40Gbpsの高速伝送と2000MHzの広帯域に対応する「VENTION Cat.8 二重シールド有線LANケーブル」をレビューします。
オンラインゲームや動画ストリーミング、YouTubeライブ配信などでは、通信速度だけでなく、遅延やパケットロス、瞬間的な切断を抑えた安定したネットワーク環境が重要です。
今回は8mのVENTION Cat.8 LANケーブルを購入し、Starlink Miniを有線LAN接続して4Kライブ配信で実際に使用しました。
この記事では、Cat8規格のスペックや二重シールド構造、ケーブルの太さや取り回し、実際にライブ配信で使った通信安定性まで詳しくレビューします。
VENTIONとは?ネットワーク周辺機器を展開するメーカー
VENTION(ベンション)は、中国・深圳を中心とする電子機器産業圏で展開するネットワーク・デジタル周辺機器ブランドです。
LANケーブルのほか、HDMIなどの映像ケーブル、USBケーブル、USBハブ、充電器、電源関連製品など幅広いアクセサリーを販売しています。
日本国内ではAmazonや楽天市場などのオンラインショップを中心に製品が販売されており、比較的手頃な価格帯で購入できるネットワーク関連製品の選択肢の一つとなっています。
オンラインゲームやライブ配信で有線LANを使うメリット
Wi-Fiは高速化が進み、普段のウェブ閲覧や動画視聴では十分な性能を発揮します。
一方、オンラインゲームやYouTubeライブ配信など、通信の瞬間的な途切れや遅延が影響する用途では、有線LAN接続の安定性が大きなメリットになります。
特にライブ配信では、回線速度が十分でも、
・Wi-Fiの電波干渉
・周辺ネットワークとの混雑
・無線LANルーターや子機の不調
・ドライバーやOSアップデート後の相性
・一時的なパケットロス
・アップロード速度の急低下
などによって配信品質が不安定になる場合があります。
通信速度そのものには問題がないのに接続が不安定な場合は、Wi-Fiではなく有線LAN接続を試してみる価値があります。
Starlink Miniを安定させるため有線LAN化
Starlink MiniにはWi-Fi機能が内蔵されていますが、筆者の場合は花火大会や空港など屋外からYouTubeライブ配信を行うため、周辺環境によって無線通信が不安定になることがありました。
特に人が密集するイベント会場や、さまざまな電波が飛び交う場所では、通信速度そのものよりWi-Fi接続の安定性が気になることがあります。
そこでStarlink Miniと配信用PCを有線LANで接続するために購入したのが、VENTION Cat.8 二重シールドLANケーブルです。
VENTION Cat.8 二重シールドLANケーブルをレビュー
今回購入したのは、VENTIONのカテゴリー8(Cat.8)対応LANケーブルの8mモデルです。
Starlink Miniの設置場所から配信用パソコンまで多少距離を取ることを想定しつつ、ライブ配信時の取り回しを考えて8mを選択しました。
RJ45プラグに金メッキ接点を採用
コネクターにはRJ45プラグを採用し、接点部分には金メッキ処理が施されています。
LANケーブルを屋外のライブ配信などで使用する場合、通信性能だけでなく、抜き差しを繰り返しても接点が安定していることや、ケーブルを多少引っ張った際に簡単に抜けないことも重要です。
実際にStarlink側とパソコン側へ接続したところ、RJ45コネクターのロックもしっかり掛かりました。
二重シールド構造でノイズ対策
VENTION Cat.8 LANケーブルは、ツイストペアケーブルをシールドで保護した構造になっています。
アルミホイルシールドと金属編組による二重シールドを採用することで、周囲からの電磁ノイズや電波干渉の影響を抑え、安定したデータ伝送を狙った設計です。
外装のPVCジャケットまで含めたケーブル径は約5.5mmで、一般的な細いLANケーブルと比較すると太めです。
そのため、壁面に目立たないよう這わせたり、狭い隙間へ配線したりする用途では取り回しにくい場合があります。
一方、ケーブルの細さよりも通信安定性や耐久性を重視したい場合には扱いやすい仕様です。
Cat8は最大40Gbps・2000MHz対応
Cat.8(カテゴリー8)は、最大40Gbpsの伝送速度と2000MHzの周波数帯域に対応する高速LANケーブル規格です。
一般家庭ではCat.6Aの10Gbpsでも十分なケースが多いため、Cat8の40Gbps性能をそのまま活かせる環境は限られます。
ただし、LANケーブルを長期間使用したい場合や、将来的な高速ネットワーク環境への対応、二重シールドによるノイズ対策を重視する場合にはCat8を選ぶメリットがあります。
なお、実際のインターネット通信速度はLANケーブルだけで決まるものではなく、契約回線、ルーター、LANポート、ネットワークアダプターなどの性能によって上限が決まります。
Starlink Mini+4Kライブ配信で実際に使用
Starlink MiniにRJ45変換ケーブルを接続し、VENTION Cat.8 LANケーブルを使用してパソコンまで有線化し、YouTubeで4Kライブ配信を行いました。
屋外ライブ配信ではケーブルを踏んだり引っ張ったりする可能性もあるため、通信性能だけでなく物理的な耐久性も重要です。
実際に使用した範囲では、Starlink側・パソコン側ともコネクターがしっかり固定され、多少ケーブルに力が掛かっても簡単に接続が外れることはありませんでした。
Starlinkは衛星通信という特性上、上り・下り速度には時間帯や通信環境によって変動があります。
今回の環境では、Starlink Miniの近くでWi-Fi接続した場合と比較して、有線LANだから通信速度そのものが大幅に上昇するという結果ではありませんでした。
しかし、今回有線化した最大の目的は速度向上ではなく、通信の安定性です。
🔴飛行機の離着陸 仙台空港臨空公園 4Kライブ配信 Airplane Landings & Takeoffs at Sendai Airport
Wi-Fi接続時には、人が多い場所や周囲の電波環境によって通信が不安定になることがありましたが、有線LAN接続では安定したネットワーク環境でライブ配信を行うことができました。
極端な通信速度低下や一時的な接続切れも抑えられ、配信用途では有線LAN化するメリットを感じました。
VENTION Cat8 LANケーブルのメリット
実際に使用して感じた主なメリットは、通信速度そのものよりも安定性とケーブルの作りです。
・Cat8規格で最大40Gbps・2000MHzに対応
・二重シールドによるノイズ対策
・金メッキ接点を採用したRJ45コネクター
・太めのケーブルで屋外使用時にも安心感がある
・オンラインゲームやライブ配信など安定性を重視する用途に使いやすい
・Starlink Miniの有線LAN化にも利用できる
特にライブ配信では、最高速度よりも瞬間的な通信切断やパケットロスを減らすことが重要なので、有線接続との相性は良いと感じました。
デメリットはケーブルが太く取り回しにくいこと
一方、Cat8対応の二重シールドケーブルということもあり、一般的なLANケーブルより太くなっています。
デスク周りや屋外で一時的に使用する場合は気になりませんが、壁沿いに目立たないよう配線したい場合や、狭い場所へ通したい場合には細いLANケーブルの方が適しています。
また、一般家庭の1Gbpsや10Gbpsネットワークでは、Cat8の40Gbpsという最大性能をそのまま活かすことはできません。
そのため「40Gbpsだからインターネットが40Gbpsになる」という製品ではなく、高性能な規格とシールド構造を備えたLANケーブルとして考えた方がよいでしょう。
まとめ:通信安定性を重視する人におすすめ
VENTION Cat.8 二重シールドLANケーブルは、オンラインゲームや動画ストリーミング、YouTubeライブ配信など、通信の安定性を重視する用途に向いたLANケーブルです。
今回Starlink Miniを有線LAN化して4Kライブ配信で使用したところ、Wi-Fi接続時に気になっていた通信の不安定さを抑えながら配信することができました。
Cat8の40Gbps・2000MHzというスペックは一般的なインターネット環境ではオーバースペックになる場合もありますが、二重シールドや丈夫なケーブル構造を含め、長期間安定して使用できるLANケーブルを探している方には選択肢の一つです。
Wi-Fi接続でパケットロスや遅延、瞬間的な切断が気になる場合は、まず有線LAN接続を試してみるのも通信環境を改善する方法の一つだと思います。
















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