空気の通り道を作って発熱しやすいゲーミングノートPCの冷却効果を高めながら、ノートパソコン収納バッグなどに入れて、折り畳んでコンパクトに持ち運ぶ事が可能な、簡単組み立てアルミニウム製折り畳み式ノートPCスタンドのレビューをしていきます!
記事内の目次
コンパクトで持ち運びに便利な折り畳み式アルミノートPCスタンドのレビュー!
ノートPCを直置きしたくない人にオススメ!
屋外でノートパソコンを使用する機会が多く、パソコンデスクを用意できない時や場所が限られている場合に、地面に直置きしないといけない場合もあります。
自分の場合はそれに抵抗があって、カメラバッグの上に乗せて使用していたのですが、不安定さが気になってしまう事もありました。
それが一つの理由ですが、もう一つはノートパソコン背面の吸気口を塞いでCPUやGPUの温度が高くなってしまい、高負荷状態が長く続くゲームプレイや動画編集などで、パフォーマンスが下がってしまう事が気になってしまったのです。
特に大風量を必要とするゲーミングノートPCは、背面の大部分を吸気口が占めており、直置きをする事によって背面の狭い隙間で抵抗が生じ、冷却効果が下がってしまう事もあるのです。
つまり、屋外での不安定な場所での使用や、CPUとGPUの冷却対策などの課題がある状況で、バッグに入れて持ち運ぶための収納スペースが既に足りなくなっていたのです。
そんな時に見つけたのが、折りたたみ式7段階調節のノートパソコンスタンドでした。
ノートPCスタンドを折りたたんだ状態のサイズ
折りたたみ式7段階調節ノートパソコンスタンドを収納モードにした時のサイズは、長さ260mm×幅45mm×厚み27mmになります。
バッグの空きスペースや小ポケットなど、少しの隙間さえあればどこにでも収納させる事が出来る超コンパクトサイズにまで折り畳む事ができます。
ノートパソコンスタンドを入れるための収納袋付きなので、バッグに入れて持ち歩いている時の振動で、一緒に入れている中の物を傷つけてしまう心配もいりません。
ノートPCスタンドを広げた時のサイズと機能
ノートパソコンスタンドを広げると幅185mmまで広がって、上部ホルダー部の高さは65mmから145mmまで下部ステーの7つの穴にステーを引っかけて7段階で調整をする事が出来ます。
素材は厚さ4mmのアルミニウム合金製で、故意に力を加えて曲げてしまおうとでもしないと、曲がってしまう事は無いしっかりとした素材は使われておりました。
両側を繋ぐステーはダブルM型構造となっており、重量のあるゲーミングノートPCなどをしっかりと支えながら、収納をする時も引っかかる事が無くスムーズに動いています。
また、ノートPCと接触する部分全面にシリコンパッドが貼られており、傷防止と滑り止めの両方の役割を果たしてくれます。
スタンド裏面や折り畳んだ時に上部と下部が接触する部分にもシリコンパッドが貼られていて、デスクや本体に傷がついてしまう事を防止してくれています。
重量のあるゲーミングノートPCもしっかりと保持
アルミ製ノートPCスタンドに乗せるのは、第13世代 インテルCPU Core i7 13620HとNvidiaのGPU RTX4060が搭載されたLenovoのゲーミングノートパソコン LOQ 15IRH8 82XV006JJPとなります。
画面サイズ15.6インチで本体の重量は約2.4kgありますが、シリコンパッドの滑り止め効果もあって、タイピング時にもぐらぐらとした不安定感も無く、しっかりと保持してくれていました。
7段階中の4段目の穴にステーを引っかけると、ノートPCの前面で下から15mm、後方は145mmまで持ち上がり、高低差は約130mmになりました。
使用する場所にもよりますが、イス付きのパソコンデスクでは、4段階目が一番タイピングをしやすいようにも感じました。
ノートPCスタンドの冷却効果
Lenovoのゲーミングノートパソコンは、CPUとGPUの性能を最大限に引き出すためのパフォーマンスモードで、冷却するための空冷ファンが全速力で回転し、またCPUとGPUの発熱も最大となります。
FFXVベンチマークを使用して、スタンドの上に乗せずにパソコンデスクに直接Lenovo LOQ 15IRH8を置いた状態の温度と、アルミ製ノートPCスタンドを4段階目まで上げた状態で、GPUの温度を両方で比較をしてみました。
LenovoのゲーミングノートPCで電力設定などを行える純正ソフトウェアLenovo Vantageでパフォーマンスモードに設定し、GPUオーバークロックツールでGPU+150MHz・VRAM+200MHzに設定した状態での計測となります。
Lenovo LOQ 15IRH8を直置きした状態の温度
Lenovoのゲーミングノートパソコン LOQ 15IRH8 82XV006JJPをパソコンデスクの上に直置きすると、GPUの温度が最大で87.8℃に達し、VRAMの温度は最大で110℃に達していました。
机の天板とノートPC背面の隙間が5mm程度しか空いておらず、その狭い空気の通り道が抵抗となった事や、本体裏面から発する熱を吸気口から再び取り込んでしまって冷却効果が下がってしまった事が要因だったと考えられます。
デスクトップPC用RTX 4060と同等の性能を持つラップトップ向けGPUとVRAMを同じぐらいまで冷却する事自体無理があるかとは思いますが、割と高めの温度で稼働している状況になっている事が分かりました。
Lenovo LOQ 15IRH8をスタンドに乗せた状態の温度
折り畳み式アルミ製ノートPCスタンドを4段階目まで上げた状態で計測をすると、GPUの温度は最大で82.2℃、VRAMの温度は最大で104℃まで下がっていました。
スタンドが吸気口の一部に重なってしまってはいますが、それでもGPUで-5.5℃、VRAMは6℃も下がっておりましたので、空冷ファン付きスタンドを使うまでもなく、折り畳み式アルミ製ノートPCスタンドを使用するだけで充分な冷却効果があったと考えても良いのでしょう。
インテルCPU Core i7 13620HとNvidiaのGPU RTX4060が搭載されたLenovoのゲーミングノートパソコン LOQ 15IRH8 82XV006JJPは以下の関連記事カードリンクでご紹介しています。
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アルミ製ノートPCスタンドのまとめ
屋外でのライブ配信でノートパソコンを地面に直置きしたくないという理由だけで購入をした折り畳み式アルミ製ノートPCスタンドでしたが、重量のあるゲーミングノートパソコンをしっかりと保持して、背面を浮かせる事で冷却性能も高めてくれるしっかりとした製品である事が分かりました。
問題点と言えば、片手でPCスタンド広げてもう片方の手でパソコンを上に乗せるのが難しい事。
左右の下側スタンドが独立して動くような構造になっているため、机の上などにノートPCスタンドを置いてから高さを調整しないと、どちかか片方のロックが外れてしまうため、片手でPCを持ちながらもう片方の手でスタンドを調整しながら設置する方法はよっぽど器用じゃないと難しく感じます。
ノートPCを使う時の目線の高さを調整したい方や、ゲームプレイ時や動画編集時の冷却効果を高めたい人などに特にオススメできる製品だと思います。
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