秋田県湯沢市を通る国道108号線(仙秋サンライン)沿いに桜の花が咲く役内川の桜並木を写真と共にご紹介します。この桜は役内川の護岸道路が作られたのを記念し、昭和10年(1935年)に地元の寺沢青年団の手によって植樹されたものとなっております。
記事内の目次
国道108号線沿いに咲く役内川の桜並木
役内川の桜並木とは?
宮城県石巻市から大崎市を経由して、秋田県由利本荘市に至る一般国道108号線の秋田県湯沢市横堀地域に役内川の桜並木があります。
この桜並木の樹齢は約70年ほどで、昭和10年(1935年)に地元の寺沢青年団の手によって植樹されたものの、昭和22年(1947年)の台風被害で護岸道路は決壊した際に、切り倒された桜の木が水を食い止めて、地域の浸水被害を最小限に食い止める事が出来たのだそうです。
一度失われた桜並木は地域の方々の手によって新たに植樹された事によって、現在見る事が出来る桜並木の姿に戻されております。
この桜並木は、寺沢公園から新国道108号線沿いにおよそ3km以上も続き、宮城と秋田両県を行き交う車両や、美しい桜を眺めながらのドライブやツーリングを楽しまれる方々にも親しまれております。
旧国道108号線
元々は旧国道108号線が通っていたらしく、拡張される前の秋田県境超えは、険しく道幅が狭い鬼首峠を通っていたルートになっていました。
その名残として道幅が狭い旧道跡が残されており、寺沢橋付近から連なる桜並木と国道108号線のルートが別々に分かれているのは、そのような理由があったからなのだそう。
いつもは車で通過するだけのルートだけど、車を降りて付近を散策してみるのも、今まで知らなかった道路の歴史を知る事が出来て良いのかもしれない。
また役内川の桜並木の近くには、樹齢200年の名桜である「おしら様の枝垂れ桜」があるので、そちらの立ち寄ってみるのもオススメです。
秋田県湯沢市の横堀地区の赤塚白山神社の隣に咲く1本の枝垂れ桜は、樹齢200年超の大きな枝垂桜は高さ約10m、幹周り約3.65m、枝張り東西南北とも約19mの大木で、おしら様の枝垂れ桜と呼ばれて地域に大切にされてきた名桜として知られるようになりました。 白山神社に咲く樹齢200年超の名桜 おしら様の...
役内川の桜並木 所在地や交通アクセス情報
所在地 | 〒019-0203 秋田県湯沢市寺沢中川原 |
期間 | |
時間 | 24時間 |
駐車場 | 無料 寺沢橋付近旧道内 |
交通アクセス | 東北中央自動車道 雄勝こまちICから車で3分 |
関連ウェブサイト | 秋田湯沢の観光Navi |
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