日本全国にある青麻神社・三光神社の総本社である、宮城県仙台市宮城野区岩切の青麻神社では、2024年5月1日~3日に青麻神社春季例大祭を開催、1日と3日は仙台市無形民俗文化財に指定された榊流青麻神楽奉納も執り行われます。また、境内や駐車場ではお祭り屋台広場も実施予定となっています。
記事内の目次
青麻神社春季大祭 榊流青麻神楽奉納は2024年5月1日と3日に開催!
青麻神社とは?
利府町の宮城県総合運動公園(グランディ・21)から宮城県県民の森に向かう途中にある青麻神社は、社伝によると852年に山城国(現在の京都府)から訪れた穂積保昌が麻の栽培をこの地に伝え、一族が尊崇する日月星の三光神と言われる天照大御神(あまてらすおおみかみ)・天之御中主神(あめのみなかぬしのみこと)・月読神(つくよみのかみ)を岩窟中に奉祀したのが創始と伝えられています。
昭和58年には、現在の仙台市泉区で山林火災が発生して全体で3300ヘクタールが焼失するという未曽有の災害が発生しましたが、神威の御加護により青麻神社の社殿と神楽殿は焼失を免れ、現在の社務所は昭和59年、現随身門は平成12年に再建したそうです。
青麻神社の御利益
半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などの中風病退散や海上安全・眼病平癒等にご利益があるそうで、「三度詣でれば生涯中風の難よりのがれる」と伝えられいます。
参拝方法は、手水場で手と口を清め、拝殿の前に立ち賽銭を入れてから鈴を鳴らし、二回頭を下げて二回手を叩き、手を合わせながら祈りを捧げ、最後に一礼をする二拝二拍手一拝で行います。
この作法は、鈴の音で祓い清めて神様を呼び、二回頭を下げる事で神様への敬意を表し、右手を少し手前にずらして二拍手した後に指先を揃えて祈りを捧げ、最後の一拝で神様を送ります。
二礼二拍手一礼とも呼びますが、これが参拝時に基本となっている作法であるとされています。
榊流青麻神楽奉納
※写真は天皇陛下御即位を記念した夜神楽「奉祝即位の礼記念演舞」奉納時のもので、通常は5月1日と3日の9時から15時まで実施されます。
榊流青麻神楽とは、文化四年(西暦1807年)に京都神祇伯白川家より伝習したと言われ、平成3年に仙台市無形民俗文化財に指定されています。
このお神楽は5月1日から3日まで執り行われる春季例大祭の中で奉納され、神話を題材に全十四座で構成し、笛太鼓の曲と舞のみで行われます。
座 | 名称 | 配役 |
第一座 | 御子舞 | 八乙女 |
第二座 | 奉幣舞 | 太玉命 |
第三座 | 剱舞 | 大久米命 |
第四座 | 鉾舞 | 猿田彦命 |
第五座 | 神招舞 | 天宇受女命 |
第六座 | 小弓舞 | 彦火火出見命 |
第七座 | 釣舞 | 事代主命・御伴神 |
第八座 | 千歳舞 | 大国主命 |
第九座 | 追儺舞 | 八衢彦命 |
第十座 | 種蒔舞 | 天村君 |
第十一座 | 諏訪舞 | 建甕槌命・建御名方命 |
第十二座 | 肥川上舞 | 須佐之男命・櫛稲田姫命・足名槌命・手名槌命 |
第十三座 | 海津宮舞 | 綿津見命・塩土翁・彦火火出見命・火須勢理命 |
第十四座 | 岩戸開舞 | 天照大御神・天児屋根命・太玉命・天宇受女命・手力雄命 |
※写真は天皇陛下御即位を記念した夜神楽「奉祝即位の礼記念演舞」奉納時のもので、通常は5月1日と3日の9時から15時まで実施されます。
春季大祭に合わせて御祈祷も1時間毎に執り行われます。
- 御祈祷(神符授与)
初穂料 | 金弐千円・参千円 - 献膳祈祷(神符・直会膳)
初穂料 | 金五千円・壱万え円
お祭り屋台広場
社務所やその隣で振舞われる甘酒やコーヒー、豆乳とおからのまめちちドーナツやケーキなどの他、屋台でよく見かける鶏唐揚げなどの飲食物の販売が行われることが多いのですが、出店業者については未定ですので、当日をお楽しみに!
青麻神社 春季例大祭 榊流青麻神楽奉納 日程や交通アクセス情報
住所 | 〒983-0821 宮城県仙台市宮城野区岩切青麻沢32 |
日程 | 2024年5月1日~3日(春季例大祭) 2024年5月1日・2日(榊流青麻神楽奉納) 9:00~15:00 |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | 仙台北部道路 利府しらかし台から車で5分 |
マップコード | 21 892 798*05 |
関連ウェブサイト | 青麻神社 |
青麻神社の参拝者用駐車場は画像の青枠の部分になりますが、赤枠の場所や南西方向(県民の森方面)に向かった先に設けられた臨時駐車場(看板あり)を利用して徒歩で向かった方がスムーズに参拝できます。
また、JR岩切駅前より臨時バスの運行もあり、5月1日から3日の9時・10時・11時・12時・13時40分・14時30分・15時30分の神社行きでも行く事ができます。
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