2020年1月7日に福島県郡山市片平町で、うねめの里冬花火が行われました。正月飾りなどを燃やし無病息災などを祈願する、塞ノ神(どんと焼き)やうねめ太鼓の演奏などの後に夜空を彩る花火が打ち上げられました。
記事内の目次
うねめの里冬花火の概要
毎年1月7日に福島県郡山市片平町の片平ふれあいセンター前で行われる、うねめの里冬花火は地元の伝統行事であるどんと焼きの炎が立ち上がる背後で冬の夜空を彩る美しい花火が打ち上がるイベントです。
どんと焼きとは毎年1月14日から15日に行われる日本の伝統行事で、左義長やどんと祭または塞ノ神とも呼ばれる事もありますが、正月飾りを焼いて各家庭に訪れていた神々を天に還すという意味合いを込めて毎年行われています。
どんと焼きで立ち上がる炎は「御神火」であるとされており、この火にあたる事によって一年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えと共に毎年1月14日に行われますが、郡山市内では神社なども含めて1月7日前後に行われるのが多いのだそうです。
うねめの里冬花火は初開催から、今年で20周年を迎えるのですが、これを節目に終わってしまうかもしれないという話をお聞きしました。
そんな話を聞いて最後を見届けようという気持ちで遥々宮城から郡山に向かいましたが、花火打ち上げ開始直前に雨が降ってしまったので、雨具を何も持って来ていなかった私は雨のかからない屋根の下から撮影しました。
花火の打ち上げ開始前には雨の影響で屋外での演奏を中止して屋内での実施となった「うねめ太鼓」などの演奏が行われました。
花火の打ち上げ開始は18時30分からですが、1発目から7号玉が打ちあがります。
片平ふれあいセンターの建物を背にして観覧していたので、壁に花火の開発音が反響してとても迫力がありました。
雨を避ける事しか考えていなかったのですが、どんと焼きの煙が花火の前に立ち上がってしまって美しい花火も霞んで見えています。
天候の影響と共に煙が停留してしまい、徐々に空が霞んでいって花火の姿が見えなくなってきています。
最後は大きく開きながら垂れ下がる、大玉連発入りの錦冠スターマインです。
20周年を迎えた所で終了が検討されている「うねめの里冬花火」ですが、花火大会の開催が少ないからこその貴重な冬花火ですので、ぜひ今後も開催していただきたいですね。
うねめの里冬花火の動画
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