宮城県大崎市の鳴子温泉郷の南側に位置する、強酸性のカルデラ湖「潟沼」を動画や写真と共にご紹介します。
自然豊かな風景を楽しめると共に、天候などの条件によって水の色がエメラルドやブルーなどに変わる事で知られ、鳴子温泉への宿泊客や大崎市への観光で訪れた人にもオススメできる観光名所です。
記事内の目次
鳴子温泉郷の潟沼について
宮城県大崎市の江合川沿いにある鳴子温泉郷は、東北有数の紅葉スポットとして有名な鳴子峡の東側に位置する温泉街で、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つの温泉街を合わせて鳴子温泉郷と呼び、日本百名湯の一つにも選出されています。
その鳴子温泉街から南東へ約1.2km、車で10分ぐらいの場所に潟沼と呼ばれる強酸性の水質を持つカルデラ湖があります。
世界でもトップクラスとなるph2.4の強酸性の水質を持つ潟沼の水の色は、天候などの条件によってエメラルドやブルーなどに変化する事で、自然の色とは思えない程の幻想的な美しさを楽しめます。
この沼が形成された理由は定かではありませんが、続日本後紀によれば、「玉造塞温泉石神が雷響振動し、昼夜止まない。温泉が河を流れ、その色は漿のようである。加えてもって、山が焼け谷が塞がり、石が崩れ木を折り、更に新しい沼を作った。沸く声は雷のようである」と記されております。
続日本後紀の通りであれば、噴火の際に硫黄を含んだ源泉が噴出し、温泉の川の流れを崩れた岩石が堰き止めて形成した堰止湖が、潟沼の事なのではないかという事になります。
魚が一切生息できない酸性湖である潟沼
潟沼の底からは絶えず熱泉ガスや水蒸気が発生しており、現在も世界トップクラスの強酸性度となるph2.4の強酸性湖となっている事から、魚などの水生生物は一切生息できません。
その代わりに季節によってはサンユスリカと呼ばれるユスリカの一種が大量に飛び回っておりますが、蚊に似ていて少々目障りなぐらいに飛び回っていても、人を刺す事が無い昆虫の一種となっております。
天候や水質によって水の色が変化し、乳白色が混じる事も
湖面の色はエメラルドやブルーまたはグリーンなど様々な色に変化して、時々乳白色が混じり合う事もあります。
天候や水の中の硫黄分の量で色が変化したり、対流によって攪拌が起きた後に白く濁る事もありますが、北側にある鳴子温泉も7色に変化する泉質を持っているので、源泉の泉質と似たような特性なのかもしれません。
水の中から気泡が水面に浮き上がって来ていると、対流や攪拌が始まります。
対流によって攪拌が起きる時間は決まっておらず、朝来た時と夕方に来た時で色が変わっているという事も、稀に見かける事があります。
攪拌後に硫黄分を含んで乳白色が混じった時は、エメラルドブルーのような幻想的な水の色と自然豊かな美しい新緑の風景を見れた事がありました。
鳴子温泉付近の新緑は、ゴールデンウィークから5月中旬頃が見頃になります。
貸しボートから眺める景色
貸しボートは潟沼の側にあるレストハウスが営業している時間帯に有料でレンタルできます。手漕ぎボートを漕ぎなれていないと前に進むのが大変ですが、一度漕ぎ方を覚えてしまうと潟沼を一周するのもさほど難しくありません。
オールの向きをぴったりと合わせて、同時に引くというコツさえ覚えれば真っすぐには進めます。
潟沼を一周してみましたが、東側から徐々に色が変わり始める攪拌が起きている状態だったため、まるで絵の具を溶かした水のような乳白色混じりのエメラルドが徐々に全体に広がっていた状況でした。
また、手漕ぎボートを借りる時にはライフジャケットも貸していただけるので、お子様連れでも安心して湖上遊覧を楽しむことが出来ます。
夜には星空も素敵です
夜にしか見れない潟沼の星空もとても綺麗でしたが、この周辺は温泉街の明かりぐらいしかないので天体観察をする事も可能です。
以前、Youtubeで公開している動画にコメントを入れてくれた地元の方がいたんですが、時々熊が出る事があるので特に夜間の散策は気を付けた方が良いそうです。
潟沼の風景が美しい映像もお楽しみ下さい!
コバルトブルーが美しい潟沼の風景
今までの写真と見比べても青い乳白色が一際濃かったようにも見えました。潟沼に訪れる度に色が違うのも楽しみの一つになっていますので、一度だけではなく何度も訪れてみて下さい。
【4K】星空タイムラプス動画 みずがめ座δ流星群
潟沼は街灯などの光害による影響も少なく美しい星空の様子を観察できる場所です。撮影当日はみずがめ座δ流星群の極大日でしたが、一晩中を通してもほとんど見る事は出来ませんでしたが水面に映り込む星がとても綺麗でした。
潟沼の所在地や交通アクセス情報
所在地 | 東北地方/宮城県大崎市鳴子温泉湯元 |
時間 | 24時間 |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | JR陸羽東線 鳴子温泉駅から徒歩45分 |
マップコード | 317 822 609*13 |
関連ウェブサイト | 宮城県大崎市ウェブサイト |
潟沼に行くルートは複数ありますが、鳴子温泉郷の裏側から回るルート(青線)と、東鳴子温泉郷を過ぎたあたり(緑線)のどちらかが行きやすいかと思います。
東鳴子温泉郷ルートは片側1車線の少し幅が広めの道路になっていますが、所々草木が生い茂って狭くなっていたり、100メートルほどの一部の区間ですれ違えないほど狭くなっている場所もあるので、マイカーで観光の際はその場所にだけ気を付けていただければ幸いです。
駐車場は舗装済の場所もありますが、硫黄ガスの噴出により凹凸が激しくなっている場所もございます。
また、レストハウス横の空いたスペースに広い駐車スペースもありますので、通常はそちらを利用する方も多いようです。
トイレについては、舗装済駐車場にありますので、そちらを利用するようにしてください。
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