Adobe Lightroom CCでRAWデータを現像した最終仕上げとして使用するディテールの項目を解説。シャープは被写体のエッジを際立たせてクッキリとした仕上がりに、ノイズ除去は夜景の高感度撮影や長時間露光でザラついた写真を滑らかにします。
記事内の目次
シャープを使用してピンボケ写真もクッキリと仕上げる
Adobe Lightroom Classic CCのRAW現像パネルのディテールという項目に、シャープ・ノイズ軽減があると思いますが、上の画像がディテール・シャープを適用した写真で、赤いラインから下半分が適用前です。
元々そんなにピンボケしていない写真でしたが、シャープを強めにかける事で葉の一枚一枚がくっきりとするようになりました。
この操作に使用したのがAdobe Lightroom Classic CCの上の操作パネルで、ディテールのシャープという項目の適用量・半径・ディテール・マスクの順番に並んでいますが、今回はわかりやすいように強めの適用量に調整をしました。
やりすぎると、ただ画質が荒いだけの写真になってしまいがちなので、それぞれの調整項目で変わる事や、やれる事をメモも兼ねて解説していきたいと思います!
シャープ・適用量
シャープの適用量は写真の鮮明度を指定する機能で、左がデフォルトの25のまま拡大した画像ですが、赤いラインの右側は適用量を最大の+150に調整した写真です。
左側は葉の一枚一枚がボヤけた画像となっていますが、右側は葉や枝のディテールがくっきりとしています。しかし、ザラザラとしたノイズもかなりきつく感じるぐらい発生しています。
シャープ・半径
半径はシャープを適用する範囲の事で、エッジ周辺にシャープをどのぐらいの幅で適用するかをピクセル量で指定をします。上側はデフォルトの1ピクセルですが下側は最大の3ピクセルで適用しています。
わかりやすいようにマスクをかけていますが、下側に関してはエッジから広い範囲にわたってシャープが適用されて、縁取りがはっきりと太くなっています。
ディテール
ディテールは、エッジとなる領域にシャープをどのくらい適用するのかというもので、数値を大きくするほど輪郭が協調されます。
効果の強さは上の適用量と半径にもよりますので、組み合わせて使うのが良いでしょう。
この機能を上手に使うことで、ピンボケした写真もある程度は見れるようになってきます。
マスク(マスキング)
マスクとは英語表記でMaskingとなり、適用する範囲と適用しない範囲を区別する機能です。
白く表示されている部分がシャープが適用される範囲で、黒く表示されている部分が全く適用されない範囲となります。
この白黒になってる画面は、Altを押しながらマスクのスライダーを左右に動かしている間に表示されますが、この場合は空や水辺に影響を及ぼさないマスク+38を適用しています。
このマスクをしっかりと調整をしないと、高感度ノイズなども強調してしまう荒い写真が出力されてしまいます。
ノイズ軽減
夜景や夜間撮影で一眼レフやミラーレスカメラのISO感度を上げた時に、目に見えてわかるようなザラザラとした高感度ノイズに悩まされてしまう事はないでしょうか?
JPEGとRAWのどちらで撮影しても高感度で撮影をすれば必ずノイズが乗ってしまいます。
そんなザラザラした高感度ノイズを除去するために役立つのがAdobe Lightroom CCのノイズ軽減ですが、この機能をどのように使用していくかを解説いたします。
輝度ノイズ
上はノイズ軽減の輝度を0~100まで調整した画像で、0と50はかなりノイズが目立つ状態なのですが、100まで上げるとほとんどノイズが目立たなくなりました。
しかし、ディテールが無くなってしまいJA01ANの文字がぼやけて見えるようになっています。
輝度 ディテール
先程の輝度を100に調整してぼやけた画像のディテールを調整してみましたが、デフォルトの50から100まで上げた所、さすがに100まで上げるとノイズのディテールまで強調されるようになってしまいました。
ギラギラした感じが無くなるのが丁度73となりましたが、やはりノイズ軽減+100と組み合わせると手に負えない状況にはなってしまいます。
輝度 コントラスト
ノイズ軽減のコントラストを上げてみましたが、コントラストを強調する事によって再び高感度ノイズが復活してきています。
コントラストを調整しても良い事が無かったので、この項目はほとんど使用しないのかもしれません。
カラーノイズ軽減
ノイズ軽減は、赤や緑色などの色のついたノイズで、このスライダーを右に動かす事によってカラーノイズが除去されます。
ほとんどの場合はデフォルトの25周辺でもほとんどノイズが乗っていません。
カラー ディテール
スライダーを右に動かすとカラーノイズが出現し、左に動かすと効果が弱くなりますが、この機能については基本的にデフォルトのままで良いでしょう。
滑らかさ
こちらもディテールの強弱と同じような違いがあるのですが、よくわからなかったので基本的にデフォルトのままで良いでしょう。
まとめ
上の写真はノイズ除去とシャープを使って仕上げた仙台空港展望デッキからの夜景ですが、高感度で撮影してノイズだらけになった写真も見違えるように綺麗な写真になります。
高感度にしても大丈夫というわけではなく、ある程度カメラの限界を見極めて、ノイズ軽減で手に負える範囲で撮影をするように心がけましょう。
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高感度で撮影したデジカメ写真や一眼レフカメラのRAWデータのディテールを比較的保ったまま、簡単操作でノイズを軽減できるソフトウェアで、Adobe Photoshopのフィルタープラグインとしても使用できるABSoft Neat Image V9もオススメです。
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