壁紙をブルーグレートーンで塗装すると同時に、たばこのヤニ汚れが長年蓄積して黄ばんでしまった天井のクロスをカインズのホワイティカラー、ニッペSTYLE DIYのスノウホワイトで塗りました。カインズとニッペそれぞれの塗料を比較すると共に、ペンキの塗り方などをご紹介します。
記事内の目次
部屋のリフォーム、天井壁紙と巾木・ドアを白で塗装する方法を解説
黄ばんだ壁紙をまるで新築のような部屋になるように、壁紙屋本舗のイマジンブルーグレートーンペイントのマーメイドスプラッシュで全塗装をすると共に、巾木や天井壁紙、ドアを白に塗り分けてお洒落な部屋に仕上げました。
この記事では、天井と壁・巾木の塗り分け方法や本塗装前の下塗りの施工方法の他、必要な塗装用品について解説をしていきます。
天井塗装に使用した塗料と塗装用品
今回の壁紙塗装で使用した塗料と塗装用品は上の画像のようになりますが、カインズのホワイティカラーズ スターターキットに入っているローラーはハネが少なく、クロスの凹凸面にも塗料が食い込んでくれるのでオススメ!
他にもマイクロファイバーのローラーも購入していましたが、スターターキットに入っていた中毛タイプのポリエステルローラーが一番塗料の使用量が少なく、ムラなく仕上げられたかと思います。
壁と天井塗装に使用した塗装用品一式
マスキングテープや養生用品は長期在庫を抱えていたため、手持ちの物で間に合わせる事が出来ましたが、今回の5.5畳2部屋の塗装では以下の商品を購入しております。
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- カインズホワイティカラーズ スターターキット・・マスキングテープ 24mm×18m・缶オープナー・ローラートレイ7インチ・トレイ内容器・ハケ 50mm・スライドポール(全長345~720mm)・ローラーセット6インチ
- ハケ 30mm・15mm・・際塗り用と修正用に別途購入
- カインズホワイティカラーズ スターターキット・・マスキングテープ 24mm×18m・缶オープナー・ローラートレイ7インチ・トレイ内容器・ハケ 50mm・スライドポール(全長345~720mm)・ローラーセット6インチ
- マイクロファイバーローラー・・仕上げ用に購入しましたが、スターターセットのローラーが使いやすかったため下塗り用のみに使用
- アサヒペン ヤニ・アクどめシーラー 2L×2・・壁紙の下塗りとヤニ汚れの染み出しを防止するために使用
- 壁紙屋本舗イマジンブルーグレートーンペイント マーメイドスプラッシュ 4L・・壁紙ペイント用に使用したペンキ
- カインズ ホワイティカラーズ パーフェクトホワイト 2kg・・天井の上塗りとドアの仕上げ用に使用したペンキ
- ニッペSTYLE DIYペンキマットフィニッシュ スノウホワイト 2kg・・別室の天井上塗り仕上げ用に使用したペンキ
- 床の上に敷くブルーシートやレジャーシート・・花火大会終了後の会場から持ち帰ったもの
本来は自室用のみに購入をしていましたが、壁紙屋本舗のイマジンブルーグレートーンペイントの伸びが非常によく、別室の仕上げも出来るぐらいの量が余っていたため、ヤニ・アクどめシーラーを2L追加して合計4Lを使用、天井用にニッペSTYLE DIYペンキマットフィニッシュを追加して合計4Lの白を使用しました。
また、今回使用した塗料については以下のように評価をしました。
購入をした塗料の評価
カインズと壁紙屋本舗の塗料は濃度が高めで一度塗りでも非常に染まりやすい商品だったのですが、ニッペSTYLE DIYはシャバシャバしていて染まりの悪さと塗りにくさが目立ち、ムラ消しまでするなら2倍の量が必要なぐらいでした。
商品名 | 塗料の乗りと塗りやすさ | 塗料の伸び | 塗料の濃度 | 使用量 |
壁紙屋本舗イマジンブルーグレートーンペイント | ◎ | ◎ | 濃い | 少ない |
カインズ ホワイティカラーズ パーフェクトホワイト | ◎ | ◎ | 濃い | 少ない |
ニッペSTYLE DIYペンキマットフィニッシュ | △ | 〇 | 薄い | 多い |
マスキングテープを貼りやすい木部の枠を先に塗装
木部のドア枠や巾木などは中性洗剤で汚れを落としてから、紙やすりなどを使用して足付けをし、脱脂をしてからホワイティカラーズ パーフェクトホワイトをハケ塗りしました。
壁紙を塗装する時に凹凸が少ない面にマスキングテープを貼った方がはみ出しや色のにじみが少ないので、平らな面が多い巾木等を先に塗装しておくのがオススメです。
また、汚れ落としと脱脂を丁寧にしておかないと、マスキングテープを剥がす時に剥がれる原因になってしまう事に注意は必要です。
ウォールペイント用塗料は壁紙と木部兼用で使用できますが、カラーサッシなどの金属部品には塗装が出来ない塗料となっているため、金属部分との塗り分けをするための養生は必要です。
枠外側の壁紙は後でイマジンブルーグレートーンで塗装をするので、厚塗りにならない程度にはみ出しても問題ありません。
下塗り用の養生とヤニ止め水性シーラーの塗装
花火大会の有料席から持ち帰ったレジャーシートが大量にあったので、マスカーのような養生用品は購入をしませんでした。
塗装箇所の直下にレジャーシートを敷いて、床にペンキの雫が垂れないように、移動をさせながら塗装を進めています。
予めパーフェクトホワイトで塗装をした巾木の上に24mmのマスキングテープを貼って、下塗り用の水性ヤニ止めシーラーを塗布していきます。
マスキングテープを貼った箇所に沿って100mm幅ぐらいでハケ塗りをしておくと、ローラー塗りをする時に壁側に寄せる必要が無くなって、シーラー塗りを一気に進められるようになります。
ヤニ・アクどめシーラーや水性シーラーなどの様々な名称の商品が出ていますが、長年蓄積したタバコのニコチンやタールの汚れだけではなく、少なからず油汚れなどもあるものなので、ヤニ止め入りのカチオン系シーラーを使って滲み出しを防止します。
マスキングテープに沿ってハケで下塗りを済ませたら、ローラーを使用して一気に下塗り用シーラーを塗装していきます。
クロスの凹凸面が潰れない程度に押し当てながら、クロス目の凹んだ部分を埋めるように塗ると、少ない使用量で上塗り時の塗料の吸込みも最小限に済ませられます。
元の壁紙の色が浮き出てしまうぐらいの薄さで塗りましたが、クロスの凹み面にさえしっかりと下塗り塗料が入っていれば黄ばみの滲み出しはありません。
そのままマスキングテープは剥がさずに、仕上げの上塗り塗料を塗っていきます!
カインズのホワイティカラーズ パーフェクトホワイトを上塗り塗装
下塗りと同様にマスキングテープを貼った箇所から内側に、カインズのホワイティカラーズ パーフェクトホワイトを筆幅で塗っていきます。
カインズのホワイティカラーズは一回塗りでも染まりやすいため、ローラーが入りにくい場所のみをハケで厚めに塗って、天井内側の未塗装部分に塗り広げて、ローラーを使用した塗装時に段差が残らないようにしました。
カインズのスターターセットに付属したローラーは、クロスの凹み面に塗料を押し込んでくれる特徴がある中毛のローラーとなっているため、一回塗りでもムラなく色を染める事ができました。
ローラーから垂れない程度に塗料を染み込ませて、押し当てた箇所を中心に縦横斜めと動かしていくと、ムラが出にくく綺麗に仕上げる事ができます。
水を少しずつ足して塗料の使用量を削減
半日がかりで上塗りまで済ませる事ができましたが、もう一つ塗料の使用量を少なくするコツを。
時間の経過と共に、ローラートレイに移したペンキから徐々に水分が抜けて固くなってしまう事もあるため、少しずつ水を足しながら塗装を進めていくと、最後まで同じ固さを維持しながら使用量を最小限に抑えて塗装を進めて行く事ができます。
塗り残しが無いかチェックをして、天井の養生用に貼ったマスキングテープを剥がしたら、天井の塗装作業は全て完了です。
1日待って全て乾燥したら、天井のムラが消えてとても綺麗な仕上がりになりました。
カインズとニッペのペンキの粘度の違い
その一方で、塗料がシャバシャバで染まりが悪かったニッペ STYLE DIYのスノウホワイトはムラ消しや木部塗りをするまでは塗料が足りずに、若干ムラが残る感じに・・。
大手塗料メーカー日本ペイントが販売している塗料なので間違いないと思っていたのですが、DIY用に薄めすぎているせいか、カインズや壁紙屋本舗のウォールペイント用ペンキの塗りやすさとは差が生じてしまった結果になりました。
2部屋合計の塗料使用量とまとめ
天井と一緒に巾木やドアの塗装もしましたが、6畳から7畳で2kgの塗料1缶が使用量の目安となり、下地のヤニ止めシーラーは壁の塗装も含めて1部屋で1缶の使用量となりました。
壁紙塗装を含めると、2部屋合計で25,000円で全て塗り終える事が出来たので、1部屋のリフォーム費用は12,000円の激安価格となりました。
低予算で部屋をお洒落にリフォームするのであれば、初心者でもDIYで簡単に施工出来るウォールペイントがオススメです。
壁紙屋本舗のイマジンブルーグレートーン マーメイドスプラッシュ塗装編については、以下の関連記事カードリンク内の記事にてご紹介しております。
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