夜景の名所としても知られているJR姨捨駅から徒歩10分で行ける長野県千曲市にある日本の棚田百選の一つである「姨捨の棚田」。そこで見る事が出来る田毎の月を再現した冬季のライトアップイベントと姨捨の夜景を写真と共にご紹介します。
記事内の目次
田毎の月を再現! 姨捨の棚田を幻想的にライトアップ
姨捨の棚田とは?
姨捨の棚田は、善光寺平とも呼ばれる長野盆地を見下ろす事が出来るJR篠ノ井線の姨捨駅から徒歩10分ほどの距離にあり、長野県千曲市の標高460メートルから560メートルに位置する約64.3ヘクタールの階段状の水田で約2,000枚ほどあります。
平成11年(1999年)に、棚田としては日本国内で初めてとなる国の名勝に指定され、また「姨捨の棚田」名義で重要文化的景観や日本の棚田百選にも選定されています。
棚田の水を張った水田の一つ一つに月が映り込む姿を古くから「田毎月(たごとのつき、たごとづき)」と謳われ、その景色がとても美しい事で知られております。
姨捨の棚田ライトアップ
駐車場は日本遺産センター
車で訪問する時は姨捨の棚田近くの日本遺産センターの駐車場に駐車してから、すぐ隣にある長楽寺を通って姨捨の棚田に向かうのが正式なルートらしい。
長楽寺の石段には、観光客用のためなのか人感センサー付きの照明は設置されていますが、棚田も含めて照明が少ないため注意して歩く必要はあります。
姨捨の棚田ライトアップの見どころ
姨捨棚田 姪石苑(めいしえん)付近が、姨捨の棚田ライトアップを眺めるベストスポットになりますが、長楽寺から姪石苑(めいしえん)までの道のりには、道しるべとなる照明が設置されています。
姨捨の棚田は長野盆地を見下ろす事が出来る標高が高い位置にあるため、夜間であれば美しい夜景と棚田のライトアップも見る事ができますが、両方のスケール感が分かるような写真を撮れる位置を探すのがなかなか難しい。
上の写真を撮影した位置が最も夜景が美しく見えて棚田も広く見えるように撮影できる位置でしたが、実はこの上にもライトアップをしている棚田が広がっており、さらに上から撮影しようとすると下側の棚田が上側の棚田に隠れて見えにくくなってしまうのです。
手前の白い照明は「田毎月」をイメージしているのだと思いますが、ここに設置してあるライトは、ペットボトルの中にLEDや太陽光パネルを組み込んだペットボタルという照明器具で、地元の小学生の手で全て設置したらしいです。
姨捨の棚田ライトアップは姨捨駅からも眺められる
JR篠ノ井線の姨捨駅に立ち寄らなかったら姨捨の棚田でライトアップをしている事に気付かなかったとは思いますが、100mm程度の望遠レンズがあれば姨捨の棚田と夜景の写真を駅構内から撮影をする事が出来ます。
姨捨駅や姨捨駅以外にも夜景が見える場所が多数ある地域なので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
姨捨の棚田ライトアップ 観光情報
所在地 | 〒387-0023 長野県千曲市八幡姨捨 |
開催期間 | 2023年11月19日~2024年3月15日 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料 日本遺産センターの駐車場を利用 |
交通アクセス | JR姨捨駅から徒歩10分 |
関連ウェブサイト | 長野県千曲市ウェブサイト |
最新の情報は公式ホームページ等をご参照ください。
また、近隣にある姨捨駅や姨捨公園から眺める夜景も別記事でご紹介しています。
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