宮城県仙台市青葉区作並の風景 広瀬川上流に位置する鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)は、落差25メートル、幅が10メートルあり、水の流れる音が鳳凰の鳴き声に聞こえる事から名付けられたという伝説のある滝です。
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自然の風景 新緑の鳳鳴四十八滝と広瀬川
桜の花が散り季節は初夏へと移り変わると、山や森の木々から新芽が芽吹き、川には透明感のある雪解け水が流れ、みずみずしく色鮮やかな緑色の葉が茂り出します。
この時期に眺める景色は、さわやかな風と共に自然が織り成す生命力あふれるような美しさや新鮮さも感じられる癒しの世界が楽しめます。
鳳鳴四十八滝とは?
鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)は、宮城県仙台市の中心部から国道48号線を山形方面・作並温泉方面に向かって約20Kmの地点にあります。
この滝は、標高520mの鎌倉山を背景に全体で落差が25メートル、幅が10メートルの大小無数の滝が折り重なって形成されていて、それぞれ違った水音を響かせながら流れ落ちる姿が伝説の鳥と呼ばれる「鳳凰」の鳴き声に似ている事から鳳鳴四十八滝と名付けられたと言い伝えられているそうです。
新緑が美しい自然散策スポットである事からもわかるように、仙台市が指定する緑の名所100選にも選ばれており、秋の紅葉などと共に四季折々の風景が眺められる景勝地になっています。
昔は、遊園地やサーキットが併設された仙台ハイランドが近くにあったため、JR仙山線の西仙台ハイランド駅から徒歩数分程度の場所にある非常に交通アクセスの良い観光スポットになっていましたが、仙台ハイランドの閉園と共に廃駅となってしまったため、作並駅からバスか徒歩で向かうか、乗用車で「どうだんの里」というお蕎麦屋さんがある指定の駐車場に車を止めて向かうようにしてください。
新緑が美しい広瀬川の風景
鳳鳴四十八滝の下流側にはV字型に深く切れ込んだ形状の渓谷と穏やかに流れる広瀬川の景色が観賞できる場所があります。
雪景色や紅葉の美しさは言うまでも無いですが、新緑の生命力溢れる風景と共に、透明度の高い川の水がとても神秘的です。
ここに行くには、鳳鳴四十八滝から遊歩道を通って旧・仙台ハイランドへ向かう道路を渡らなくてはいけないのですが、数百メートル歩く程度なので、2~3分程度歩けばすぐに到着します。
冬の作並と広瀬川の雪景色
日本には様々な四季の風景がありますが、冬にしか見られない美しい雪景色が存在します。秋が終わり葉は枯れ落ち、やがて真っ白な雪が降り出すと、地面や木の枝に雪が積もり、美しい白銀の世界へと変化します。また、山沿いなどの雪が降りやすい時期は、視界が悪かったり雪が降りすぎてしまったりなど、なかなか良い条件が揃った時に撮影ができないので、奇跡的な風景に巡り合える事もあるのが冬の風景の魅力の一つと言えます。
宮城県仙台市青葉区作並の国道48号線作並街道沿いに位置する鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)の下流側には、V字型渓谷の中を広瀬川が一直線に流れ、その周囲には降り積もった雪によって真っ白に冠雪した木々がとても美しい絶景を楽しめます。
反対側の鳳鳴四十八滝側も白く雪化粧をし、新緑や紅葉の季節とは違った冬にしか見る事の出来ない美しい風景が広がります。
秋保大滝や作並温泉の陰に隠れてあまり目立たない観光地ですが、2ヶ所の観瀑台と橋の上が数少ない観賞スポットとなっていますので、そちらでこの美しい景色を楽しむと良いでしょう。
鳳鳴四十八滝 交通アクセスや所在地情報
所在地 | 東北地方/宮城県仙台市青葉区作並棒目木 |
観賞可能時間 | 一年中 24時間 |
駐車場 | 鳳鳴四十八滝大駐車場(おそば・どうだんの里前) |
交通アクセス | 仙台市中心部から国道48号線を通り車で35分 JR仙山線作並駅からバスで15分(徒歩30分) 東北自動車道仙台宮城ICから車で25分 |
マップコード | 464 799 350*46 |
撮影 | 撮影可 三脚や一脚等の撮影補助器具の使用可 |
関連ウェブサイト | 仙台市 わがまち緑の名所100選 |
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