パソコンに内蔵している3.5インチハードディスクドライブや5.25インチブルーレイドライブを外付け化して、データの移動やBDやDVDコンテンツの視聴に活用できるGROOVY(グルービー)のSATA-USB3.0変換アダプターをレビューしていきます!
記事内の目次
内蔵3.5インチHDDや5.25インチBDドライブを外付け化するSATA-USB3.0変換アダプターUD-3000SAのレビュー
最近のATXケースは5.25インチベイが無い場合が多い
一昔前は5.25インチBDドライブベイと複数の3.5インチドライブベイを備えたPCがほとんどでしたが、近年は5.25インチドライブベイどころか3.5インチドライブベイが少ないATXケースが増えてまいりました。
今はインターネット上からデバイスドライバーをダウンロードしたり、映像コンテンツもインターネットを通して視聴する事が多くなってきて、DVDやブルーレイディスクの需要も減少傾向にありますが、複数のM.2 SSDをマザーボード上に取り付けられるようになった事から、ドライブベイが必要無くなったのが理由にあるのではないかと思われます。
ほとんどの場合は大容量記録メディアを必要としないPCユーザーの方が多いかと思いますが、筆者の場合のように大量の映像データや写真データを保存するとなると話は別で、複数のハードディスクドライブが取り付けられるATXケースを選ぶ必要がありました。
それが、HDDを最大9台搭載可能で見た目も良いゲーミングフルタワーケース、Cooler masterのHAF700です。
内部のパーツは全て旧PCから取り外したハードウェアのみで構成されていて、水冷ホースとクーラントを交換した以外は新たに購入した物が無かったのですが、移植作業中にHAF700には5.25インチベイが無い事に気付いたのです。
3.5インチドライブベイの数と480mmラジエーターを内部に収める事に気を取られていて、内蔵ブルーレイドライブを移植しなければいけない事をすっかり忘れていました。
でも、よくよく考えてみると常設するほど使ってはいませんでしたし、わざわざ買い替えたりリムーバブルケースを購入するほどではないと思って、GROOVY(グルービー)のSATA-USB3.0変換アダプターを購入いたしました。
GROOVY(グルービー)のSATA-USB3.0変換アダプターをレビュー
今回購入をしたGROOVY(グルービー)のSATA-USB3.0変換アダプターには、アダプター本体とUSB3.0ケーブル、ACアダプターとソフトウェアインストールCD-ROM、ユーザーズマニュアルが付属します。
CD-ROMはFAT32フォーマッターやファイナルデータ体験版、データリカバリーなどのゴミソフトが入っているのみなので、Win98SEで使用する時以外は、捨てちゃっても大丈夫です。
アダプターの接続は5.25インチBDドライブのSATA端子とSATA電源端子に挿入し、ACアダプターとUSBケーブルを接続してから電源を入れるだけで使用する事が可能です。
Windows11をインストールしているPCを起動してアダプターのスイッチをオンにすると、プラグ・アンド・プレイで無事に起動が完了しました。
Windows11のデバイスとドライブにもUSBで接続したBD-REドライブが表示され、挿入をしたブルーレイディスクの容量も正常に読み込めている状態まで簡単に持ち込めました。
残るは、ブルーレイディスクに収録されている映像を正常に読み込んで、USBで転送が出来ている事を確認できれば接続作業は完了となります。
後で大容量HDDに入れ替える時にもUSB-HDD変換アダプターを使用する事になると思いますが、内部SATAコネクターを全部使い切ってしまった時の仮接続にも使えますね。
無料ソフトウェアのLeawo Blu-ray Playerを使用して、鬼滅の刃劇場版を読み込みましたが、煉獄さんの最期で号泣するまで一度も止まらずに読み込んでいた事を確認する事ができました。
無事にブルーレイドライブの読み込みチェックを終えられたので、引き続き2.5インチSSDを接続して転送速度のチェックです。
使用をしたのは8年前に購入をしたSanDiskのSDSSDHⅡ-960Gで、シーケンシャルリード550MB/s・シーケンシャルライト500MB/sが公称値となります。
経年劣化もあるため、正確な数値は出ていないものだと思ってはいますが、シーケンシャルリードで100MB/s近い速度低下は認められるものの、実用上は問題が無いレベルだと判断しました。
筆者の場合は一時的なBlu-rayドライブの接続やHDD換装時にデータをコピーするために購入をしましたが、内蔵ストレージを外部ストレージとして使用する用途としても充分な性能ではないかと思われます。
まとめと購入について
今回はATXケースの交換で、行き場を失ってしまった5.25インチBDドライブを接続するためにGROOVYのSATA-USB3.0変換アダプターを購入しましたが、電源の接続が必須項目となる3.5インチハードディスクドライブの接続、満タンになってしまったHDD内のデータを新しいHDDに移し替える作業など、常設するほどでもないけど、時々BDやHDDを接続する必要がある方にオススメできる周辺機器だと思います。
ちなみに2.5インチHDDやSSDの場合は外部電源を必要としていないため、SATA-USB変換ケーブルや2.5インチSATA-USBリムーバブルケースの購入で大丈夫です。
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