日本の棚田百選の一つに選ばれている「姨捨の棚田」や姨捨公園などの夜景の名所が多く点在する起伏が多い長野県千曲市で、有名な夜景の名所として知られるJR篠ノ井線の姨捨駅から一望できる善光寺平こと、長野盆地の美しい夜景をご紹介します。
記事内の目次
夜景100選の善光寺平を一望できるJR姨捨駅から眺める夜景
JR篠ノ井線 姨捨駅
姨捨駅は、明治33年に官設鉄道(後の日本国有鉄道)篠ノ井線の篠ノ井と西条間の開通と同時に開業した標高551mの山の中腹に位置する駅で、今からおよそ120年以上の歴史があります。
全国でも数少ないスイッチバック方式でホームに入線をするため、姨捨駅に停車しない列車はすぐ隣を通る本線上をそのまま通過します。
スイッチバック方式で入線をする駅だと知らずに、このままこちら側に進むものだと思っていたら、こちら側は現在行き止まりになっており、丁度撮影をした場所のあたりから66.7 ‰の急勾配を設けて、ブレーキが効かずにオーバーランした車両を止めるための避難線になっていたとの事。
その跡地は現在変電所と駅利用者のための駐車場になっており、駅から夜景を眺めるために訪れた際もそちらの駐車場を利用します。
姨捨駅は昭和47年から無人駅となっており、駅舎の中やその隣の通路を通って駅のホームに立ち入る事が出来ます。
2010年に駅舎のリニューアル工事が行われて、1回目の駅舎改築を行った昭和9年(1934年)当時の様子に復元され、無人化される前に存在していた手小荷物扱い窓口も再現されたのだそう。
4月頃から11月頃までの休日は地元の有志の方々により「くつろぎの駅」として、駅事務室の開放やお茶のおもてなしなども行われます。
姨捨駅から眺める善光寺平の夜景
姨捨駅のホームには半径2.5メートルぐらいの突き出た展望台が設置されており、駅舎からは跨線橋が架けられています。
駅舎側から見ても既に夜景が見えているので、反対側ホームに渡る前からでも徐々にテンションが上がってきます。
本線の線路越しに見える善光寺平の夜景がとても美しいのです。
姨捨駅から眺める夜景は2012年に日本夜景遺産に登録されており、姨捨駅や車窓からの夜景を鑑賞するための列車として運行しているナイトビュー姨捨は、列車としては静岡県の岳南電車に続く2例目の日本夜景遺産への登録となりました。
何故か姨捨駅から撮影した写真だけが、ぶれていたため姨捨公園から撮影した写真を代用。
少し高さが違うぐらいなので、だいたい同じように見えるます。
また長野市街地を含む善光寺平の夜景だけではなく、眼下に広がる「姨捨の棚田」のライトアップも観賞する事が出来ます。
こちらのライトアップは11月中旬から翌年の3月まで開催し、日本夜景センターに車を駐車をするか、JR姨捨駅から徒歩で10分ほど歩いて向かう事もできますが、ここに立ち寄らなければ姨捨の棚田でライトアップをしている事に気付かなかったかもしれません。
姨捨の棚田については、こちらの記事でもご紹介しています。
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姨捨公園 観光情報
所在地 | 〒387-0023 長野県千曲市八幡姨捨 |
観覧時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料 日本遺産センターかJR姨捨駅の観光客向け駐車場を利用 |
交通アクセス | JR姨捨駅下車・日本遺産センターから徒歩9分 |
関連ウェブサイト | 長野県千曲市ウェブサイト |
最新の情報は公式ホームページ等をご参照ください。
また、近隣にある姨捨公園から眺める夜景や姨捨の棚田ライトアップも別記事でご紹介しています。
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