UQモバイル、楽天モバイル、WiMAXを契約していましたが、ライブ配信用にNUROモバイルのNEOプランDocomo回線を契約しました。アップロード無制限という事でライブ配信用に使用していましたが、約3週間使用した感想を記事にしました。
記事内の目次
【期待外れ】NUROモバイルNEOプランDocomo回線のレビュー
今まで契約していたモバイル回線
スマートフォン用にUQモバイル、PCとモバイル端末用にBIC WiMAX、サブ回線として楽天モバイルを契約しておりましたが、輻輳が割と酷かったWiMAXの代替え回線として、NUROモバイルNEOプランDocomo回線を契約いたしました。
UQモバイルはデータ通信が3GBのプランを契約しているのですが、BIC WiMAXと楽天モバイルについては、上り下り共にデータ通信は無制限になります。(WiMAXのプラスエリアモードを除く)
通信速度についてはWiMAXと楽天モバイル共に、さほど違いはありませんが、人が多い場所では、楽天モバイルよりもWiMAXの方が輻輳を起こしやすく、場合によってはほぼ通信ができない状態が続いておりました。
月額料金が高く、輻輳が発生しやすいとなれば、契約をし続ける理由もなくなるわけですが、3年契約が切れるタイミングにNUROモバイルNEOプランへの切り替えを考えておりました。
NUROモバイルNEOプランの特徴
NUROモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が手掛ける仮想移動体通信サービスで、DOCOMO回線、au回線、ソフトバンク回線から選べるのが特徴的で、いずれの回線において5G通信にも対応をしております。
また、NEOプランのダウンロードに関しては20GBと40GBの月間データ通信量の制限があるものの、アップロードについては通信制限が無く、実質無制限でデータ通信が行えるライブ配信にも最適なモバイル通信向けのサービスを提供しております。
利用開始をする予定が近かったのもあって、今回は開通までの日数が一番短いeSIMでの契約が可能なDOCOMO回線で契約をいたしました。
期待外れ1 開通までの日数が長い
いつでもササッと申し込みと書いていますが、申し込みが簡単なだけで、eSIMでの契約をしても開通までは3日かかりました。
店舗を持たない通信事業者なので、他社回線と比較すると手続きから開通までの日数がかかりすぎかと思いますが、使用する予定時間までにはメールが届き、プロファイル設定をして、無事に回線を使用する事はできました。
期待外れ2 輻輳の発生が多かった
DOCOMO回線だったのもあるかと思いますが、人の多い場所では輻輳が発生し、ほぼ通信が行えていない状態になりました。
WiMAXと楽天モバイルよりも良ければ、使用し続ける事も考えましたが、下り290kbpsしか出ておらず、契約していた4回線の中では最弱となりました。
通常時は、下り36.46Mbps、上り6.13Mbpsだったので、動画の視聴やウェブサイトを見る分には申し分ない速度で、上り帯域を使用する動画のアップロードやライブ配信には向かない回線品質でした。
その一方で、同じ場所で測定をした楽天モバイル最強プランは、上り下り共に無制限で使用が可能なのに、下り41.8Mbps、上り12.73Mbpsの速度を叩き出しておりました。
現状では、最も回線品質が安定している回線になっていますが、プラチナバンドも使えるようになって契約者が増えたら、ちょっと分からなくなるかもしれませんね。
楽天モバイルと比較すると、WiMAXも比較的回線品質が安定していない部類になりますが、こちらもNUROモバイルと一緒に解約をいたしました。
3年前よりも制約が少なくなって扱いやすくはなった回線ではありましたが、コストパフォーマンスや通信品質の安定度を比較すると、物足りなさは感じます。
期待外れ3 IPV6に対応していない
約3週間での解約となった決定打となりましたが、NUROモバイルの通信回線は、全ての回線においてIPV6やIPV4 over IPV6での通信にも対応していないとの事。
IPV6はIPV4よりも輻輳に強く、安定した通信も行えるため、ほとんどの通信事業者はIPV6またはIPV4 over IPV6に対応した回線を用意しているのですが、NUROモバイルに関しては今時珍しくIPV6に対応している回線やプランが存在しておりません。
NUROモバイルと契約する意味はあるのか?
通常時は楽天モバイルやWiMAXと速度がほとんど変わらず、輻輳の起きやすさやパケットロスの多さの他、月間の通信量に制限があるNUROモバイルをわざわざ契約する意味は全く無いと思います。
もしかしたらau回線やソフトバンク回線で契約をすると、少しは状況が変わる可能性はあるかもしれませんが、楽天モバイルのみを残してスターリンクと契約するのが手っ取り早かったという結論にいたりました。
あまり製品やサービスを酷評する事はありませんが、もしNURO光やNUROモバイルを契約する予定がある方がいたら、やめておけとだけ言っておきます。
NEOプランはスマートフォン向けだけどポケットWi-Fiにも使える
NUROモバイルNEOプランは音声通話とデータ通信付きのスマートフォン向けのプランとなっておりますが、モバイルルーターにFUJISOFTのFS050Wを使用した際は、eSIMのプロファイル設定などはiphoneにインストールしたFS050Wのアプリケーション上から問題なくできました。
FUJISOFTのモバイルルーターはスマートフォンにインストールしたアプリケーション上から設定できるため、eSIMのプロファイルインストールもアプリケーション上から行う事が出来ましたが、これが出来ないモバイルルーターの中にはeSIMの設定が出来ない場合もある事にご注意下さい。
その際はSIMを郵送してもらった方が確実です。
スターリンクとNUROモバイルの2回線ボンディングをした際は、どちらもライブ配信にも良好な速度が出ていましたが、全体的に通信速度、品質共に劣るという結果に。
廃校寸前の小学校がある過疎地域だからこその回線速度ですが、それなりに人が多い場所ではここまでの速度は出る事がありません。
契約回線が4回線に増えたのは、輻輳対策でボンディングをしていたのと、NUROがダメならスターリンクを契約する事を検討していたのもありますが、移動中に使用する楽天モバイルとスマホ用のUQモバイルを残して全回線を解約いたしました。
まとめ
高い評価をしてアフィリエイト広告を貼る方が自分にとってメリットがあるけど、月間使用量に制限があって、回線品質も良くなければ正直な感想を掲載しなくてはいけないと思いました。
楽天モバイル、BIC WiMAX、UQモバイルを同じ場所で同時に使用している中で、NUROモバイルNEOプランの回線品質が最も悪く月間使用量が10GB以下、月間100GB以上を使った楽天モバイルの回線品質が最強という事になりました。
そのぐらい使い道が無かったので、アップロードが無制限だとしても、NUROモバイルを契約するのだけは止めておいた方が良いでしょう。
メリットがあるとすれば、契約をするのが簡単で、解約をするのも簡単という所ぐらいではないでしょうか・・。
どこの通信事業者もあっさり契約をできるフォームに対して、解約フォームは複雑になっている事の方が多いのですが、NUROモバイルは割とあっさり解約できる方です。
割とソニーのサービスや製品は、期待通りの性能を発揮しない事は多いのですが、あっさりと身を引ける事に関しては良心的なのかもしれません。
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