2023年10月7日に秋田県大仙市で開催した、大曲の花火 -秋の章- 花火芸術祭は、日本の二大花火競技大会である大曲と土浦がコラボレーションし、茨城の花火業者や地元秋田県内の花火業者がそれぞれのテーマに沿って芸術的な花火を打ち上げました。
記事内の目次
秋の夜空に8000発!2023年 大曲の花火 -秋の章- 花火芸術祭
2023年の大曲の花火 -秋の章-
大曲の花火 全国花火競技大会が終わって1か月少々が過ぎた10月上旬に行われる大曲の花火-秋の章-は、大曲四季の花火の一つとして実施され、テーマ性に富んだ花火劇場を楽しめる秋の花火大会です。
2022年には茨城県土浦市で日本を代表する花火競技大会が実施される大曲と土浦が競演するシークレット花火が実施されましたが、今年は大曲の花火が実施される秋田県大仙市で大曲と土浦の二大花火競技大会が競演するプログラムが秋の章に組み込まれる事になりました。
大曲では初の試みとなるドローンショー
大曲の花火では初めての試みとなるドローン500基を使用して夜空に図柄を描くドローンショーを実施。
ゆっくりと色や形を変化させながら夜空をキャンパスに見立てて幻想的に彩る様子がとても素敵でした。
オープニング花火
オープニング花火は年間スポンサーの提供で、Katy PerryのFireworkに合わせて花火を打ち上げるワイドスターマインです。
ミュージックスターマインと言うよりは、位置づけ的にはスペシャルスターマインなのでしょうか。区別はよくわかりませんが、多分そんな感じです。
第1幕 地元花火業者の若手花火師による作品発表
大曲の花火が実施される秋田県大仙市に拠点を置く地元の花火業者5社の若手花火作家による7号玉の打ち上げを第1部に行い、第2部には直径300メートルの大きさに開花する10号芸術玉2発と丸い形にこだわらずに自由な発想で制作する創造花火の打ち上げが行われました。
第2幕 《土浦の花火物語》土浦の花火
大曲の全国花火競技大会と同様に内閣総理大臣賞が授与される二大花火競技大会の一つである土浦全国花火競技大会が実施される茨城県からは、花火業者5社と工場が茨城県内にある東京都の業者1社が大曲に集結し、10号玉や創造花火、スターマインを打ち上げました。
大曲の競技花火では、10号玉2発と創造花火を打ち上げて審査されますが、土浦では10号玉と創造花火、スターマインの3部門にをして美しさを競い合います。
大曲発祥の創造花火は、それぞれテーマを設けて、色彩・リズム・立体感・構成など、花火師の創造性・独自性を追求した花火が元になっておりますが、それを引き継いでいるのが土浦で、現代の大曲の創造花火は土浦で言うスターマインに近い構成になっているのではないかと思います。
土浦の花火物語のラストを飾るのは第95回の大曲全国花火競技大会で内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業さんのスターマインでしたが、土浦の大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」のイメージだったのでしょう。
土浦の競技スターマインと同じ幅でやると思っていたのに、想像以上に打ち上げ幅が広くて感動するような美しい花火でした。
第3幕 花火劇場「魔法」
第3幕は大曲の花火協同組合を構成する、響屋大曲煙火・小松煙火工業・北日本花火興業・和火屋の地元花火業者4社による魔法をテーマにしたワイドミュージックスターマインです。
魔法にまつわるストーリーであるハリーポッターやハウルの動く城、アラジンや美女と野獣の音楽と花火をシンクロさせて魔法の世界をイメージした幻想的な花火の打ち上げが行われました。
フィナーレ花火~AUTUMNSPECTACLE~ 10号100連発
例年であれば音楽と花火をシンクロさせる打ち上げ時間10分以上の花火ミュージカルなどが行われますが、今年の秋の章は最大で9か所同時に尺玉を打ち上げる10号100連発のワイドスターマインです。
小玉やトラなどを一切使わず尺玉のみの打ち上げでフィナーレを飾るのは、大曲の四季の花火全てで初の試みとなったのではないかと思いますが、大輪の花が次々と上がる様子が圧巻のプログラムでした。
観覧チケットについて
大曲の花火 秋の章も全国花火競技会同様に全席有料指定席となっていました。
カメラマン席も、以前は土手斜面を使用した有料自由エリアになっていましたが、今年はチケットを購入した時点で場所が決定している、有料指定席のカメラマンエリアになりました。
前売りでイス席が1人6,000円、定員4名のテーブル席が1席26,000円、カメラマンエリアは1席6,000円となりますが、当日券の販売はイス席とテーブル席のみで、それぞれ前売り券よりも1,000円から2,000円高くなっています。
駐車場は有料と無料あり
公式駐車場は、観覧会場内の有料駐車場が2,500円で販売されますが、会場外の大仙市役所西隣や大仙市役所大曲庁舎などの4か所は無料駐車場となっております。
観覧会場までは少々歩きますが、全国花火競技大会とは違って駐車場が埋まる時間は結構遅めです。
2023年 大曲の花火 -秋の章- 花火芸術祭の映像
大曲の花火 秋の章開催当日にライブ配信を行いました。ノーカットで撮影をしていたためアナウンスなどはそのまま収録しておりますが、後日4K HDRで編集したアーカイブ映像をアップロードいたしました。
YouTube Live! 2023年 大曲の花火 秋の章 花火芸術祭
【4K HDR】2023年 大曲の花火 秋の章 ー花火芸術祭- 土浦大曲二大花火競技大会競演
Camera : Blackmagic pocket Cinema Camera 6K (BMPCC6K)
Lens : SIGMA 10-20mm
Michrophone : MXL CR21
Recorder : ZOOM F3
2023年 大曲の花火 -秋の章- 観覧情報
開催場所 | 秋田県大仙市大曲 雄物川河川敷 |
開催日時 | 2023年10月7日 18:00~19:30 |
花火打ち上げ数 | 8,000発 |
観覧場所 | 全席有料 前売り券 テーブル席(定員4名)26,000円・イス席(定員1名)6,000円・カメラマン席(定員1名)6,000円 当日券 テーブル席(定員4名)28,000円・イス席(定員1名)7,000円 |
交通アクセス | 秋田自動車道 大曲ICから車で10分 JR大曲駅から徒歩24分 |
マップコード | 138 731 610*24 |
関連ウェブサイト | 大曲の花火 |
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