日本国民の総氏神とされる天照大御神を祀る伊勢神宮(三重県伊勢市)から、直接御神体を分祀された県内唯一の神社で、「宮城のお伊勢さま」として県民や市民から親しまれている、宮城県仙台市の仙台大神宮(仙臺大神宮)への参拝記録を写真とともにご紹介していきます!
宮城のお伊勢さま 仙台大神宮の成り立ち
仙台大神宮は、宮城県仙台市青葉区片平の仙台地方検察庁南側、仙台市民の憩いの場として親しまれている仙台西公園の東側付近に位置します。
伊勢神宮を本宗と仰ぎ、御分霊を勧請した由緒ある神社で、伊達騒動(寛文事件)の際に病を押して奔走し、忠誠を尽くした功績により、江戸において乗り物御免の栄誉を受けたと伝えられる仙台藩家老・茂庭周防の屋敷跡に鎮座しています。
明治4年(1871年)に伊勢で神宮教院が開設され、全国を31の教区に区分して各地に本部を設置することとなり、明治14年(1881年)、第4教区宮城本部の設立にあたって伊勢神宮の御分霊をこの地に勧請したことが、仙台大神宮の前身となる神宮教奥羽教会所の始まりです。
その後、明治32年(1899年)に神宮奉斎会宮城本部と改称されましたが、終戦後の昭和20年(1945年)にGHQが発した神道指令の影響を受けて宮城本部は解散し、翌1946年4月16日に宗教法人仙台大神宮として設立されました。
仙台大神宮の神門
仙台大神宮の神門は、仙台駅西口バスターミナルから西公園通りへと続く南町通りに面しています。
周囲をマンションやビルに囲まれた場所に鎮座する小さな神社ですが、滞在した約40分の間にも3~4組の参拝客が訪れており、市街地にありながら落ち着いた雰囲気の中で参拝することができました。
境内はそれほど広くないため、参拝だけであれば10~20分程度で巡ることができますが、御朱印を受けたり、「幸せ水みくじ」や「あわせ絵馬」などを楽しんだりする場合は、40分程度を目安にするとよいでしょう。写真撮影をしながら境内をゆっくり巡る場合も、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
神門付近には青葉通り側から入るコインパーキングの案内看板もありますが、神門の東側には参拝者向けの無料駐車場が用意されています。
駐車場の入口は南町通り側にある神門横のスロープとなっており、入口や駐車スペースが狭く、初めて訪れる場合は場所が少し分かりにくい印象でした。また、神社の裏手には有料駐車場もありますが、こちらも入口が分かりにくいため、車で参拝する際は周辺道路を含めて事前に確認しておくと安心です。
神門から続く参道には、可愛らしい提灯が吊り下げられていました。
手水舎と授与品
参道を進んですぐの場所には、初夏らしい彩りが加えられた手水舎があります。
仙台大神宮の花手水は、季節によって花の種類や飾り付けが変えられており、梅雨入り前の6月上旬に訪れた際は、寒色系を中心とした色鮮やかな花々が美しく飾られていました。花の彩りや配置も綺麗で、季節感を楽しめるお洒落な手水舎になっていました。
向かい側の授与所では、神社木札や各種お守り、絵馬などを受けられるほか、参拝や観光の記念となる仙台大神宮オリジナルの御朱印も用意されています。
通常の御朱印に加え、季節を感じられる月替わり御朱印や数量限定の切り絵御朱印などもあり、御朱印巡りを楽しんでいる方にも魅力的な神社です。通常の御朱印は御朱印帳への直接書き入れにも対応していますが、月替わりや限定の御朱印は書き置きでの授与となります。
また、水に浸けると文字が浮かび上がる「幸せ水みくじ」もありました。
一番下にある「あわせ絵馬」は、人に見られたくない願い事や、推し活に関する願い事などを書くのに人気があるそうです。
NiziU Live with U 2025の最前列祈願でも書いてくれば良かったような気もする・・。
仙台大神宮の拝殿と本殿
仙台大神宮には、天照大御神、豊受大神、天御中主大神、伊邪那岐大神、伊邪那美大神の五柱が御祭神として祀られています。
これらの神々を祀っていることから、健康長寿、恋愛成就、安産祈願、子授かり、厄除け、除災招福、所願成就、五穀豊穣、商売繁盛など、幅広い御神徳があるとされており、参拝の作法は二拝二拍手一拝となります。
また、仙台大神宮は宮城県における神前結婚式の草分けとしても知られ、縁結びの神社として信仰を集めています。
拝殿の隣には、賽銭箱や鈴が設置されたもう一つの社殿がありますが、こちらが仙臺大神宮の本殿です。
こっちは何?と思いながら参拝をしましたが、よくよく考えてみると、神門から真っすぐ一本の参道で繋がっている場所なので、その時点で気付くべきでした。
仙台大神宮の境内には、仙台城が築かれる以前の青葉山に存在していたと伝えられる千躰仏(千体仏)を祀る「千座霊神祠」もあり、千体仏の一部が保存されています。
この千躰仏が、千躰(千体)から千代、そして仙臺(仙台)へと変化した地名の由来になったと伝えられていますが、地名の由来については諸説あります。
千体仏は現在、仙台市内の複数の場所に分かれて保存されており、仙台大神宮以外では、愛宕山にある大満寺の千躰堂や、若林区上飯田の満蔵寺にも伝えられています。また、上杉にある天台宗・光禅寺にも、千躰地蔵尊にまつわる信仰が受け継がれています。
西公園に鎮座する櫻岡大神宮も伊勢神宮の内宮・外宮の御分霊を勧請した神社です。
両社に直接的な関係性があるわけではないと思いますが、櫻岡大神宮は元和7年(1621年)に仙台藩藩祖・伊達政宗公が伊勢神宮から御分霊を勧請した由緒ある神社であり、仙台大神宮で参拝した際には、あわせて立ち寄っておきたい場所です。
桜の名所として知られる仙台西公園の中にあり、仙台大神宮から約500メートルの距離に鎮座しているため、仙台市中心部での神社巡りや観光にもおすすめです。
仙台大神宮 交通アクセス・時間・駐車場情報
| 所在地 | 〒980-0812 宮城県仙台市青葉区片平1丁目3−6 |
| 時間 | 授与所受付:9:00~16:00(日によって変動あり) |
| 駐車場 | 参拝者用無料駐車場:普通車6台 D-parking 片平1丁目第1:普通車6台(30分 200円) |
| 交通アクセス | 仙台市営地下鉄東西線 大町西公園駅から徒歩約5分 東北自動車道仙台宮城ICから約7分 |
| 関連ウェブサイト | 仙台大神宮instagram |














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