前か後ろのどちらかが白熱バルブの謎仕様になっているトヨタ90系ヴォクシーとノアのウィンカーですが、ヴォクシーの場合は全グレード統一でリアウィンカーのみが白熱バルブ仕様です。
その仕様が気になってしまっていたので、HID屋のLEDバルブに交換をしました。
この記事では、テールランプの取り外し方や取り付け後の明るさやファンの音などを写真や動画と共にレビューをしていきます。
前か後ろのどちらかが白熱バルブの90系ノア・ヴォクシー
2022年にデビューをした90系ノアとヴォクシーは、ほとんどの照明がLED化されていますが、ノアの場合はフロントウィンカー、ヴォクシーの場合はリアウィンカーが従来からあるオレンジ着色済みの白熱バルブ仕様で、車両全体ではフルLED化されていません。
何故この仕様なのかはトヨタディーラーで聞いた事もありましたが、営業マンも首をかしげる謎仕様だったみたいで、詳しい理由や真相は分かりませんでした。
せっかく新型車をリリースしたんだから、全部LEDにしてくれれば良かったのにとは思いましたが、90系オーナーは、自身でLEDバルブに交換をするしかありません。
HID屋のLEDバルブ T20 1000lmの外観
今回購入をしたLEDバルブは、HID屋のT20 1000lmウィンカー用LEDバルブです。
生産は不明ですが、商品企画から試作評価と品質管理は日本国内で行っているみたいです。
T20/T20ピンチ部違いとS25 150°(ピン角違い) 、 S25 180°の3種類がリリースされておりますが、90系ヴォクシーのリアウィンカーと90系ノアのフロントウィンカーは、どちらともT20のピンチ部違いです。
HID屋の1000lmLEDウィンカーバルブは、ステルス性に拘ってバルブカバー全体をメッキ仕様で覆い、LEDチップ部にもアルミパンチングメッシュで覆って、ウィンカーのリフレクターへの写り込みを最小限に抑えています。
バルブトップには冷却用の空冷ファンを搭載し、点滅を繰り返している間の熱を逃がして、ハイフラ現象やチップの異常加熱を最小限に抑えています。
電極部分は、しっかりとロックがかかる仕様に造り込まれており、取り付け後の振動で外れにくいようになっています。
90系ヴォクシーの外側テールランプの取り外し方
90系のノアとヴォクシーのテールランプは同じ形状になっているので取り外し方は共通ですが、念のためヴォクシーのテールランプの取り外し方として説明していきます。
90系ヴォクシーの左右外側テールランプを取り外す際は、後方の2か所のネジを10mmソケットで緩めて取り外しておきます。
次に外側テールランプの前方上側を押さえながら、反対側の手で下側を押さえて、後方に力を加えれば簡単に引き抜く事ができます。
外側に広げるように力を加えると、取り付け部が割れたり曲がったりする可能性があるので、後方のみに力を加えるのが壊さない取り外し方のコツです。
私の場合は養生をしないで取り外しをしていますが、慣れない方はテールレンズとテールランプ周りのボディに、マスキングテープなどの粘着性が弱いテープなどを貼って傷が付かないようにして下さい。
コネクターを抜かなくてもLEDバルブに交換をする事もできますが、バルブ形状や長さによっては、すんなりと取り付けられない時もあるので、リアバンパー裏側にあるコネクターを抜いて取り外しをした方が後の作業はしやすいです。
取り外したテールランプは、レンズの傷防止のために全体を養生するか、柔らかい布や袋などの上に置くようにして下さい。
90系ヴォクシーの外側テールランプのバルブ交換方法
短いバルブであれば、ソケットを捻って取り外すだけでも大丈夫ですが、少し長めのLEDバルブに交換をするのであれば、配線の白いテープを巻いている場所をフリーにしてソケットを捻って取り外します。
HID屋のT20 LEDバルブの場合は、配線2か所をフリーにしないと、取り付けにくかったです。
ソケットを捩って緩めて、純正の白熱バルブを引き抜いて取り外します。
テールランプの裏側を洗いたくなるけど、黄色いシールが貼られている部分がテールランプユニット内部の通気口になっているので、水の侵入を防ぐために水拭き程度にしておくか何もしない方が良いでしょう。
純正ウィンカーバルブを引き抜いたソケットに、HID屋のLEDバルブを挿入します。
極性は無く、T20とT20ピンチ部違いの兼用バルブになっているため、ソケットに差し込むだけでOK!
取り付けた後に引っ張っても簡単に抜けないぐらいに、しっかりとロックがかかっておりました。
LEDバルブに交換をした後にソケットを戻しますが、この時にLEDバルブのヘッド部分が当たって入りにくかったため、配線の白いテープを巻いている部分をフリーにして、余裕を持って取り付けをいたしました。
バルブの交換が終わったら、配線を戻してテールランプユニット側の作業は終了となります。
テールランプユニットの戻し方
90系ヴォクシーとノアのテールランプユニットで、ネジ以外で固定をされている箇所は、赤丸で記した3ヶ所になっています。
この3か所に切り欠きやピンを挿入するようにすれば、元の位置に簡単に取り付けをする事が出来ます。
テールランプを戻す時は、リアバンパーに裏にあるコネクターにランプ側コネクターを挿入する事を忘れずに!
これを忘れると、またテールランプを取り外さなければいけません。
テールランプユニットを取り付けたら、ねじ止めをする前に点灯チェックを行っておきましょう。
正常に点灯をして異音が無いかを確認できたら、テールランプを戻します。
最後にネジ穴がガバガバにならない程度に上下均等のトルクでねじ止めをして、純正白熱バルブからLEDバルブへの交換作業か全て終わりました。
HID屋 1000lm T20 LEDウィンカーバルブの点滅とステルス性
純正白熱バルブはリフレクターにオレンジ色の写り込みが見られましたが、HID屋のT20 LEDバルブは全く写り込んでおらず、リフレクター全体がクローム色になりました。
このステルス性が、HID屋のLEDウィンカーバルブの特徴でもあります。
側面にのみ取り付けられた拡散性の高いアンバー色のLEDチップがリフレクター内部に反射して、テールランプのウィンカー部全体を均等に照らしてくれるようになりました。
TOYOTA 90 Series Voxy Tail Lamp – Replace with HIDYA T20 1000lm LED Bulb
HID屋のLEDバルブに交換をした後は、LED特有のキレの良い点滅に変わり、フロントやサイドと同じ光り方に統一させる事が出来ました。
300lm程度だと言われる純正バルブと比較すると、たしかに明るくなっているとは感じますが、元々スモークっぽいレンズを採用している90系ヴォクシーであればHID屋のLEDウィンカーバルブが丁度良い明るさであるとも言えます。
また、空冷ファン内蔵型のLEDウィンカーバルブで良く言われている音は、バルブ単体ではほぼ無音に近いものの、テールランプユニットを車両に取り付けて固定をした後は、小さい音ながら音が聞こえるようになりました。
冷却用ファン内蔵型のLEDウィンカーバルブ全般で言えますが、ファンモーターの振動がテールランプユニットを伝わって、異音として発せられている共振音であると思います。
防振ゴムを挟んでみましたが、気休め程度にしか変わらなかったので、運転席やセカンドシートまでは気にならないけど、エンジン停止状態で耳をすませばサードシートで共振音が聞こえる程度のレベルです。
空冷ファン自体はLEDチップ冷却用ではなく、ハイフラ現象を発生させないように純正白熱バルブと同じ抵抗値にして、センサーやリレーを誤魔化すための抵抗を冷却するものなので、音が気になる方はハイフラキャンセラーを内蔵していないLEDウィンカーバルブを取り付けて、別体でハイフラ防止抵抗を取り付ける方が良いのかもしれません。
もちろんキャンセラー内蔵型LEDバルブは、純正バルブに抵抗値を合わせているので、省エネ効果や節電効果は全くありません。
それ以外は、明るさも点滅の仕方も満足のいくLEDバルブであると感じました。
HID屋 1000lm T20 LEDウィンカーバルブは、Amazon・楽天市場・Yahooショッピングの各ECサイトでお買い求めいただけます。
明るさを追い求めるのであれば、2200lmのLEDウィンカーバルブも販売されています。
それ以外の選択肢に社外テールランプユニットに交換をする手段も
他と差を付けたいなら、スタイルや光り方が良く、価格が最も安いシェアスタイルのLEDテールランプがオススメ。
バルブ交換時の抵抗の事など考えなくても良くなるので、一番手っ取り早くフルLED化が出来る近道です!
ヴォクシー・ノア90系で一番スタイリッシュでクールさが際立つ社外テールランプであれば、INTEC(インテック)がオススメ!
フルLED化したテールランプにシーケンシャルウィンカーも備えられており、価格が高い事を除けば光り方が最もかっこいいです!
気になる点と言えば光体の白さが目立ちすぎてしまう事ですかね・・。
社外テールランプで唯一リアゲート側が分割になっていないのは、VALENTI ヴァレンティ トヨタ ノア ヴォクシー 90系 ジュエル LED テールランプです。
価格が一番高いので、エスティマの社外テールランプっぽい光り方を気に入るかどうか。




























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