宮城県仙台市宮城野区岩切に鎮座する青麻神社は、全国各地に広がる青麻信仰の総本社として知られる神社です。2019年5月2日には、天皇陛下の御即位と令和への改元を奉祝する榊流青麻神楽の特別な夜神楽「奉祝即位の礼記念演舞」が奉納されました。
毎年5月1日~3日に開催される青麻神社春季例大祭に合わせて行われたもので、普段は日中に奉納される伝統芸能を夜間に鑑賞できる貴重な機会となりました。この記事では、仙台市指定無形民俗文化財である榊流青麻神楽の歴史や特徴とともに、2019年に行われた天皇陛下御即位記念夜神楽の様子をご紹介します。
榊流青麻神楽
榊流青麻神楽(さかきりゅうあおそかぐら)は、江戸時代の文化4年(1807年)に、青麻神社の神主が京都の神祇伯白川家から伝授されたと伝わる伝統芸能です。仙台藩領内に伝えられた十二座神楽の一系統とされ、1991年(平成3年)10月1日に仙台市の無形民俗文化財に指定されました。
主に日本神話を題材とした14の演目が伝えられており、神々の物語や五穀豊穣、厄災退散などを舞によって表現します。ただし、一部には伝承が途絶えた演目もあり、奉納される演目はその時々によって異なります。
榊流青麻神楽の特徴は、神楽笛や太鼓、大拍子によるお囃子に合わせて舞が進行することです。歌や台詞を用いず、ゆったりとした「濫觴(らんじょう)」とリズミカルな「舞」の二節を基本として、舞手の所作によって神話の世界が表現されます。
かつては宮城県宮城郡利府町の入菅谷地区で伝承されていましたが、後継者不足によって存続が危ぶまれた時期もありました。その後、岩切青年団の有志が伝統を受け継ぎ、現在も榊流青麻神楽保存会によって大切に守られています。
青麻神社では、毎年5月1日~3日に春季例大祭が執り行われ、通常は5月1日と3日に榊流青麻神楽が奉納されます。仙台市宮城野区に伝わる歴史ある郷土芸能として、地域の人々に親しまれている神楽です。
2019年4月30日に当時の天皇陛下が退位され、翌5月1日に新たな天皇陛下が御即位されたことで、元号は平成から令和へと変わりました。
この歴史的な節目を祝うため、青麻神社では2019年5月2日に天皇陛下御即位記念夜神楽「奉祝即位の礼記念演舞」が特別に奉納されました。
通常の春季例大祭では日中に奉納される榊流青麻神楽ですが、この日は夜間に神楽が披露され、普段とは異なる幻想的な雰囲気に包まれました。
14の演目すべてが披露されたわけではなく、その一部を約2時間にわたって奉納。神楽笛や太鼓の音色が響く中、伝統的な装束をまとった舞手による演舞が繰り広げられました。
当日は令和最初のゴールデンウィーク期間中ということもあり、宮城県内外から多くの参拝者が訪れていました。
仙台市の伝統芸能である榊流青麻神楽を、天皇陛下の御即位を祝う特別な夜神楽として鑑賞できたことは、令和元年ならではの貴重な経験となりました。
青麻神社 榊流青麻神楽奉納 日程や交通アクセス情報
| 住所 | 〒983-0821 宮城県仙台市宮城野区岩切字青麻沢32 |
| 日程 | 2019年5月2日(天皇陛下御即位記念夜神楽「奉祝即位の礼記念演舞」) 2019年5月1日~3日(春季例大祭) 2019年5月1日・3日(榊流青麻神楽奉納) |
| 駐車場 | 無料 |
| 交通アクセス | 仙台北部道路 利府しらかし台ICから車で約5分 |
| マップコード | 21 892 798*05 |
| 関連ウェブサイト | 青麻神社 |









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