突然の雷雨や雨降りでカメラを濡らせない飛行機や花火撮影をするフォトグラファー、雲の高さや視界、風向きや強さを正確に予測して安全に釣りや登山などを楽しみたいアウトドア派の事前計画にオススメしたいスマートフォン対応気象予報・天気情報アプリWindyを紹介します。
飛行機撮影や花火大会は事前計画が全て
私自身、花火大会や飛行機の撮影などで、天候に左右されやすい場所にいる事が多いのですが、事前に計画をしっかりと立てておかないと、行って何もできずにガソリン代だけを使って帰って来るなんて事にもなりかねないのです。
特に航空自衛隊松島基地で行われるブルーインパルスの飛行場上空訓練は、飛行予定の時間帯の視界や雲の高さ、飛行予定時間帯の降水量などを事前に知っておかないと、当日のフライトキャンセルでがっかりしてしまうなんて事も無いわけではありません。
YouTubeのライブ配信は、直前の配信予約で再生回数が伸びなかったり、配信予約のキャンセルでアカウントの評価が下げられてしまう事もあるため、前日にはしっかりと計画を立てておく必要がありますし、事前の配信予約をアテにして行動している方に対しては、信用問題に関わる事もあるなと常に考えております。
差し入れを持って「助かっている」と挨拶に来てくれる方もそこそこいますから・・。
100%当たっているわけではありませんが、天候が悪くなる予報がある場合やNOTAMでブルーインパルスの飛行計画がキャンセルになっている場合は、配信予約を入れても飛ばない可能性が高くなるので、そんな日にはライブ配信の予約を入れないようにしています。
そんな私が天気を予測するのに使用しているアプリが、Yahoo天気情報と気象・天気情報アプリのWindyです。
yahoo天気情報は主に局地的な雨などを予測するために使用していますが、Windyは前日から当日の降水量や風向風速、雲の高さや視程などを調べるために使用し、花火大会や飛行機の撮影場所を決定したり、事前に計画を立てるために活用をしております。
WindyはPCのブラウザやスマートフォンのアプリで閲覧可能
気象予報・天気情報アプリのWindyは、パソコン等のブラウザやスマートフォンにインストールをして使用するスマホアプリで閲覧をする事が出来ます。
前日までに発表されている天候情報は主にパソコンのブラウザで確認をして、当日出発後の天候の確認にはスマートフォンアプリを使用していますが、閲覧をしている端末が違うだけで機能や予報精度についてはどちらも変わらず、操作方法もほぼ変わりはありません。
PCのブラウザで天候を確認する場合は、マウススクロールやドラッグ・クリック等で様々な気象情報を確認する事が出来るため、風や雨などの標準的な気象情報以外の様々なレイヤーを確認するのが容易であるメリットがありますが、Windyを使用する時は、PCのブラウザよりもスマートフォンアプリを使用する機会が多くなると思うので、この先はスマートフォンアプリの画面で説明をしていきます。
Windyの気象予測モデル
Windyで表示をしてあらゆる気象情報を予測する気象予測モデルは複数ありますが、そのうちの1つが2024年夏ぐらいに日本の気象庁が発行している予測モデルデータMSMに対応をして、合計4つの気象予測モデルで確認を出来るようになりました。
| 気象予測モデル | 発表機関 | 精度や特徴 |
| ECMWF 9km | ヨーロッパ中期予報センター | 世界最高峰の精度を誇る気象予報モデルで、1週間程度の中期予報でも高い信頼性がある |
| GFS 22km | アメリカ国立気象局 | ECMWFと並んで精度が高めの気象予報モデルですが、解像度が荒くて局地的な天候はズレる事もあり |
| ICON 13km | ドイツ気象局 | 日本においてもそこそこ使える気象予報モデルではあるが、ECMWFやGFSと比較すると精度の不安定さが残る |
| MSM 5km | 気象庁 | 数時間から24時間以内の精度が高く、局地的な天候変化には強い。中長期的な予測は日本にあるからって信用してはいけない |
中期から長期にかけての気象情報の確認ではECMWFが優れているが、短期的な気象変化の確認はMSMの方が精度が高くなる傾向があります。
数日前から前日までの天候はECMWFで確認をして、当日数時間以内の天候の確認はMSMを確認するような使い分けをするのがオススメです!
とりあえず、この2つだけ確認をしておいて、他の2つは補足的な確認程度にしておけば大丈夫でしょう。
Windyで確認可能な気象情報
Windyを開いた後に表示される気象情報は、気象レーダーや風、雨・雪などの9つのレイヤーをタップで表示出来るようになっていますが、その他のレイヤーをタップすると合計で56のレイヤーから気象情報を確認する事が出来るようになります。
風
| 風 | 断続的な風向・風速を予測 |
| ハリケーントラッカー | 台風の規模や進路を予測 |
| 最大瞬間風速 | 突風などの瞬間的な最大風速を予測。平均的な風速の1.5~2倍程度になる |
| 累積風量 | 今後10日間に予測される最大の風を表示 |
| 気圧 | 大気圧の変化を予測し、その地の気圧変化を数日にわたって表示します。 |
この中で確認する頻度が高いレイヤーは、風と最大瞬間風速ですが、花火撮影時の煙の流れを風向きで予測をして撮影場所を確認したり、飛行機が離着陸する際の運用滑走路や離着陸する方向の予測に使用しています。
また、10m/sを超える平均的な風速が予測される場合や最大瞬間風速が20m/sを超える場合などに、公共交通機関の乱れや運休を予測し、事前の旅程計画の変更などにも役立てております。
ただし、海に近い場所や山などが多い場所では、予想と逆向きの風が吹いている場合もあり、地形や標高などによっては精度が甘くなってしまう事もあります。
気温
| 気温 | 時間別の気温を予測 |
| 都市ヒートマップ (外部アプリ) | 都市部のヒートアイランド現象などを予測。外部アプリmetroblueを使うらしい |
| 露点 | 気体が冷えた時に結露が始まる露点温度の事。 |
| 湿度 | 大気中に含まれる水蒸気量を表すレイヤー |
| 凍結高度 | 大気中で気温が0℃になる高度を予測 |
| 湿球温度 | 水が蒸発して熱が奪われた際の温度を予測 |
| 太陽光発電 | ソーラーパネルの発電量を予測、1000W/m2で100%になるらしい |
| 紫外線指数 | 紫外線の強さを低からとても高い、高3で表示 |
| 極端な予報 | 風、気温、雨 毎に色別及び%表示で極端な異常気象を予測 |
気温に応じて着る服を選んだり、夜の急激な気温変化を予測して防寒着を持参する時に活用をしていますが、露点でカメラのレンズ用結露防止ヒーターの使用を検討したり、雲海が発生する予測などにも活用しています。
紫外線指数は、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを表示し、紫外線に対する対策が必要な方にとっては非常に役立つレイヤーだと思います。低・中・高・とても高いの4段階で表示されますが、その上には「高3」とか色がヤバそうな場所も海外にあったので、最強は多分外出しちゃいけないレベルだと思われます。
花火大会の急激な温度変化を予想して、冬仕様の防寒着を持って行ったら間違いではなかった事もあったので、日中と夜間の気温差が激しい場所や時期に旅行する方は特に活用できるかと思います。
雨・雪
| 気象レーダー | 降水から返ってくるレーダー信号の反射率で、dBZの数値が高いほど降水が激しくなる |
| 雨、雷 | 降水量や雷雨の発生が予想される際に色やmmで表示するレイヤー |
| ハリケーントラッカー | 台風の進路や風速、中心気圧を表示 |
| 累積雨量 | 12時間・24時間・2日・4日・8日間の累積雨量を表示 |
| 雷雨 | 積乱雲や雷雨の発生を予測するレイヤーで、数値が大きいほど活発になる |
| 新雪 | 12時間・24時間・2日・4日・8日間に降る新雪をcmで表示 |
| 降水量タイプ | 雨・冷たい雨・みぞれ・雪・べた雪・雪まじりの雨を色分けし、降水量も表示 |
| 積雪深 | 雪の深さや密度を表示 |
| 干ばつ監視 | 干ばつの度合いを予測するレイヤーで、農作業や水不足の予測に使えるレイヤー |
この中で主に使用するのは雨、雷のレイヤーですが、1週間先までの時間別の降水量を予測して、傘や雨具の必要性や旅行計画の変更などに役立てています。
降水予想は、ECMWFとMSMの精度が非常に高く、例えばブルーインパルスの飛行場上空訓練ライブ配信の予約を中止にしたり、花火大会の撮影時にレインジャケットの必要性などを予測するために活用しています。
降水量タイプは、秋から冬への季節の変わり目、冬から春への季節の変わり目で、タイヤ交換をするタイミングや山越えをする際にタイヤチェーンの持参などを計画するためにも使えます。
雲、航空
| 衛星 | 静止衛星による現在の雲量全体写真 |
| 雲 | 過去3時間の雲と雨/積雪を表示するレイヤー |
| 下層雲 | 地表と2000m頃の標高の雲範囲。雲量はパーセントで表示 |
| クラウドベース | 雲低の高さは、地上で最も低い雲母の高度で、mとftで表示を切り替え可能 |
| 視界 | 物体又は光がはっきりと識別できる距離の尺度で、空気の透明性を示します |
| 乱気流を消す | 乱気流の強さの指標を単位EDRで表示 |
| 氷結 | 着氷の可能性をパーセントで表示。航空関連だと思う |
| 上層雲 | 6500m前後の標高と雲頂との間の雲範囲で、雲量はパーセントで表示 |
| 中層雲 | 2000m~6500mの高度の雲範囲で、雲量はパーセントで表示 |
| 霧 | 空気中に浮遊する微小な水滴または氷晶を表すレイヤーで、霧の発生で視界が悪くなる予測を立てます |
| 雲頂 | 雲の最も高い部分の高度 |
| CAPE指標 | 大気の潜在的エネルギーを表し、対流雲や嵐を形成する指標となる。1000から2000は中程度の雷雨の形成を示します |
| 上昇温暖気流 | 下から上へ向かう大気の流れのこと |
航空関係の気象情報が多く、一般には関係ない項目もあるかもしれませんが、山岳登山や船の航行など、遭難などで命に関わる事故を防ぐためにも必要な内容も表示されています。
ブルーインパルスの展示飛行で区分を予測する際には、視界とクラウドベースをを参考にし、視程5km以下・クラウドベース1500ft以下でキャンセルとなりますので、松島基地上空訓練では4区分が出来る雲底約3000ft以下を目安に行くか行かないかを決めています。
波浪、海
| 波 | 平均波高とそのすべての波型の期間で、海岸線付近は海底の形による影響を受けた高さになります |
| うねり | その場の風の影響が無く、遠くで発生した風浪が丸みを帯びた主要な波 |
| 海流 | 海流と潮流を併せたもので、実際の海水の動きに近い方向や速度を表示 |
| うねり2 | うねり1とは別の場所で発生した波で、異なる高さ、方向、周期を有する二次的な波 |
| うねり3 | うねり1と2とは別の場所で発生した波で、異なる高さ、方向、周期を有する二次的な波 |
| 風浪 | 風が生成する表面波の事で、水面上を吹く風の影響を受けて高くなります |
| 海水温 | 海面に近い水温の事で、釣行や霧の発生を予測する事も出来ます |
| 潮流 | 潮汐(月の引力等)によって生じる海水の周期的な水平方向の流れ |
| 波力 | 波の力の事で、波力発電の関わるレイヤーらしい |
海上を航行する船舶や釣り、サーフィンなどに関連する内容となっていますが、海水温が違う海流が混ざり合う場所では、事前にシーフォグの発生を予測できる場合もあります。
大気質
| 空気清浄度指標 | 大気汚染が健康に及ぼす影響を一般の人々に分かりやすく評価できる指標 |
| 二酸化窒素 | 呼吸器系の問題を引き起こし、肺機能の低下につながる有毒ガスである二酸化窒素を数値化して表示 |
| PM2.5 | 健康への影響が懸念されるPM2.5(微小粒子状物質)の分布を予測し、数値化したレイヤー |
| エアロゾル | 空気中に浮遊する微小な固体または液体の粒子の分布を表示 |
| オゾン層 | 単位面積当たりの大気中のオゾン量を鉛直方向に積分した値 |
| SO² | 火山噴火や様々な発生源から放出される二酸化硫黄の分布を表示したもの |
| 対流圏オゾン | 窒素酸化物や揮発性有機化合物から光化学反応によって生成される有毒ガスらしい |
| 一酸化炭素濃度 | 無色、無臭、無味のガスで、濃度が高いと眩暈や頭痛などを引き起こし、800ppm以上で失神や死亡などを引き起こします |
| 粉塵質量 | 土壌、天候、火山噴火、大気汚染などに由来する大気中の粒子の濃度 |
知っていて損は無いけど、個人で何かできるものではない環境汚染の指標のようなものです。日本が対策を頑張っても中国から風に乗って運ばれて来るはず・・。
干ばつ
| 干ばつ監視 | 1961年から2010年までに当該地域で記録された水の量と比較し、干ばつの発生確率を表したもの |
| 火災危険 | 様々な気象パラメーターに基づいて山火事の発生や延焼の可能性を表したもの |
| ハイキングマップ | 見た感じは日本地図 |
火災拡大が最低と表示されていても、この記事を書いている時点で岩手で延焼が続いていたので、アテにして良いものかどうかは不明です。
ハイキングマップはGoogleマップなどの下位互換程度だと思っていた方が良いのかもしれません。
他に気象警報もありましたが、あまり重要では無さそうなので割愛します!
インストールをして損はないWindyをオススメする理由
今まで気象予報アプリを使用していて、Windyの予測が当たる事が多かったのもありますが、ありとあらゆる気象情報が1つのアプリに凝縮されていて、調べるのが楽である事も1つの理由です。
アウトドアシーンで活用できる内容が多いのですが、事前に暴風や大雨による公共交通機関の乱れを予測したり、傘無しで外出してしまって雨に降られてしまうような事を避けるためにも参考にする事が出来るかと思いますよ!
Windyと呼ばれているアプリはWindy.comとWindy.appの2種類ありますが、赤色アイコンのWindy.comが今回紹介しているWindyなのでお間違いなく!
🔴4K LIVE | ブルーインパルス 展示飛行訓練 6機1区分 航空自衛隊松島基地 F-2B 訓練飛行
青空無風のブルーインパルスの飛行場上空訓練はこんな感じです。
風が強いか曇っているかのどちらかが多い航空自衛隊松島基地では、割とレアかもしれなかった好天でした!














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