純正フォグランプに取り付けていたH16のLEDバルブが片側だけ球切れを起こしてしまったため、fcl.(エフシーエル)のホワイト・イエロー2色切り替えLEDバルブに交換してみました。
今回取り付けたのは、H8/H11/H16対応のfcl.カラーチェンジLEDバルブです。専用スイッチの追加や車内への面倒な配線作業を行わなくても、純正フォグランプスイッチのON/OFF操作だけでホワイトとイエローを切り替えられる便利な製品です。
この記事では、トヨタ・アベンシス ZRT272WのH16フォグランプをLEDに交換する方法をはじめ、取り付け時の注意点や光軸調整、従来使用していたLEDバルブとの明るさの比較、夜間の点灯動画などを紹介します。
※この記事で紹介しているfcl.の2色切り替えLEDバルブは旧モデルです。モデルチェンジによって切り替え操作やメモリー機能などの仕様が変更されているため、現在販売されている製品とは異なる場合があります。
fcl.(エフシーエル)の2色切り替えバルブとは?
fcl.(エフシーエル)のカラーチェンジLEDバルブは、純正フォグランプスイッチを操作するだけで、ホワイトとイエローの発光色を切り替えられる自動車用LEDバルブです。晴天時と雨・雪などの悪天候時で光の色を使い分けられるのが大きな特徴で、専用スイッチの取り付けや車内への配線の引き込みも必要ありません。
今回購入したホワイトスタートタイプは、最初にスイッチをオンにすると白色で点灯し、一度オフにしてから15秒以内に再びオンにするとイエローに切り替わります。20秒以上消灯すると初期状態に戻る仕組みなので、複雑な操作を覚える必要もありません。
普段、市街地を走行する際にはフォグランプを使用する機会がほとんどありませんが、大雪が降る夕方や吹雪で視界が悪くなった雪道では、黄色い光の方が路面の状態を確認しやすいと感じることがあります。
ただし、黄色い光だから必ず視認性が向上するわけではなく、天候や路面状況、フォグランプの配光によって見え方は異なります。また、フォグランプは霧や雨、雪などで視界が悪いときに使用する補助灯なので、必要のない状況では消灯することも大切です。
そろそろフォグランプのバルブを交換しようと考えていたものの、イエローだけでなく綺麗な白色光も使いたかったため、1つのバルブで2色を楽しめるfcl.のLEDフォグランプを選びました。
購入時に注意したいのは、バルブ後方にファン付きヒートシンクを収める十分なスペースがあるかどうかです。H8/H11/H16対応と記載されていても、車種や年式、フォグランプユニットの形状によっては取り付けられない場合があるため、事前に適合と取り付けスペースを確認しておく必要があります。
また、アイドリングストップ機能を搭載した車両では、エンジン再始動時の電圧降下によってLEDバルブが一瞬消灯し、意図せず発光色が切り替わる可能性があります。アイドリングストップ車だから必ず発生するわけではありませんが、車両側の電源制御やバッテリーの状態によって影響を受ける場合があるようです。
私の所有しているアベンシスにはアイドリングストップ機能がないため、その点については特に問題ありませんでした。
もう一つ、今回取り付けた旧モデルには、最後に点灯していた色を記憶するメモリー機能がありません。20秒以上消灯すると初期状態に戻るため、ホワイトスタートタイプであれば、エンジンを停止しなくても再びホワイトから点灯させることができます。
この仕様は分かりやすい反面、短い間隔でトンネルが連続する道路では少々不便に感じることがあります。オートライトによってフォグランプも連動して消灯する車両の場合、最初のトンネルを出てから15秒以内に次のトンネルへ入ると、再点灯時に発光色が変わってしまう可能性があるためです。
それでも、運転席から簡単にホワイトとイエローを切り替えられる利便性は魅力的なので、早速LEDバルブを取り付けてみることにしました。
フォグランプのバルブ交換作業
フロントのアンダーカバーを外す
まずはフロントバンパー下側のアンダーカバーを外し、フォグランプのバルブにアクセスできる状態にします。
今回作業したトヨタ・アベンシス ZRT272Wは、極端に車高を下げていなければ、リフトなどで車両を持ち上げなくても下側から手を伸ばして交換できる構造でした。
ただし、作業できるスペースは車両によって異なります。車体の下に潜る必要がある場合は、安全な場所で車両を確実に固定し、十分な作業空間を確保することが重要です。ジャッキだけで持ち上げた車両の下には入らないようにしましょう。
また、交換作業はエンジンと灯火類の電源を切り、バルブや周辺部品が十分に冷えてから行います。
コネクターを抜いて元の電球を外す
アベンシスのH16フォグランプに取り付けていたLEDバルブを取り外します。
この車両ではコネクターの位置がバルブの回転を妨げる構造になっていたため、先にコネクターを抜いてからバルブを取り外しました。
長い間取り外していなかったのでコネクターが固くなっていましたが、ロック部分を押しながら少しずつ動かすことで無事に取り外せました。無理に配線を引っ張ると断線やコネクターの破損につながるため、慎重に作業した方がよさそうです。
写真は、ホームセンターで購入して使用していたLEDバルブと、今回取り付けるfcl.カラーチェンジLEDバルブのコントローラーです。
新しいLEDバルブのコントローラー内部がどのような防水構造になっているのか分からなかったため、念のため前日に接合部分や配線の引き出し部分へシーリング処理を施しておきました。
ただし、これは私が独自に行った処理であり、すべての製品に必要な作業というわけではありません。コントローラーの放熱部分や通気構造を塞ぐと故障につながる恐れもあるため、基本的にはメーカー指定の防水方法に従う必要があります。
さらに、fcl.のLEDバルブとコントローラーを接続するコネクター部分には、緩みや水の侵入を防ぐ目的でブチルゴム系のシーリングテープを巻きました。
車両下部は雨水や融雪剤を含んだ水が入り込みやすい場所なので、コネクターの接続状態や防水処理には特に気を使いたいところです。
fcl.カラーチェンジLEDバルブの取り付け
古いバルブを取り外したら、逆の手順でfcl.のカラーチェンジLEDバルブを取り付けます。
今回購入した旧モデルは、六角ネジを緩めることでLED発光部を360度回転させられる構造になっており、フォグランプのリフレクターに合わせて発光面の角度を調整できます。
LEDバルブは取り付ける向きによって配光が大きく変わるため、リフレクターのラインとLEDチップの向きを確認しながら調整しました。今回の灯体では、リフレクターのラインに対してLEDチップが90度の方向を向く配置を目安にしています。
ただし、適切な角度はLEDバルブや灯具の構造によって異なるため、製品の取り付け説明書に従って調整することが基本です。
このLEDバルブはホワイトとイエローのLEDチップが異なる位置に配置されているため、発光色によって照射範囲や光の広がり方に違いが生じる場合があります。
左右のバルブで発光面の角度が揃っていないと、左右の配光にも差が出てしまうため、取り付け時には両側を同じ条件に調整する必要があります。
また、ホワイトとイエローでは配光が微妙に異なることがあるため、片方の色だけで光軸を決めるのではなく、両方の点灯状態を確認し、対向車を眩惑しない適切な高さに調整することが重要です。
実際にアベンシスへ取り付けたところ、片側の照射位置がかなり高くなっているように見えたため、壁に光を当てて配光を確認しました。この時点ではバルブの取り付け角度が原因だと考えていましたが、後にフォグランプ本体の光軸調整部分が破損していることが分かりました。
LEDバルブの点灯チェック
取り付けが終わったら、フォグランプのスイッチをオンにして点灯状態を確認します。
今回はホワイトスタートタイプを購入したので、最初は青みの少ない綺麗な白色光で点灯しました。左右とも正常に点灯しており、明るさにも大きな差は見られません。
続いて、ホワイトで点灯している状態から一度スイッチをオフにし、15秒以内に再びオンにすると、今度は鮮やかなイエローに切り替わりました。
写真を見ると車体がかなり汚れていますが、雪が降る日が多かったので、少し走るだけですぐに汚れてしまうんですよね・・(^^;
ホワイトとイエローの光り方を比較すると、LEDチップの配置が異なる影響なのか、私の車両ではイエローの方が左右に広く光が拡散しているように感じました。
もっとも、バルブ単体の明るさだけでなく、リフレクターとの相性や照射角度によっても見え方は変わります。実際の夜間走行では光軸が適切かどうかが重要になるため、交換後は必ず配光を確認しておきたいところです。
光軸調整については、後半で実際に確認した結果も紹介しています。
ホームセンターのLEDバルブとfcl.のLEDバルブの比較
以前ホームセンターで購入したH16用LEDバルブと、今回取り付けたfcl.のホワイト・イエロー2色切り替えLEDバルブを比較してみました。
写真の左側がfcl.のLEDバルブ、右側がホームセンターで購入したLEDバルブです。
どちらもイエローで点灯させていますが、見た目の色温度には大きな違いがない一方、明るさについては左側のfcl.の方が明らかに明るく感じます。
LEDバルブの明るさを比較する際には、ルーメン数だけでなく、実際に路面を照らす光の量や配光も重要になります。写真だけで正確な照度を比較することはできませんが、今回の組み合わせではfcl.の方が光の広がりと明るさの両面で好印象でした。
いわゆる爆光を売りにした製品ほど極端な明るさではありませんが、個人的にはこれぐらいの明るさがちょうど良いと感じます。
ヘッドライトとのバランスを考えても、フォグランプだけが必要以上に明るくなるより、適切な光軸で路面を照らしてくれる方が実用的です。対向車や歩行者への眩しさにも十分配慮する必要があります。
LEDバルブの取り付けと点灯確認が終わったら、コントローラーや配線を結束バンドで固定します。
今回のLEDバルブは純正品と配線の取り回しが異なるため、配線に無理な力がかからず、走行中の振動でコントローラーが動かない位置を選んで固定しました。
特に注意したのは、配線の重さや引っ張る力がバルブの接続部分に集中しないようにすることです。バルブ自体は正しい位置まで回して確実に固定し、結束バンドはあくまでも配線やコントローラーの保持に使用します。
また、水濡れ対策として、配線の途中に低い部分を設ける取り回しを意識しました。車両上部から流れてきた水が配線を伝ってコネクターへ向かわず、途中から下へ落ちやすくするための工夫です。
こうした配線の取り回しは一般に水の伝わり方を抑える方法として有効ですが、完全な防水を保証するものではありません。コネクターの防水状態を確認するとともに、ヒートシンクや冷却ファン、可動部などに配線や結束バンドが干渉しないように固定しておきます。
fcl.カラーチェンジLEDバルブを点灯してみました。
取り付けが完了したので、実際にfcl.のカラーチェンジLEDフォグランプを点灯させてみました。
今回のホワイトスタートタイプは、20秒以上消灯した後にスイッチをオンにすると、最初にホワイトで点灯します。
白い光は車両のヘッドライトとの色合いも合わせやすく、青みの少ない発光色が気に入りました。
なお、今回購入した旧モデルにはイエロースタートタイプもあり、購入時に最初の点灯色を選べるようになっていました。
続いてスイッチを一度オフにし、15秒以内に再びオンにするとイエローへ切り替わります。
ホワイトとは印象が大きく異なり、フォグランプらしい黄色い光が周囲に広がります。雨や雪で視界が悪いときに、運転席から簡単に発光色を変更できるのは便利ですね。
専用スイッチの追加や配線の引き直しをせず、純正フォグランプスイッチだけで2色を使い分けられる点は、この製品の大きな魅力だと思います。
fcl. Front Fog Lamp Yellow & White Color Change LED Bulb
夜間にfcl.の2色切り替えLEDフォグランプを点灯させ、ホワイトからイエローへ切り替わる瞬間を動画で撮影しました。
昼間に確認した際にはそれほど明るく感じなかったのですが、夜間の点灯動画を見ると、リフレクターに反射した光が周囲へ広がる様子や、ホワイトとイエローの発光色の違いがよく分かります。
特に、スイッチを操作した瞬間に光の色が変わる様子は、写真だけでは伝わりにくい部分なので、fcl.のカラーチェンジLEDバルブの切り替え動作を確認したい方には参考になる映像だと思います。
ただし、夜間に撮影した映像はカメラの露出設定によって明るさの見え方が変わるため、実際の路面照度を正確に示すものではありません。
純正H16ハロゲンバルブなどからLEDバルブへ交換した場合は、明るさだけでなく光の広がり方も変化することがあるため、取り付け後の光軸確認が重要です。
アベンシスでは、フォグランプの外側にある純正メッキリングの影響も考えられますが、光の拡散にどの程度関係しているのかは分かりません。そこで、実際に壁へ光を照射して配光を確認してみました。
その結果、右側のフォグランプは純正とほぼ同じか、やや低い位置にカットラインがありましたが、左側は光軸調整部分が破損していたため、照射方向が上向きになっていることが判明しました。
以前、車両にカモシカが衝突した際にフロントバンパーなどの交換をディーラーへ依頼したことがあるのですが、そのときの損傷が残っていた可能性があります。
左側のフォグランプは手で揺するとガタガタ動く状態だったため、光軸を調整した後、リフレクター上部にコーキング材を使用して応急的に固定しました。
ただし、これは破損箇所に対して私が行った応急処置であり、一般的に推奨できる修理方法ではありません。コーキング材による固定では耐久性や光軸の保持を保証できないため、本来は破損した調整機構やフォグランプユニットを適切に修理・交換する必要があります。
結果として、今回取り付けたfcl.のLEDバルブは、5年以上使用しても点灯不良や故障は発生せず、プラスチックレンズにも目立った異常は確認できませんでした。
もちろん、すべての車両で同じ耐久性が得られるわけではありませんが、私の使用環境では長期間にわたって問題なく動作しており、製品自体には満足しています。
ホワイトとイエローを簡単に切り替えられる利便性に加え、夜間の明るさや光の広がり方も好印象でした。H16フォグランプのLED化を検討している方には、取り付けスペースや配光、光軸調整の重要性も含めて参考になればと思います。
なお、今回レビューしたfcl.カラーチェンジLEDバルブはモデルチェンジによって販売終了となっており、現在販売されている製品とは仕様が異なります。この記事は旧モデルの取り付け方法と使用感を紹介した参考記事としてご覧ください。
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