2019年8月15日に宮城県亘理郡亘理町の鳥の海公園で開催された「わたりふるさと夏まつり2019」の花火大会を観覧してきました。2018年の会場移転から2年目を迎えた今回は、伝統的な成実ばやしと勇壮な山車運行パレード、鳥の海湾での灯籠流しなどが行われ、フィナーレには約4,000発の花火が亘理町の夏の夜空を彩りました。今回は、迫力のあるワイドスターマインや音楽とシンクロする美しいミュージックスターマインなど、2019年のわたりふるさと夏まつり花火大会の見どころを写真と4K映像でご紹介します。
わたりふるさと夏まつりの概要
宮城県亘理郡亘理町で毎年8月15日に開催される「わたりふるさと夏まつり」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波によって大きな被害を受け、従来の規模での開催が難しい時期が続いていました。震災後も犠牲者を追悼する法要や灯籠流しは継続され、2014年には花火が復活。2015年には山車パレードも再開され、5年ぶりの本格開催を迎えました。
再開当初は鳥の海湾や荒浜漁港周辺を中心に開催されていましたが、2018年からは陸上競技場やサッカー場などを備えた防災公園「鳥の海公園」にメイン会場を移転し、2019年も同公園を中心に開催されました。
祭りでは縁日やステージイベントのほか、伝統的な成実ばやしに合わせた山車パレード、鳥の海湾での灯籠流しなどが行われ、夜には約4,000発の打ち上げ花火がフィナーレを飾ります。
わたりふるさと夏まつり スケジュール
- 縁日 13:00~20:30
- イベント広場 13:10~17:50
- 法要 15:50~16:30
- 灯篭流し 18:20~19:20
- 成実ばやし・山車運行パレード 18:40~19:30
- 打上花火 19:30~20:10
勇壮な成実ばやしが響く山車運行パレード
わたりふるさと夏まつりの見どころの一つが、18時40分から花火大会が始まる19時30分まで行われる「成実ばやし・山車運行パレード」です。
震災前には約20基の山車がありましたが、東日本大震災の津波によってその多くが流失し、山車パレードも休止を余儀なくされました。その後、町内に残った2基と、亘理町の姉妹都市である北海道伊達市から寄贈された2基を合わせた計4基の山車によって、2015年にパレードが復活しました。
パレードでは、仙台藩初代藩主・伊達政宗の重臣であり、亘理伊達家の初代当主でもある伊達成実(だてしげざね)をたたえる「成実ばやし」の演奏に合わせ、色鮮やかな山車が鳥の海公園内を練り歩きます。勇壮な山車と威勢の良いお囃子が一体となった光景は、亘理町の歴史と伝統を感じられる祭りならではの見どころです。
音楽とシンクロしたミュージックスターマインもある花火大会
2019年のわたりふるさと夏まつり花火大会は、19時30分から約40分間にわたり、約4,000発の花火が打ち上げられました。
観覧会場となる鳥の海公園では、会場内のスピーカーからBGMが流れていますが、通常の打ち上げプログラムでは音楽と花火が連動しているわけではなく、祭りの雰囲気を盛り上げるための演出となっています。
花火の打ち上げ場所は観覧会場から近く、会場北側の広い敷地を利用したワイドスターマインや乱玉速射など、さまざまな種類の花火が次々と打ち上げられます。横方向に大きく展開する華やかな花火や、頭上に広がる大輪の花火を間近で楽しめるのが魅力で、打ち上げ音の響きとともに迫力や臨場感を味わえる花火大会でした。
花火の打ち上げ場所付近では、消防隊員の方々が警戒に当たっていました。写真では花火を眺めているようにも見えますが、打ち上げ中の火災や異常の発生、不用意な立ち入りなどに備え、来場者や周辺地域の安全を守る重要な役割を担っています。
観覧会場と打ち上げ場所の距離が近い花火大会だからこそ、こうした安全管理が欠かせません。実際に観覧してみると、単発の打ち上げ花火でも十分な見応えがあり、スターマインが連続して打ち上がる場面では、花火の光と音を全身で感じられるほどの迫力がありました。
そして、わたりふるさと夏まつり花火大会で特に見逃せないのが、フィナーレを飾る本格的なミュージックスターマインです。
通常の打ち上げプログラムが一通り終了すると、それまで会場内に流れていたBGMが止まるため、花火大会が終わったかのように感じられます。しかし、ここから始まるのが最大の見どころとなる音楽創作花火です。
フィナーレでは、コンピューター制御によって音楽と花火の打ち上げタイミングをシンクロさせ、曲のリズムや盛り上がりに合わせて色鮮やかな花火を次々と打ち上げます。
花火を担当したのは宮城県の煙火業者「株式会社佐藤煙火」で、赤川花火大会の全国デザイン花火競技会や土浦全国花火競技大会への出場実績もある花火師です。
2019年は、絢香さんの「はじまりのとき」に合わせたミュージックスターマインが披露され、繊細な音楽の表現と大きく広がる花火が見事に調和した美しい演出となりました。
特に印象的だったのが、中盤に打ち上げられた彩色千輪です。夜空いっぱいに色とりどりの小さな花が一斉に開く光景は本当に綺麗で、思わず見入ってしまいました。毎年楽しみにしているプログラムですが、今回も涙が出そうになるほど感動的なフィナーレでした。
わたりふるさと夏まつりの動画
[4K]わたりふるさと夏まつり花火大会 2019 フィナーレ ミュージックスターマイン Watari Fireworks Festival | Miyagi Japan
[4K]わたりふるさと夏まつり花火大会 2019 ハイライト Watari Fireworks Festival | Miyagi Japan [BGV]
2019年8月15日に開催された「わたりふるさと夏まつり花火大会」の様子を、YouTubeで4K高画質映像として公開しました。
1本目の動画では、株式会社佐藤煙火が手がけたフィナーレのミュージックスターマインを収録。絢香さんの「はじまりのとき」に合わせて打ち上げられる花火や、中盤の美しい彩色千輪など、音楽と花火が一体となった演出をご覧いただけます。
2本目の動画では、ワイドスターマインや乱玉速射をはじめとした花火大会全体の見どころを収録しています。宮城県亘理町の鳥の海公園で打ち上げられた花火の迫力と臨場感を、ぜひ映像でもお楽しみください。
今後の観覧場所を検討する際の参考として、また、ご自宅でゆっくり花火を鑑賞するための映像としてもご視聴いただければ幸いです。
わたりふるさと夏まつり アクセス・駐車場情報
わたりふるさと夏まつりの花火大会は、メイン会場となる鳥の海公園や鳥の海周辺から観覧できます。2018年から会場が鳥の海公園に移転したことで、公園内の広いスペースを利用して花火を楽しめるようになりました。
会場へは常磐自動車道の鳥の海スマートインターチェンジから車で約8分で、2019年は鳥の海周辺に無料の臨時駐車場が設けられていました。ただし、駐車場の位置や利用可能な台数、交通規制の範囲などは開催年によって変更される場合があるため、観覧を予定している方は事前に公式ホームページで確認することをおすすめします。
また、花火大会の終了後は一斉に帰宅する車で周辺道路が混雑し、交通規制が解除されても駐車場から出るまでに時間がかかる可能性があります。特に車で訪れる場合は、帰路の混雑も考慮して余裕を持った予定を立てておくと安心です。
以下は2019年開催時点の情報です。
| 開催場所 | 東北地方/宮城県亘理郡亘理町荒浜隈崎9−2 鳥の海公園 |
| 開催日時 | 2019年8月15日 13:00~20:30 (花火大会 19:30~20:10) |
| 花火打ち上げ数 | 4,000発 |
| 担当煙火店 | ㈱佐藤煙火 |
| 観覧場所 | 鳥の海公園・鳥の海一帯 |
| 駐車場 | 無料臨時駐車場あり |
| 交通アクセス | 常磐自動車道 鳥の海スマートインターチェンジから車で8分 |
| マップコード | 332 740 553*70 |
| 関連ウェブサイト | 亘理町観光協会 |










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