毎年冬に大雪による車の立ち往生が発生し、つい最近も名神高速道路の関ケ原IC付近でノーマルタイヤのトラックが原因となった立ち往生が発生しておりましたが、自分が備えていたとしてもいつ何が起こるか分かりません。備えあれば憂いなしという事で車載用にコンパクトに収められるアルミニウム製ジョイント式雪かきスコップを購入しました。
記事内の目次
軽量でコンパクトに畳めるジョイント式雪かきスコップのレビュー!突然の大雪やスタック対策に!
毎年冬に聞く立ち往生
雪道を走行するための冬装備をしっかりと備えていても、毎年冬に訪れるのが大雪が降った事による自動車の立ち往生。
2024年も名神高速道路関ケ原インターチェンジ付近で、大雪が降っているにも関わらず、サマータイヤ(ノーマルタイヤ)で雪道に挑んだタンクローリーを先頭に立ち往生が発生しております。
筆者も岐阜県から長野県を結ぶ上りの山道で、流れが止まった事による立ち往生に巻き込まれた事がありましたが、上りで止まってしまうと大型車などは動けなくなってしまう事も時々起こります。
丁度広い場所でUターンをする事で、どうにか脱出をする事が出来ましたが、もし大雪が降っている最中に立ち往生をしてしまうと、進まない事以外にも様々なトラブルが発生します。
- 車両の屋根やボンネットから雪が落ちて、高く雪が積み重なり、前に進めなくなる、また再びスタックしてしまう可能性がある
- 車両のマフラー排気口周辺を雪が塞いでしまい、車内に排気ガスが回り込んで一酸化炭素中毒になる
- ラジエター周辺を雪が塞いでしまい、オーバーヒートの原因になる
もちろんスタッドレスタイヤの装着やタイヤチェーンの携行など、雪道を走行するための備えは当然必要ですが、万が一の備えとして車載用の雪かき用スコップを搭載しておくのはトラブルを未然に防ぐための重要な役割を果たしてくれます。
トヨタの90系ヴォクシー ハイブリッドのE-Fourは、全高がFFよりも約30mm高いのに、最低地上高はFF車よりも15mm低い125mmしかないため、雪深い所を走行すると下回りが雪に引っかかって、前に進まないなんて事は起こりそう。
そのようなトラブルを未然に防ぐために、雪道用に常備できるような折り畳み式の雪かき用スコップを探しておりました。
車載用のスコップ選びの基準としては、折りたたんだ状態でコンパクトに収納が可能で、実際に雪かきをする時に壊れにくくて実用性のあるものを探していましたが、Amazonで探していたら軽量でコンパクトに収納できる雪かきスコップを見つけました。
今年は東北地方の山沿いでも雪が降る事が少なく、実際に雪かきをする評価は出来ませんでしたが、今回は実際に雪かきスコップを組み立てて、庭の土を掘り起こしてみました。
Amazonで雪かきスコップを購入後に開封
今回は自宅で受け取れそうもなかったので、コンビニでの受け取りとなりましたが、実際に届いた時には本当に中身が入っているのか?って思う程軽くて、若干不安を感じながら箱を開封しています。
購入したのはMixiuのアルミニウム合金製伸縮式雪かきスコップ スノーショベルという商品で、Amazonで購入したものとなります。
開封をしてみると、スコップ一式が入っているとは思えないほどコンパクトに収まった黒い袋が一つ入っており、その重さはわずか570グラム。
サイズは縦の長さ30cm、横幅25cmほどの大きさで、車内のどこに収納しても全く邪魔になる事が無いスコップとしてはかなりコンパクトなサイズに収まっております。
袋を開けるとコンパクトな状態で収納されているスノーショベル
黒い袋を開封すると、スノーショベル本体の他、ハニカム構造になったT字型ハンドル付き延長パイプ、そして延長用の中間パイプがセットになって入っております。
自動車の窓が凍結した時に霜や氷を削り落とすための車用アイススクレーパーは付属してきますが、硬い物を窓に当てるのがあまり好きではないので、このセットの中ではオマケ程度でしか考えておりません。
素材はパイプとスノーショベルがアルマイト処理をしたアルミニウム合金製で、プラスチック部分はポリプロピレン(PP)樹脂であるため、わずか0.57kgの超軽量品となります。
今回はブルーアルマイトの製品を購入しましたが、レッド・シルバー・ブラックの合計4色が販売されております。
雪かき中に外れにくいロック機構
Mixiuのジョイント式雪かきスコップは、それぞれのパイプをピン式ロック機構を採用したステンレス製テレスコピックバックルで固定をします。
レバー式や押し込み式ロック機構では雪かき中に雪に押されてロックが解除されてしまう心配がありますが、このロック機構は両側を同時に押し込まないと外れにくい構造になっているため、使用中にパイプ同士が外れてしまう心配がありません。
ジョイントの仕方によって長さは3段階に変えられる
ジョイントの仕方によって変えられる長さは3段階となり、一番長い組み合わせにすると、土木用スコップの標準的なサイズよりも少し短い820mmぐらいの長さになります。
残り2段階の長さについては、イマイチ使い道が分からなかったが、組み合わせ方によっては、65cmと54cmのさらに短い雪かきスコップに変化させる事もできます。
中間のジョイントパイプにロック用の穴が合計4か所空いており、65cmタイプは中間パイプ下側の穴を利用する事で短い雪かきスコップとして使用する事ができます。
ぐらつきはあるけど、使用感と強度は良い
雪かき用スコップとしての使い道としては間違った使い方なのかもしれませんが、足で体重をかけながら庭に穴を掘るような使い方をしても大丈夫なぐらいの強度はあります。
わずか570グラムの超軽量設計で、しっかりと穴を掘る事が出来るフィーリングはとても良い。
ジョイントしたパイプのクリアランスが若干広くて、それぞれのパイプがグラついてしまう所が気になってしまいますが、クリアランス分のぐらつきがあるだけで土を持ち上げられるだけの強度はしっかりと確保されているようです。
完璧を追い求めるのならテープなどを巻いて隙間を埋めてしまった方が使い心地は良いのかもしれません。
スコップに傷は入るが潰れるような事もないショベル先端
金属部品はスチールやステンレスよりも柔らかいアルミニウム合金製になっているため、体重をかけて土を掘ったら多少は先端が潰れて丸まってしまうのではないかと思いましたが、新品の時と同じ形状を維持しているぐらいの強度はあります。
むしろ、ホームセンターに売っていた折り畳み式スノーショベルよりも厚みと強度があって、それよりは長持ちしそう。
多分、固めの雪を突っついたり園芸に使用する程度では壊れる事は無さそうなので、雪でスタックした時の雪かき以外にも、不整地で泥をかき出すような使い道をしても大丈夫そうです。
雪かきスコップを一度洗って乾燥させてみましたが、アルマイト表面にはさすがに傷は入ってしまうものの、先端が丸まって潰れてしまったり、歪んでしまったりするような事もなく、実用性はしっかりとしています。
特に大きな荷物を搭載する事ができないコンパクトカーや、ラゲッジスペースにコンパクトに収納したいような方などで、ウィンタースポーツや冬のイベントを楽しみたい方には特におすすめできる車載用のスノーショベルとなるでしょう。
持っているのか持っていないのか分からないぐらいの超軽量スコップなので、雪かきや泥のかき出し、護身用?など様々な使い道ができる、Mixiuの3段階伸縮可能な雪かきスコップは車載用に是非購入してみてはいかがでしょうか。
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