新型コロナウィルス感染症の感染拡大で小中学校の休校が長引いてしまい、学校に登校しないで授業を受けるオンライン授業が始まりました。
その始まりも突然なんですよ・・
学校「明日からオンライン授業を始めます。パソコンやタブレットでログインして・・」
「は?」
多分ほとんどの家庭ではパソコンやタブレットが必ず一台はあるのだと思いますが、使う機会が少なければ初代Intel Core iシリーズや同時期に発売されたCeleronが搭載してあるパソコンが押し入れの奥で眠っていたりするのだと思います。
メインで使っているパソコンの他にIntel Core i5を搭載した2011年モデルのdynabookはあるのですが、しばらく電源を入れっぱなしにしていると全く操作を受け付けなくなるんですよ。
「突然オンライン授業を始めると言われても、パソコンやタブレットを買う予算が無いんだけど!!これから使うかどうかもわからないし・・」
新型コロナウィルス感染症の影響で始まったオンライン授業なので、普通はこんな感じの反応だと思います。
そんなわけで、オンライン授業や在宅ワークにオススメするパソコンを紹介したい所ですが、「とりあえず激安PCよりも、それなりにスペックの高い中古でもいいだろう。」と思う派なので、誰もオススメすることのないオンライン授業用のPCを紹介します。
それは
自作
予算0円
昨年自作パソコンを組み直した時に余ったパーツがあったのです。
その時の記事はこちら。
マザーボードやCPUがあったとしても、ベースになるパソコン本体がない事には何も始まらないので、パーツをかき集めながらクローゼットの中を探していたら棚の一部になっていたパソコン本体が一台ありました。
出典 : マウスコンピューター ニュースリリースより
2003年製のマウスコンピューターLUV NACHINES(ラヴマシーンズ)です(笑)
15年分の部品を集めて作ったと言いながら子供に引き渡したのですが、正確には17年分でした。
当時はHTテクノロジーを採用したIntel Pentium4の中でも割と高性能な方のCPUだったのですが、さすがに17年前の製品となるとほぼ化石に近いような状態で、今は無きMaxtorのハードディスクが入っています。
リテールクーラーが爆音だったので、初めてATXケースの中を開けて静音タイプのCPUクーラーに付け替えたのですが、自作パソコンを作る前はこの程度でもハラハラドキドキでした。
VAI〇などの既製パソコンに比べると、BTOパソコンは価格の割にスペックが高い印象があり、タワー型ケースであれば後で拡張やパーツの入れ替えも簡単?にできるのです。
さすがにこのままでオンライン授業をやれと言ったら一生恨まれそうなので、マウスコンピューターのPCケースをベースに予備や故障して使えなくなったパーツをかき集めて専用パソコンを作りました。
I/Oパネルが無かったりケース内部が汚れていたりしましたが、Intel Core i7 970をASUS RAMPAGE ⅢEXTREAMに搭載した旧自作パソコンに取り付けていた物を使用します。
電源ユニットはマルチレーンだったためなのか旧自作パソコンを製作した時に正常起動する事の無かったほぼ新品の物を使用しました。
シングルレーンの電源であればPC全体の最大消費電力次第で電源容量が決められるのですが、マルチレーンの場合は電源の容量が大きかったとしても、電力の供給自体は複数のレーンに分けられて行われているわけですから、特定のレーンだけで最大給電量を超えてしまったパーツがあると、それだけで安定した稼働が難しくなってしまうのです。
今回組んだPCではその電源が使えているので、RAID10にしていたせいか水冷オーバークロックをしていたせいのどちらかだと思いますが、とりあえず電源は入りました。
ですが、やはりCPUエラーでBIOSが立ち上がりません。
今はLGA1366のCORE i7 9xxシリーズでも中古で5000円以内で買えるので、ダメ元でCPUの接点をシリコンオフで掃除して再び取り付けてみます。
その後、電源を入れてみると・・
BIOSが立ち上がった!
Windows7をインストールしてFF XVベンチマークを通してみたら、やや快適なスコアで完走できました!
昨年自作PCも製作する前にバックプレートを取り付けてCPUの接点を掃除したら治っていたのでしょうね。
ちなみに古いパソコンのOSを入れ替える時に注意しなくてはいけない事なのですが、使用しているマザーボードの発売時期に主力だったOSから2世代先のOSに入れ替えると、ほとんどの純正ドライバーが対応しなくなって互換ドライバーでしか使えなくなる事もあるのでご注意を。
今回のオンライン授業用に作ったパソコンにWindows7をインストールしたのは、マザーボードのメーカーでWindows10に対応したドライバーを作っていなかったのが理由です。
オンライン授業程度であれば新品の激安パソコンでも良いのでしょうが、起動に時間がかかったりそれ以外に使えなかったりなどもするので、それだったら中古のある程度スペックが高めのパソコンの方がオススメです。
とりあえずドン・キホーテで19,800円で売ってる「NANOTE」は、新品でもオンライン授業さえまともにできないぐらいヤバいので、気を付けましょう。
今回のコロナウィルス感染症で政府から給付金が出ていますが、子育て世代で足りているかどうかと言ったら、足りていないような気もしています。
誰得な記事なのかはわかりませんが、とにかくぶっ壊れてもパーツを入れ替えるだけで長期間使える自作パソコンはいいぞ!ってだけの記事でした。
全国の父ちゃんがんばれ!
アイキャッチ画像 : photo AC / himawariin
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