宮城県大崎市の鳴子温泉西側にある鳴子峡は、大谷川が侵食して形成された落差が80mから100mもあるV字型の峡谷で、秋には紅葉が美しい絶景スポットとなります。
また鳴子峡の上流側には中山平温泉と下流側の鳴子温泉などの温泉街も開けていて全国からも多くの観光客が訪れています。
記事内の目次
東北屈指の紅葉名所 鳴子峡の紅葉
断崖絶壁のV字型峡谷と紅葉が美しい鳴子峡
宮城県大崎市の鳴子温泉から国道47号線を西側に進むと平行するように見えてくる断崖絶壁の鳴子峡(なるこきょう)が見えてきます。
ここは江合川の支流である大谷川の水流で侵食する事によって形成されたV字型の峡谷で、落差が80メートルから100メートル程もある奇岩や断崖が約6kmも続き、宮城県の名勝地にも指定されています。
また、この一帯は落葉広葉樹林が広がっていて、秋にはウリハダカエデ、ハウチワカエデ、コシアブラ、タカノツメなどの植物がV字型峡谷の鳴子峡全体を黄色や赤に染め上げて、絶景とも言える程に紅葉が映える風景を堪能できます。
鳴子峡周辺を散策できる二つの遊歩道
鳴子峡には美しい紅葉を眺めながら散策できる二つの遊歩道がありますが、一部通行止めとなっていた大深沢遊歩道は土砂崩れからの復旧が完了して終日開放となりました。一方で鳴子峡の景色を眺めながら散策できる鳴子峡遊歩道は、中山平入口・鳴子側入口共に開放している箇所は一部分のみで、ほとんどの場所が依然として通行止めとなっています。
昨年は大深沢遊歩道で熊の目撃情報もありましたので、熊よけの鈴はあった方が良いのではないかと思います(使い方を知らない)
紅葉が見ごろを迎えた時の渋滞回避方法
鳴子峡周辺は無料と有料含めて8か所の駐車場が用意されていますがそれでも足りず、紅葉が見頃となった時期で観光客が大勢訪れる土日は、大崎市を通る国道47号線が2時間待ちとか3時間待ちの大渋滞を起こしますので特に遠方から旅行で訪れる人は注意が必要です。
100パーセント確実なのは、下流側の鳴子温泉郷か上流側の中山平温泉郷で宿泊して渋滞を避けられる時間帯に向かうか、JR陸羽東線の鳴子温泉駅か中山平温泉駅から徒歩で鳴子峡を目指してみるのも良いでしょう。鳴子温泉駅からは徒歩60分、中山平温泉駅からは徒歩30分ほどかかります。
私は深夜から車中泊をして様子を見ていましたが、早朝の9時台までの時間であれば渋滞している感じはありませんでした。
天気の急変と気温差にはご注意
この地域は宮城県の中でも山形県寄りの山沿い地域になりますので、晴れ予報でも曇っていたり気温差が激しかったりと天候には少々恵まれない可能性もあります。温かい服装や雨具の用意をして向かった方が確実なのですが、散策しているうちに体が温まってくると暑いぐらいに感じる時がありますので、個人差はありますが軽く羽織るもの程度でも大丈夫だと思います。
紅葉狩りスポット 鳴子峡の動画
5K UHD | 鳴子峡の美しい紅葉 | 一度は必ず訪れたい東北の自然を満喫できる観光名所
2020年に撮影をした鳴子峡の映像です。
遊歩道の一部は災害発生のため通行が出来ませんでしたが、鳴子峡のほぼ全域で美しく色づいた紅葉を楽しむ事が出来ました。
鳴子峡の紅葉 所在地や交通アクセス情報
所在地 | 東北地方/宮城県大崎市鳴子温泉 |
時間 | 24時間 |
駐車場 | 有料:鳴子峡中山平側駐車場 大型:1000円 中型:700円 普通車500円 バイク:200円 |
交通アクセス | 東北自動車道 古川ICから約1時間(渋滞無しで) JR陸羽東線 鳴子温泉駅から徒歩60分/中山平温泉駅から徒歩30分 |
マップコード | 317 818 244*28 |
関連ウェブサイト | 大崎市公式ウェブサイト |
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