宮城県遠田郡涌谷町の城山公園で桜の花々が咲く風景と、わくや桜まつりを写真と共にご紹介します。涌谷要害とも呼ばれた涌谷城址を整備した公園で行われる桜まつりでは、500本の桜が咲く風景と幻想的な夜桜も楽しめるライトアップが実施されます、
記事内の目次
城山公園の概要
涌谷城は永享3年(1431)に陸奥国5郡を支配した大名である大崎氏の家臣であった涌谷氏が築いた平山城で、別名「涌谷要害」とも呼ばれ、豊臣秀吉の天下統一後に木村氏が居城、その後に伊達氏の家臣亘理氏の居城となりました。
涌谷城は明治維新まで存続していましたが、新政府によって涌谷県庁が設置された事で石垣と隅櫓を残して全て取り壊されてしまいました。
現在の涌谷城址は宮城県遠田郡涌谷町の「城山公園」として整備され、町指定文化財に指定されている隅櫓(太鼓堂)の隣に天守閣をイメージした「涌谷町立資料館」が建てられています。
ここには涌谷伊達家の資料や出土品などを中心に、町内の歴史・民俗史料等約千点が展示されています。
城山公園と江合川沿いの桜
涌谷城跡である城山公園には、ソメイヨシノ(染井吉野)を中心に、シダレザクラやヤマザクラ、サトザクラの一種である泰山府君など約500本の桜が咲き誇り、春には公園内全体が薄紅色の花々で美しく彩られます。
城山公園内以外にも城へ向かう石段付近には樹齢約120年にもなる立派なシダレザクラが咲き、江合川の左岸にも樹齢80年ほどのソメイヨシノの桜並木が道路上を覆いつくすように咲き誇ります。
そして、桜まつり期間中の夜には幻想的な夜桜を楽しめるライトアップも行われて、昼夜問わず大勢の花見客が訪れる宮城県北でも人気の桜の名所となっています。
撮影日は全体的に桜が散り始めとなっていたので、場所によっては既に散ってしまっている状態の場所もありました。しかし、満開時には涌谷町立資料館と隅櫓を見上げるような美しい光景も見る事ができるようです。
公園内に咲く桜のほとんどがソメイヨシノですが、公園内に整備されている遊歩道の両側から枝を伸ばして美しく咲き乱れる、桜並木がとても綺麗な公園です。
江合川に沿うように美しく咲くソメイヨシノの桜並木も、高台にある城山公園内から見下ろすように眺めるととても綺麗でした。
夜には公園内や沿道の桜が提灯や照明で照らされる、幻想的な夜桜のライトアップも観賞できるようになっています。
上の写真の桜並木を下から撮影すると、まるで桜のトンネルのように道路上に覆い被さる景色も見どころの一つです。
この桜並木の先から車で降りると、広大な駐車場がありますので、混雑していない時間であれば、一番近い場所に駐車が可能です。
また、近郊には別途臨時駐車場も設けられる予定となっています。
涌谷桜まつり 交通アクセスや日程情報
所在地 | 東北地方/宮城県遠田郡涌谷町涌谷下町3-2 |
開催期間 | |
時間 | 24時間(夜桜ライトアップ 18:30~21:00) |
駐車場 | 無料河川敷駐車所あり |
交通アクセス | JR石巻線 涌谷駅から徒歩10分 東北自動車道 古川ICから車で30分 |
マップコード | 105 451 124*23 |
関連ウェブサイト | わくや桜まつり |
雨などの影響で無料河川敷駐車場がぬかるんでいる時は駐車台数を制限する時ありますのでご注意ください。
この記事は、独自取材した内容に基づいて執筆しています。駐車場情報や最新の情報は公式ホームページ等をご参照ください。
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