第55回常総きぬ川花火大会｜7社が競演する一万発打ち上げの花火大会｜茨城県常総市

2019年8月11日に茨城県常総市の橋本公園(鬼怒川河川敷)で開催した第55回常総きぬ川花火大会は、茨城県外の煙火業者を含めた全7社が担当して約1万発の芸術的な花火を打ち上げる花火大会なのですが、今回初めて観覧したので、その様子をレポートしました。

7社が競演する一万発打ち上げの花火大会！第55回常総きぬ川花火大会

花火大会観覧前まで

関東の人を中心に割と前から話題になっていたので、一度は行ってみたいと思っていた花火大会でしたが、なかなか行く機会に恵まれず今回が初めての観覧となりました。
この花火大会は、茨城県内の3業者と長野や山梨の有名花火業者を含めた全7業者が担当して、最大8号玉・約1万発の花火を打ち上げるとの事を聞いていましたが、今回初めての観覧となるので、会場の様子など何もわからないまま現地に向かい、花火好きな方々のお世話になりながら駐車場を確保して、集まっていたファミレスへ向かいます。
会場近くから水海道駅裏付近まで歩いて、みんな着くのがやたら早いなと思っていたのですが、汗だくになりながら着いた時には車で現地に向かっていたとの事・・。
戻りは車に乗せてもらって駐車場に向かえたのですが、この時点ですっかりお世話になりっぱなしです。

常総きぬ川花火大会は右岸会場と左岸会場に別れていて、それぞれマス席や自由席・カメラマン席などを6月から前売り券を販売し、余った分は当日券として現地販売されます。
私も今回は当日券狙いでしたが、ここでもまたお世話になる事に・・。

本当にありがたい事です。

※ここまでの写真は撮っていませんでした。

花火大会のプログラム

まだ空が明るい時間帯ですが花火の観覧会場も徐々に埋まり、オープニング花火に先立って国体開催記念花火やプロローグ花火が行われます。
一度花火が上がってしまえば会場に向かう方は急ぎ足となり会場に着いてる方は席から移動しなくなる人も増えてくるので、オープニング前に人の出入りを落ち着かせるためには素晴らしい取り組みですね。

オープニングは、地元茨城県の山﨑煙火製造所さんによるナイアガラ富士200m付ミュージックスターマインでスタートします。ミュージックスターマインは、音楽と花火をコンピューター制御でシンクロさせる花火の事。SuperflyのBeautifulに合わせた演出がピッタリでとても素敵でした。
やはり、スマホやカメラを持っている方々も多くて、生活の必需品となっているのが上の写真からもよくわかります。

続いてメッセージ花火は、5号玉・7号玉・8号玉の花火を17団体による思いを乗せてメッセージと共に打ち上げられます。
マニアな方も花火を上げていましたが、8号玉の四重芯変化菊なんて花火競技大会レベルの芸術的な良玉までもが見れるなんて思ってもいなかったので、思わず声を上げてしまいます。

大曲や土浦の全国花火競技大会で内閣総理大臣賞を何度も受賞している野村花火工業による花火ミュージアム 珠玉の5号玉100連発は、2か所から花火を同時に打ち上げる対打ちで次々と競技大会クラスの美しい花火が打ち上げられます。

花火大会も終盤に差し掛かると県外の煙火業者、伊那火工堀内煙火店・マルゴー・篠原煙火店による、花火の巨匠 スーパースターマインの競演が行われます。
堀内さんの「Joso Prelude」も好きですが、個人的にはマルゴーさんの「遠いあの日のぶどう棚」がまるで夕陽に照らされている葡萄畑のように見えてとても好きでした。

野村花火工業によるグランドフィナーレもミュージックスターマイン。
玉を打ち上げて開花するタイミングまで調整する高度な技を駆使して音楽に花火を合わせる芸術的センスはどこから生まれて来るんだろうと気になる所ですが、花火師ではなく花火アーティストとか花火デザイナーとでも呼んだ方がいいのかと感じるぐらい演出が素晴らしいです。

途中で中断などもありエンディング花火も少々遅れてしまいましたが、ここまでボリューム感のある花火を見た後はやはり寂しくなってしまいますね。
最後まで目を離す事のできない感動的な花火ばかりでした。

常総きぬ川花火大会の動画

[4K]2019年 常総きぬ川花火大会 グランド・フィナーレ

[4K]常総きぬ川花火大会 2019 ミュージックスターマイン【tribute to lupin Ⅲ】紅屋青木煙火店

[4K]常総きぬ川花火大会 2019 花火の巨匠 スーパースターマインの競演
Joso Prelude/㈲伊那火工堀内煙火店
遠いあの日のぶどう棚/㈱マルゴー
きぬ川夜空のハーモニー/㈲篠原煙火店

[4K]常総きぬ川花火大会 2019 オープニング花火 ナイアガラ富士200m付ミュージックスターマイン

常総きぬ川花火大会 日程や交通アクセス情報