宮城県名取市と岩沼市に跨る 仙台空港(仙台国際空港)の 展望デッキ「スマイルテラス」から眺める美しい夜景をご紹介します。
3.11東日本大震災で甚大な被害を受けてから半年で復興した仙台空港の展望デッキからは、名取市街地から仙台市街地までの景色と共に、太平洋上から滑走路に向かって飛行機が着陸する瞬間も眺める事ができます。
記事内の目次
仙台空港の概要
宮城県名取市から岩沼市にまたがる仙台空港は、仙台市の中心部から南南東に約14Kmほどの距離にある東北地方唯一の国管理空港でしたが、2016年7月の民営化によって仙台国際空港株式会社が運営する会社管理空港になりました。
仙台空港はジャンボジェット機や大型貨物機なども発着できる3,000mのB滑走路と、X状に交わり小型機の発着専用となっている1,200mのA滑走路で運用していて、地方空港としては珍しい複数の滑走路を使用しています。
現在の旅客ターミナルビルは、1997年に全面開業した比較的新しいターミナルビルとなっていて、国内11路線、国際線ではアジア方面を中心に7路線、国内国際合わせて14の航空会社が就航しています。
仙台空港 展望デッキ スマイルテラス
旧仙台空港旅客ターミナルビルには屋上に送迎デッキがありましたが、波型デザインの屋根を採用した新旅客ターミナルビルへの改築時には設置される事はありませんでした。
しかしその後は、展望デッキ設置の要望も多かったようで、新旅客ターミナルビル完成から13年後となる2010年に、屋根部分の一部区間を使用して展望デッキが作られるようになりました。
元々はゲートで入場料を徴収する有料制でしたが、入場ゲートから展望デッキの間にトイレや喫煙所も無いため、トイレに行く度に料金を払わなければいけないという不便さもあり、空港民営化を機会に完全無料で利用できるようになりました。
仙台空港の2階からエスカレーターを使用して3階に登ると左側にフェンスで囲われた場所があり、常時開放しているゲートをくぐると、その中にエレベーターと階段があります。
そのエレベーターで屋上に向かうと、ワイヤーフェンスに囲まれている屋外の展望スペースに到着できます。
これが、屋外の展望デッキ「SMILE TERRACE(スマイル・テラス)」です。
訪れた日は、煌びやかな屋上展望デッキ ジュエリーイルミネーションも開催中でしたが、このイベントは11月下旬から翌年2月最終日まで行われるそうです。
くの字型に曲がった展望デッキですが、奥行きはそれなりの広さはありますので特別機でも来ない限り見る場所が無いなんて事はありませんし、仙台国際空港の屋根と同じ形の波型デザインを多用したベンチや屋根付きのテラスも用意されていますので、雨の日でも飛行機が発着している様子を眺める事ができます。
飲食物は、自動販売機で販売されている商品のみとなっていますので、カロリーメイトで大丈夫な方以外は3階のレストランエリアで済ませるか2階のお土産品売り場で買っておいた方が良いでしょう。
展望デッキから眺める飛行機と仙台の夜景
仙台空港展望デッキ「スマイルテラス」からは、旅客機が駐機しているエプロンや滑走路、遠くを見渡せば仙台市街地の美しい夜景がパノラマ的に一望できます。展望デッキにはワイヤーフェンスがありますが、その手前にも上の写真に映り込んでいるような柵があるので、完全に駐機してしまった飛行機を撮るのは難しくなると思います。
仙台駅から約14km程の距離にある仙台国際空港ですが、大年寺山から八木山にある「仙台スカイキャンドル」「ミヤテレタワー」「TBC東北放送テレビ塔」のライトアップや仙台市街地の高層ビル群などの夜景も観賞できます。
乗客が乗り終わりプッシュバックが始まると、旅客機のパイロットが手を振ってくれる事もよくあるので、そちらも注目してみて下さい。
仙台空港展望デッキ スマイルテラスの映像
[HD]仙台空港展望デッキ 夜景と飛行機離着陸映像
仙台空港の展望デッキや27エンドなどの空港周辺から撮影した旅客機映像です。
仙台空港 展望デッキ スマイルテラス 所在地や交通アクセス情報
住所 | 東北地方/〒989-2401 宮城県名取市下増田南原 |
時間 | 6:45~20:00 荒天時閉鎖の可能性あり |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 有料:第1駐車場 1302台 第2駐車場 457台 |
交通アクセス | 仙台空港アクセス線 仙台空港駅下車 仙台東部道路 仙台空港ICから車で8分 |
マップコード | 21 201 177*88 |
撮影 | 撮影可 三脚や一脚等の撮影補助器具の使用可 |
関連ホームページ | 仙台空港 展望デッキ スマイルテラス |
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