栃木県の華厳の滝、和歌山県の那智の滝と並び、日本三名瀑の一つに数えられる茨城県奥久慈の袋田の滝。冬に訪れてみると、高さ120m、幅73mを誇る壮大な滝の大部分が凍り付き、水墨画のように美しい氷瀑を見ることができました。この記事では、2022年2月に撮影した袋田の滝の氷瀑をご紹介します。
袋田の滝の概要
豊かな自然に恵まれ、四季折々の美しい風景を楽しめる茨城県奥久慈の大子町。この地域には、和歌山県の那智の滝、栃木県の華厳の滝と並んで、日本三名瀑、または日本三大名瀑の一つに数えられる袋田の滝があります。
高さ120メートル、幅73メートルという圧巻のスケールを誇る袋田の滝は、別名「四度の滝」とも呼ばれています。その名前には、この地を訪れた西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したという説と、滝の流れが4段に分かれて岩肌を流れ落ちることから名付けられたという、2通りの由来が伝えられています。
その由来の通り、春には鮮やかな新緑、夏には太陽の光を受けて輝く涼しげな水しぶき、秋には周囲の景色を赤や黄色に染める紅葉、そして冬には雪景色や氷瀑を見ることができ、季節によって異なる姿で訪れる人々を楽しませてくれます。
また、地質学的には、袋田の滝は約1,500万年前に形成された火山角礫岩の節理や断層に沿って滝川が流れ、周辺の比較的柔らかい凝灰質砂岩などが浸食されることで、現在のような滝の地形が形成されたと考えられています。
袋田の滝から流れる滝川には、観瀑トンネルと対岸のハイキングコースをつなぐ吊り橋が架かっています。
この吊り橋は、約500メートルの渓流散策コースのほか、本格的なハイキングを楽しめる約1.6kmの月居山ハイキングコースの一部にもなっており、滝や渓流の風景を眺めながら自然散策を楽しむことができます。
水墨画のように美しい!袋田の滝の氷瀑
四季を通して様々な表情を見せる袋田の滝は、袋田の滝トンネルからアクセスできる第1観瀑台と第2観瀑台から眺めることができます。
岩壁を流れ落ちる水が凍り付き、まるで水墨画を描いたかのような美しい景色が広がる氷瀑は、冬の袋田の滝ならではの見どころの一つです。
近年は暖冬などの影響もあり、2012年を最後に完全凍結した姿は確認されていませんが、2021年から2022年にかけての冬は気温が低い日も多く、滝全体の約8割が凍結した迫力ある氷瀑を眺めることができました。
袋田の滝の氷瀑は、夜間の冷え込みによって凍結が進み、日中の気温が上昇するにつれて、水の流れが多い場所から徐々に氷が溶けていきます。
冬季の観瀑台への入場は、ほかの季節より1時間遅い朝9時からとなっているため、気温が上がりきる前の朝一番に入場し、凍り付いた岩壁の美しい景色や、氷が音を立てて剥がれ落ちる様子を眺めるのもおすすめです。
2022年2月9日から10日にかけては、約8割が凍結した袋田の滝を見ることができましたが、同年には最大で9割ほど凍結した日もあったそうなので、奇跡的に完全凍結が見られそうな日があれば、また訪れてみたいところです。
冬の袋田の滝の映像
【6K】冬の奥久慈の風景 8割凍結 袋田の滝の氷瀑
袋田の滝観瀑施設にある、すべての観瀑台から撮影した映像です。
6K解像度で収録した高画質な映像ですので、大画面テレビなどでも迫力ある氷瀑の風景をお楽しみください。
袋田の滝 交通アクセス・時間・駐車場情報
| 所在地 | 〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田3−19 |
| 時間 | 9:00~17:00(12月から4月)/8:00~18:00(5月から10月)/8:00~17:00(11月) ライトアップ期間: 20:00まで(11月)/ 19:00まで(12月~1月) |
| 入場料金 | 大人300円/子ども150円 |
| 駐車場 | 町営無料第1駐車場(37台)/町営無料第2駐車場(223台)/民間有料駐車場(700台) |
| 交通アクセス | 常磐自動車道「那珂IC」から国道118号線経由、約60分 JR水郡線「袋田駅」下車、徒歩約40分 バス利用: 袋田駅⇔滝本(袋田の滝最寄りバス停)、約7分 |
| 関連ウェブサイト | 大子町 袋田の滝 大子町観光協会 |











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