蔵アンテナを利用して電波で通信を行う非接触型があり、非接触型ICカードでは、読み取り時の接触による表面の摩耗や損傷を受けにくい構造になっています。
ICカードリーダーが必要になる時とは?
自宅でICカードの読み込みが必要になる場面といえば、2016年1月から交付が開始されたマイナンバーカードを利用するマイナポータルサイトへのログイン時や、e-Tax(国税電子申告・納税システム)で確定申告をする時、本人確認書類の提出時に必要となるNFC読み取りなどが挙げられます。
スマートフォンでも対応できますが、ICカードリーダーを使用すれば、書類作成から提出までの一連の流れをPC1台だけで完結できるようになるため、複数の端末を使用した認証や手入力の一部を省き、たまにしか行わない作業を簡素化させるために活用する事ができます。
たまにしか使わないけど、あった方が楽というだけの話なので、複雑な認証手順を忘れがちな人には、ICカードリーダー・ライターを導入するのが特にオススメです。
ZOWEETEK ICカードリーダーICR0012のレビュー
ZOWEETEK ICカードリーダーICR0012のセット内容
今回導入したICカードリーダー・ライターは、ZOWEETEKのICR0012というAmazonや楽天市場でも購入する事ができるPC周辺機器で、セット内容はICカードリーダー・ライターICR0012本体と日本語の取扱説明書のみとなっています。
ICカードリーダーのサイズと2種類の読み込み方式
ICカード機能を有する各種カードの読み取りは、本体にカードを挿入する接触式と、本体の上にかざすだけの非接触式の両方に対応しており、ZOWEETEKのICカードリーダー・ライターの中でも多機能な製品となっています。
本体のサイズは長さ87mm×横幅65mm×厚み22mmの小型軽量設計で、据え置き型のデスクトップPCでの利用にも便利な長さ1mのUSB Type-Aケーブルで接続します。
実際にWindows 11をインストールしているPCのUSB端子に接続してみましたが、専用デバイスドライバーのインストールや本体の設定をする必要はなく、プラグ&プレイですぐに認識され、使用する事ができました。
マイナンバーカードを使用した接触式の読み込みでは、マイナポータルサイトへのログインも問題なくできましたが、非接触モードでもICR0012本体の上にICカードを載せるだけで認識され、赤色のLEDランプが点灯すると共に、「ピッ」という音でカードが認識された事を知らせてくれます。
ICカード機能を有するマイナンバーカードやクレジットカードは接触式と非接触式の両方で読み取る事ができ、自動車運転免許証についても非接触式で認識する事ができましたが、他にも在留カードや税理士用電子証明書、2023年1月からスタートした電子車検証の読み込みにも対応していると案内されています。
なお、公的個人認証サービスのJPKI利用者ソフトでは、ICカードリーダライタの自動検出によって非接触式のみが認識され、接触式で読み取れない場合があるようです。
実際にICR0012を使用した利用者からは、「ICカードリーダライタ設定」で「PC/SC対応」を選択し、接触式では「Generic EMV Smartcard Reader 0」、非接触式では「Generic Contactless Card Reader 0」を指定することで、それぞれの読み取り方式を切り替えられたという報告があります。
自動検出で正常に読み取れない場合は、こちらの設定を確認してみると良いでしょう。
中国製だけどセキュリティは大丈夫?
なお、中国で製造されている製品という事で、不審なデータの送信が行われていないか調べてみましたが、PCのネットワーク通信を一通り確認した限りでは、怪しいデータの送信履歴は見られず、少なくとも今回の調査では不審な通信を確認する事はありませんでした。
ZOWEETEK ICカードリーダーICR0012の製品情報
| メーカー・商品名 | ZOWEETEK ICカードリーダーICR0012 |
| セット方法 | タッチ(非接触式) 差込(接触式) |
| USB I/F | USB Type-A |
| 対応ICカード | マイナンバーカード IC車検証 免許証 パスポート 在留カード クレジットカード |
| マイナポータル対応 | 〇 |
| e-Tax対応 | 〇 |
| IC車検証閲覧対応 | 〇 |
| 出入国在留申請対応 ※Mac非対応 ※Windows版のChrome拡張機能が必要 |
△ |
| ドライバー インストール |
Windows不要 MacOS必要 |
| 本体サイズ | L87mm×W65mm×H22mm |
| コード長 | 1m |
| 対応OS | Windows 7/8/10/11 Mac OS |
| 価格 | 2,620円 (購入時) |
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンライン通販サイトでは、2,500円から3,000円程度の価格で販売されており、マイナンバーカードを使った確定申告や電子車検証の閲覧など、各種ICカードの読み込みを予定している方にとっては、比較的購入しやすい価格の便利な製品だと思います。















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