2019年12月14日と15日に埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナでマーチングバンド全国大会が行われました。
1日目に小学生の部・中学生の部、2日目には高等学校の部・一般の部、2日間に渡って演奏演技を行う幼保の部と2日目の特別演奏演技も含め全国から集まった107団体がさいたまスーパーアリーナのフロアで演奏演技を披露します。
今年は運良く2日目の指定席チケットが取れたので、娘を見送った後に千葉県方面での観光です!
まず向かった先は、千葉県成田市の成田市さくらの山公園。
さくらの山公園は成田国際空港に隣接する公園なのですが、春になると満開の桜を眺めながら世界各国から訪れる飛行機を観賞できる桜の名所として、とても人気があるのです。
多分2年ぶりぐらいに訪れたのだと思いますが、青空の下で桜と飛行機の動画を撮れたので満足しちゃったのでしょうね・・。久しぶりに来たような感じがしました。
冬に行くと、そんなに人がいなかったような記憶もあるのですが、14日は春に来たのかと思うぐらいの超満員だったので、ちょっと驚きです。
相方に「せっかくだから動画を撮ったら?」って言われたんですけど、今思うと「そのカメラを貸せ」ってアピールだったのか・・(^^;)
ANAのBB-8とFLYING HONUを撮れたのは今回の収穫です。
しばらく来てなかったんですけど、やっぱり成田は楽しいかも!
次に向かった先は桁違いの300万球イルミネーションが楽しめる、東京ドイツ村のウィンターイルミネーション2019-2020。
夜景鑑賞士(自分もだけど)によって選ばれる関東三大イルミネーションとして認定されていたのですが、残念ながら2018年の再認定で落選してしまったのですよね。
イルミネーション自体は、東京ドイツ村の地形を有効利用した素晴らしい飾り付けを行っていて、やっぱり今年もハッスルしてるな!って感じながらも、今年はイルミネーションエリアと同規模のチャイナランタンも同時開催していました。
あまりにも広大すぎて、8時閉園では全部回り切れませんでした。
ここから埼玉県の宿泊先に向かうのですが、東京都内ルートよりも東京湾アクアラインから向かった方が全然早そうなので、食事も兼ねて海ほたるに立ち寄っています。
羽田空港に着陸する飛行機が飛び交い、アクアブリッジを走行している車が作り出す夜景がとても綺麗なので夜に行くのはオススメですよ!
東京ドイツ村ではカメラを貸していたので、戻って来た時にはバッテリー残量が0になっていましたので写真はスマホです(笑)
宿泊先に着いたのは0時頃だったのでしょうか。
余裕を持って0時以降チェックインが可能なホテルを探しておいて良かったです・・。
すぐに寝れば良かったのですが、声援のタイミングの打ち合わせと共に、涙腺崩壊してしまわないように予習を兼ねた前夜祭です。
昨年同様の寝坊で、さいたまスーパーアリーナへの到着はギリギリになってしまったので、Dynastyブースにも寄れずそのまま観覧席に向かいます。
今年も2018年と同様でちょっと斜め位置にはなってしまうのですが、まずまずの良席です!
マーチングバンドの良さって、フロアに団体が入場する前の空気感、そして入場と共に観客から飛び交う声援、そこに30m×30m+αのフロア全面を使ってブラス・ピット・バッテリーの繊細で迫力のある音、カラーガードがライフルやフラッグなどの手具を使って演出する演技、厳しい練習を積み重ねて来た何十人または100人越えのプレーヤーがドリルの動きと共に一つのテーマを作り上げる創造性の全てが良いのです。
クセの強いショーもあればミュージカル要素が強いショー、ドラマや映画の世界観を表現したような形態や動き、マーチング用にアレンジした迫力のある音楽と共に披露する演奏者でありながらパフォーマー的な要素もある演奏形態と言えば良いのでしょうか・・。
一言で説明が難しいと思うような重厚な音楽と妖艶な動きが楽しめるのです。それぞれ違ってそれぞれ良い、指向性を無視して飛んでくる音を感じながらオープニングからフィナーレまで約11時間楽しめるのがマーチングの魅力なんだと思います。
最初は「ふ~ん・・マーチングねぇ・・」って感じで見に行って以来、マーチング沼に漬物石で押し込まれたような衝撃を受けてから3年目、全国大会には2年連続の出場(観覧席の)となりましたが、絶叫して涙を流して、さいたまスーパーアリーナに魂を残しながら虚無になって帰って来れるのです。
今まで全く知らなかった人生を悔やみながらも、新しい人生の楽しみが増えたような感じがします。
保護者としても小さい体で厳しい練習を積み重ねて全国大会のフロアに立つ姿を見るまで、心配になったりする事もありますが、覚悟を決めて飛び込んだ大舞台で活躍する姿はずっと応援していたくなりますよね。
今回の全国大会で一番心に響いたのは、「星になった友だちへ」をタイトルにしたショーを披露した鎌倉女子大学中等部・高等部マーチングバンドです。
詳しい事情はわかりませんが、メンバーのうちの一人が亡くなってしまったらしく、その子を弔うようなShowでした。
暗さや悲しさを感じるような事はなく、力強さの中にその子の過去から現在、そして起こるはずだった未来を好きだった花や音楽で演奏演技を披露する素晴らしいShow。
演奏中も、BDが一人分のスペースを空けて演奏する場面もあり、このショーからは人の命を軽視してはいけないメッセージ性、そして一緒に活動を続けて来た大切な仲間と共に全国の大舞台に立つという仲間意識を強く感じられました。
このショーをやっている間は、誰一人欠けていないんですよね。
全国大会のプログラムにも、今年の鎌倉にしかできないShowとあるように、どの団体でも同じ事が起こってほしくない、そんな強いメッセージが込められているのだと思います。
保護者の意向かもしれないし団体の意向かもしれないし、背景は全くわかりませんが、私にはそのように感じました。
2019 DCJ The27th ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS 鎌倉女子大学中等部・高等部マーチングバンド
動画はDCJ2019より。 ※全国大会は屋内です。
フロアに立つプレーヤーや指導者、団体を支えるサポーター、そして楽曲を作るアレンジャーの方、大舞台に送り出す保護者など全て心のこもった人の手で作り上げているからこその様々なドラマが感動を生んでいるのかもしれません。
支部大会も含めて団体の皆様や運営をされている方々、全ての人に感動をありがとうございました。
もちろんやれる事は限られていますが、日本のマーチングバンドの素晴らしさを伝えながら、マーチングの発展に力添えできるように微力ながら応援していきたいと思います。
第47回マーチングバンド全国大会 大会結果
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