過去3シーズンにわたって、フィギュアスケートの羽生結弦選手が披露した伝説のプログラム「SEIMEI」。どの国の人が見ても通じるような和の世界観に挑んで2018年の平昌五輪で金メダルを獲得した楽曲は、夢枕獏(ゆめまくら ばく)さん原作の平安時代の陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた伝奇小説『陰陽師』を映画化した作品「陰陽師」のサウンドトラックの楽曲を演技に使用しています。
羽生結弦(JPN) – 金メダル | フィギュアスケート男子シングル | フリースケーティング | 平昌2018
動画はOlympicの公式YouTubeアカウントより
和の世界観を描いた楽曲の美しさとシンクロした振付、そして羽生結弦選手の演技力が全て組み合わされた、鳥肌物のプログラムでしたね。
本当にいつ見ても美しすぎる演技です。
話は変わりまして、2020年7月24日に秋田県大仙市神宮寺で、羽生選手のフリープログラムで披露した「SEIMEI」の楽曲を使用した音楽花火が打ち揚げられました。
羽生選手のフリープログラムで使用した楽曲は、映画『陰陽師』『陰陽師II』のオリジナル・サウンドトラックから7曲を使用してアレンジを加えたもので、安倍晴明の活躍を描いた同作品の世界観を描くプログラムとなっています。
新型コロナウィルス感染症の影響で日本各地の花火大会が中止になる中、毎年神岡南外花火大会が実施される会場で、個人スポンサー出資の元で神岡プライベート花火シアターを実施。
秋田県大仙市の花火製造業者である株式会社北日本花火興業が花火の打ち揚げとプログラミングを担当し、「SEIMEI~闇を吹き抜ける一陣の風~」のタイトルで、約6分間の音楽花火ショーが披露されました。
その時の映像がこちらです。
【6K】「SEIMEI」神岡プライベート花火シアター2020
羽生選手が演じた和の世界観と日本の伝統芸術作品である花火が組み合わされた素晴らしい花火ショーでした。
2022年7月19日追記: ついにこの時が来てしまったかという感じですが、羽生選手が競技会から退いてプロに転向するという会見が行われました。
数々の伝説を残し続けた羽生選手が競技会からは引退してしまうのは少々寂しくも感じますが、フィギュアスケート界には残るという事では安心しました。
ひとまず、数々の感動をありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
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