2019年7月20日に福島県相馬市の原釜尾浜海水浴場で開催された「海開きだヨ!全員集合 そうま浜まつり」は、東日本大震災からの復興を経て再開した海水浴場の海開きを祝うイベントで、前年の2018年に続いて2回目の開催となりました。夜には秋田県大仙市の花火会社・和火屋による約2,000発の花火が打ち上げられ、10号玉やミュージックスターマインなどが夏の夜空を美しく彩りました。今回は、2019年のそうま浜まつり花火大会の見どころを、写真と4K高画質映像でご紹介します。
原釜・尾浜海水浴場とは?
福島県相馬市の原釜尾浜海水浴場は、遠浅で比較的波が穏やかな海岸として知られ、2001年(平成13年)には水質や自然環境、景観、安全性、利便性などが評価され、環境省の「日本の水浴場88選」に選定された海水浴場です。
2011年3月の東日本大震災では津波によって大きな被害を受け、長期間にわたって遊泳できない状態が続いていましたが、損壊した防潮堤の復旧や海岸の整備、海中のがれき撤去、海水や砂浜の放射線モニタリングなどが進められ、2018年7月21日に震災後初となる8年ぶりの海開きを迎えました。
実際に訪れてみると、海水や砂浜も綺麗で、長い年月をかけて整備されてきた海岸の風景が印象的でした。周辺は海浜公園として整備され、人工磯や釣り桟橋なども設けられているため、海水浴だけでなく釣りや海辺の散策も楽しめる場所となっています。
そうま浜まつりのイベント概要
「そうま浜まつり」は、東日本大震災の影響で長期間閉鎖されていた原釜尾浜海水浴場の再開を祝うイベントとして2018年7月に始まり、2019年7月20日には「海開きだヨ!全員集合」をテーマに2回目の開催を迎えました。
会場では相馬の新鮮な魚を味わえる浜焼きをはじめ、スイカ割りやビーチフラッグ、ウォータースライダー、水上バイクなど、海辺ならではの様々な催しが行われ、特設ステージではダンスや音楽ライブなども披露されました。
会場に到着したのは夕方近くで、一時的に強い雨が降る場面もありましたが、地元の家族連れをはじめ大勢の来場者で賑わい、屋台やステージイベントを楽しむ人々の姿が見られました。
また、会場には日本テレビ系列のバラエティ番組「進ぬ!電波少年」などに出演し、エベレスト登頂にも成功したタレントのなすびさんも訪れており、地域の復興と海開きを祝うイベントを盛り上げていました。
そうま浜まつり 打上花火大会
そうま浜まつりのフィナーレを飾る花火大会は19時45分からの開始予定で、19時頃の原釜尾浜海水浴場は、まだ空に明るさが残る夕暮れの風景が広がっていました。
花火の打ち上げ場所は海水浴場北側の桟橋付近で、今回の撮影場所の目の前には人工磯が広がっていますが、満潮に近い状態だったため、海面に隠れて岩場の様子はほとんど確認できませんでした。
19時45分になると、カウントダウンとともに予定通り花火の打ち上げが始まりました。2019年のそうま浜まつり花火大会を担当したのは、全国花火競技大会「大曲の花火」などでも活躍する秋田県大仙市の株式会社和火屋で、最大10号玉を含む約2,000発の花火が次々と夏の夜空を彩ります。
今回の撮影場所はメイン会場から少し離れているため、音楽や場内アナウンスは聞こえにくいものの、打ち上げ場所に近く、夜空いっぱいに広がる花火の迫力を間近で楽しむことができました。
最大となる10号玉では、花火玉の内部に二重の芯を持ち、開花すると全体で三重の円を描く芸術玉「八重芯変化菊」なども打ち上げられました。
美しく整った同心円を描きながら色彩が変化する八重芯変化菊は、花火師の高度な技術が求められる花火で、鮮やかな光が夜空に大きく広がる姿は圧巻です。
このような芸術性の高い花火を観賞できるイベントは限られているだけに、原釜尾浜海水浴場の再開を喜び、相馬の復興を盛り上げようとする主催者や花火師の思いが伝わってくるようでした。
さらに、近年注目を集めている時差式花火も次々と打ち上げられました。
時差式花火は、花火を構成する星が時間差で光ったり色を変化させたりすることで、光が流れるような動きや回転するような動きを表現できる花火です。全体が一斉に変色する花火とは異なり、星の配置や変化するタイミングによって様々な模様が生まれるため、見るたびに異なる美しさを楽しめます。
本来であれば一発ずつ撮影することで星の変化を分かりやすく記録できたのですが、思わず美しさに見とれてしまい、写真では3発の花火を重ねて撮影してしまいました(笑)。
花火大会では、コンピューターによって打ち上げのタイミングを制御し、音楽に合わせて花火を展開するミュージックスターマインも披露され、フィナーレには横幅いっぱいに花火が広がるワイドミュージックスターマインが夜空を華やかに彩りました。
ただし、今回の撮影場所からは会場の音楽がほとんど聞こえず、打ち上げ方向も斜めになるため、花火師や主催者が意図した音楽と花火の一体感やワイドな演出を楽しむには、特設ステージのある原釜尾浜海水浴場の浜辺から観覧するのが最適だったと思います。
実はフィナーレが終わった後にもサプライズの花火が一発打ち上げられたのですが、すでにカメラの電源を切っていたため、残念ながら撮影できませんでした。
東日本大震災からの復興が続く相馬の海岸で、これほど美しい花火を観賞できたことはとても感慨深く、地域の人々や主催者、花火師の熱い思いが感じられる素晴らしいイベントでした。これからも来年、再来年と開催が続き、多くの人々が相馬の海に集まるきっかけになってほしいと感じました。
そうま浜まつり 打上花火大会の動画
2019年7月20日に福島県相馬市で開催された「そうま浜まつり」の打上花火大会を4K高画質映像でご紹介します。株式会社和火屋による10号玉の八重芯変化菊や時差式花火、ミュージックスターマインなど、約2,000発の美しい花火をお楽しみください。
[4K]2019 海開きだヨ!全員集合 そうま浜まつり 打上花火大会 Souma Fireworks Festival in Fukushima Japan
そうま浜まつり 日程・場所・駐車場情報
| 開催場所 | 〒976-0021 福島県相馬市原釜大津 原釜尾浜海水浴場 |
| 日程 | |
| 時間 | 10:00~20:30 花火打上 19:45~ |
| 駐車場 | 無料 600台 |
| 交通アクセス | 常磐自動車道 新地ICから車で11分 |
| マップコード | 208 896 044*24 |
| 関連ウェブサイト | 相馬市観光協会 |
2019年のそうま浜まつりは7月20日(土)に開催され、イベント当日は約600台分の無料駐車場が用意されていました。
原釜尾浜海水浴場には浜辺の手前や海岸北側に駐車場が整備されており、常磐自動車道の新地ICからもアクセスしやすい場所にあります。
なお、上記の開催時間や駐車場情報は2019年当時のものです。













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