富士の巻き狩りの際に征夷代将軍の源頼朝がこの地に一夜の陣を敷いたと言われ、溶岩層の隙間から富士山麓の清らかな水が流れる静岡県富士宮市の景勝地、陣馬の滝(じんばのたき)を写真と動画でご紹介します。
記事内の目次
源頼朝ゆかりの地、富士山麓の清らかな水が流れる陣馬の滝
陣馬の滝の由来
静岡県富士宮市にある陣馬の滝(じんばのたき)は、鎌倉幕府の初代征夷代将軍である源頼朝がこの地で富士の巻狩りを行った際に、この地に一夜の陣を敷いた事に由来します。
富士の巻き狩りとは、今で言えば軍事演習の事で、鹿や猪などの獲物を大人数で取り囲んで追い詰めて射止める大規模な狩猟の事です。
現在の静岡県御殿場市・裾野市一帯と富士宮市を拠点に建久4年(1193年)の5月から6月にかけて巻狩りを行っており、その最中に曾我兄弟の仇討ちが発生したとも伝えられています。
清らかな水が流れる陣馬の滝の風景
富士川水系芝川の天下の名瀑として知られる白糸の滝のさらに上流側に位置し、芝川の支流である五斗目木川(ごとめきがわ)の起点にある陣場の滝は、上流から流れる水の流れと溶岩の隙間から流れる伏流水で形成された滝です。
地図上では芝川と表示される事もあって、こちらが芝川であると誤解される事も多いが、富士養鱒場の側を流れているのが芝川で、猪之頭発電所付近で五斗目木川と芝川が合流します。
滝の右手側には富士山麓から流れる湧き水が流れており、ここで水を汲んで持ち帰る事も出来ますが、その場で飲む事は許されておらず、煮沸消毒をしてから飲用可能としています。
真夏であるにもかかわらず、川の水はひんやりとしていてとても気持ちが良く、富士宮市では白糸の滝ほど目立たなくとも清らかな水と富士山麓の自然を楽しめる景勝地であると感じました。
約20台ほどが駐車できる駐車場から約100メートルほど続く舗装された遊歩道を歩くだけなので、誰でも気軽に陣馬の滝に訪れる事が出来ます。
陣馬の滝の映像
【6K】富士山麓の自然と清らかな水が美しい「陣馬の滝」の風景と自然音
陣馬の滝の風景と滝の流れが作り出す自然音を収録した映像です。6K解像度に編集をしていますので、この地に訪れた気分でお楽しみいただければ幸いです。
陣馬の滝 交通アクセス・時間・駐車場情報
所在地 | 〒418-0108 静岡県富士宮市猪之頭536 |
時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 普通車20台 |
交通アクセス | 富士宮道路畜産試験場北入口左折 約5分 |
関連ウェブサイト | ふじのみやNAVI 陣馬の滝 富士宮市役所 陣馬の滝 |
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