2022年8月15日、宮城県亘理郡亘理町の鳥の海公園で開催された「わたりふるさと夏まつり」の花火大会を観覧・撮影してきました。新型コロナウイルス感染症の影響による中止を経て、3年ぶりに開催された夏まつりのフィナーレには、約7,000発の花火が登場。観覧無料でありながら、過去最大となる約400メートルの打ち上げ幅を生かしたワイドスターマインや、音楽とシンクロする美しい花火を間近で楽しむことができました。
わたりふるさと夏まつりの概要
宮城県南部の沿岸地域に位置する亘理郡亘理町では、例年8月15日に「わたりふるさと夏まつり」が開催され、町の夏の風物詩として多くの人々に親しまれてきました。
しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災では、亘理町の荒浜地区も津波によって甚大な被害を受け、従来の夏まつりは休止を余儀なくされました。その後も犠牲者を追悼する法要や灯籠流しは続けられ、2014年には「わたりふるさと夏の夕べ」として震災後初めて追悼花火が打ち上げられました。
翌2015年には「わたりふるさと夏まつり」が5年ぶりに復活し、縁日や成実ばやし、山車運行などの伝統行事とともに、東日本大震災の犠牲者を偲ぶ法要や灯籠流し、花火大会が行われる地域の夏祭りとして、再び多くの来場者で賑わうようになりました。
また、東日本大震災の津波によって被災した鳥の海公園は、防災機能を備えた都市公園として再整備され、2018年4月に開園しました。同年からは夏まつりの会場としても利用され、広い公園内から花火を観覧できるようになったほか、打ち上げ場所の変更によって多彩な花火演出が楽しめるようになりました。
2020年には新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって夏まつりが中止となり、2021年も通常の夏まつりは開催されませんでしたが、法要や灯籠流し、追悼花火を行う「わたり夏の夕べ」が実施されました。この年は鳥の海公園東側の堤防付近からサプライズ花火が打ち上げられ、亘理町の夜空を彩りました。
2022年のわたりふるさと夏まつり花火大会
2022年8月15日のわたりふるさと夏まつりは、2019年以来3年ぶりの開催となり、鳥の海公園を中心に多くの観覧客で賑わいました。花火の打ち上げには2021年の追悼花火と同様に鳥の海公園東側の堤防付近が使用され、この場所からの通常開催となる花火大会は初めての試みとなりました。
花火の打ち上げを担当したのは、宮城県岩沼市に拠点を置く株式会社佐藤煙火です。土浦全国花火競技大会での入賞実績を持ち、赤川花火大会などにも出場経験のある煙火店で、精巧な花火の製造技術に加えて、音楽と花火を組み合わせた演出にも定評があります。
2022年の花火大会では、打ち上げ幅を過去最大となる約400メートルに拡大し、コンピューター制御によって音楽と花火をシンクロさせるミュージックスターマインを全プログラムで実施。打ち上げ総数も約7,000発に増え、鳥の海公園の広い夜空を生かした迫力あるワイドスターマインが次々と披露されました。
会場と打ち上げ場所の距離が近いことも、亘理町の花火大会ならではの魅力です。色鮮やかな花火が左右に大きく広がり、頭上を覆うように咲き誇る光景は圧巻で、花火が開く瞬間の迫力や臨場感を存分に味わうことができました。
夏まつりは15時から始まり、会場では縁日や地元アーティストによる音楽ライブ、和太鼓の演奏、餅まきなどの催し物が行われました。例年実施されている成実ばやしや山車運行によるパレードは感染症対策のため中止となりましたが、荒浜漁港では東日本大震災の犠牲者や先祖を供養する法要が営まれ、鳥の海湾では来場者の思いを込めた灯籠流しも行われました。
その後、19時40分から約40分間にわたって約7,000発の花火が打ち上げられ、音楽に合わせて夜空を彩る華やかな花火が夏まつりのフィナーレを飾りました。花火の終了後には、打ち上げを担当した花火師と来場者が光を送り合うエールの交換も行われ、感謝の気持ちを伝える温かな光景が広がりました。
観覧無料でこれほど本格的な音楽花火やワイドスターマインを間近で楽しめるのは、わたりふるさと夏まつり花火大会の大きな魅力だと思います。
2022年のわたりふるさと夏まつり花火大会で撮影した映像を4K UHDの高画質動画としてYouTubeに公開しました。鳥の海公園の夜空いっぱいに広がる美しい花火や、約400メートルの打ち上げ幅を生かした迫力ある演出を、ぜひ映像でもお楽しみください。
2022年 わたりふるさと夏まつり花火大会の映像
【4K UHD】わたりふるさと夏まつり花火大会 | 過去最大400メートル幅 7000発の花火打ち上げ
わたりふるさと夏まつり アクセス・駐車場情報
わたりふるさと夏まつり花火大会の主な観覧場所は、宮城県亘理郡亘理町荒浜地区にある鳥の海公園とその周辺です。2022年は観覧無料で開催され、鳥の海公園の広い観覧エリアから花火を楽しむことができました。
会場周辺には駐車場があり、2022年の開催時には無料の臨時駐車場も設けられました。ただし、駐車場の場所や利用条件、周辺道路の交通規制は開催年によって変更される場合があるため、来場する際は事前に亘理町観光協会の公式ホームページで確認することをおすすめします。
また、花火大会の終了直後は大勢の観覧客が一斉に帰宅するため、駐車場の出口や周辺道路が混雑します。交通規制の解除後も駐車場から出るまでに時間がかかる場合がありますので、帰宅時は時間に余裕を持って行動してください。
| 開催場所 | 東北地方/宮城県亘理郡亘理町荒浜隈崎9−2 鳥の海公園 |
| 開催日時 | 2022年8月15日 15:00~20:30 (花火大会 19:40~20:20) |
| 花火打ち上げ数 | 7,000発 |
| 担当煙火店 | ㈱佐藤煙火 |
| 観覧場所 | 鳥の海公園・鳥の海一帯 |
| 駐車場 | 無料臨時駐車場あり |
| 交通アクセス | 常磐自動車道 鳥の海スマートインターチェンジから車で8分 |
| マップコード | 332 740 553*70 |
| 関連ウェブサイト | 亘理町観光協会 |









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