山形県酒田市の庄内空港を取り囲むように整備されている庄内空港緩衝緑地は、オートキャンプ場やテニスコート、多目的広場など様々な施設が整った公園で、滑走路南側は間近で旅客機の離着陸を楽しめる飛行機観賞スポットにもなっています。
記事内の目次
庄内空港 緩衝緑地-飛行機の離陸が間近で見れる公園
平成に入ってから開港した庄内空港とは?
山形県酒田市と鶴岡市の中間地点に位置する庄内空港は、全国的にも比較的新しく平成3年に開港した空港で、全長2000メートルの滑走路1本とターミナルビルがある地方管理空港です。
開港当初は、東京国際空港(羽田)・大阪国際空港(伊丹)行きの便が就航して、さらに4年後には新千歳空港行きや関西国際空港行きも開設していましたが、その後は徐々に便数を減らして現在は東京国際空港行きと成田国際空港行きの往復5便だけが就航しています。
2014年には、同じ山形県内の山形空港と共に愛称を募集した所、両方とも山形の名産品が上位にランクインしていた事から、何故か両空港の愛称を同じにして「おいしい山形空港」「おいしい庄内空港」と決まりました。
近くには湯野浜温泉や酒田港、夏には感動日本一の花火大会で知られる赤川花火大会が行われる庄内地方の空の玄関口としても知られています
外周全体が公園になっている緩衝緑地
庄内空港の外周を取り囲むように一帯には公園が整備されていて多目的広場やテニスコート、オートキャンプ場などアウトドアやスポーツを楽しめる施設が併設されています。
上の写真は、庄内空港に隣接する夕日の丘オートキャンプ場から撮影した写真で、空港全体だけではなく日本海の景色までもが一望できる絶景スポットにもなっています。
オートキャンプ場の反対側にあるヒーリングゾーンは、滑走路から公園敷地内までの距離がかなり近いので、飛行機が離着陸をする迫力のある光景も間近で観賞する事ができます。
ここまで飛行機との距離を近く感じる空港も日本国内にはそんなに多くはないのではないのではないでしょうか。
この飛行機観賞スポットの面白い所は、柵の高さに対して公園の敷地の方が高い場所にあろ所で、飛び越えられるのではないかと思えるぐらいに低いフェンスが立てられています。
もっとトラフィックが多ければ楽しそうなんですけどね・・。
夕焼けも美しい日本の夕日百選の地
庄内空港のある場所からも近い鶴岡市の湯野浜温泉郷は、日本の夕日百選にも選定された程に日本海に沈む夕日がとても美しいとされる観光スポットとして知られていて、庄内空港でも夕日が沈む時間と飛行機が離陸する時間が一緒になると、このような美しい光景が観賞できます。
この時間の離陸は1便のみですので、出発時間と日没時間、そして気象条件がぴったりと合わないと見れない奇跡の1枚です。このような写真が1枚でも撮れたらとてもうれしいですよね!
庄内空港の飛行機離着陸映像
庄内空港 ANA 全日本空輸 ボーイング767-300 JA8285 JA8971の離着陸
庄内空港緩衝緑地から2機の飛行機を収録した映像です。庄内空港は2000メートルの滑走路一本で運用している地方空港ですが、ボーイング767クラスの中型機でも距離の短さを感じさせない余裕のある離着陸を見せてくれます。
庄内空港 所在地や交通アクセス情報
所在地 | 東北地方/山形県酒田市浜中村東30-3 |
時間 | 24時間 |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | 日本海東北自動車道 庄内空港ICから車で3分 |
マップコード | 90 516 070*50 |
関連ウェブサイト | 庄内空港 緩衝緑地 ingreen |
道順は少々わかりにくいのですが、空港の滑走路下をくぐり抜けてすぐの狭い道を左側に抜ければ公園の駐車場にたどり着けます。少々歩きますが、トンネルそばの駐車場からも徒歩で行くことも可能です。
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