福島県福島市の花ももの里は、飯坂温泉郷を見下ろす丘の上約80アールの敷地内に、世界中のハナモモ40品種約300本が咲く春の観光名所です。園内を桃色に染め上げる花風景を眺められる他、開花期間中の夜には幻想的に花を彩るライトアップも実施されます。
記事内の目次
色鮮やかに彩る飯坂温泉の桃源郷 花ももの里
飯坂温泉 花ももの里とは?
「飯坂温泉花ももの里」は、元宇都宮大学農学部前教授吉田雅夫氏の指導により同大学との共同研究として、平成15年秋に市有地を借り受け、吉田氏が世界中から集めた40品種を、40アールの敷地に約200本植栽し、平成19年にオープンした花の名所です。
2019年には敷地を80アールに拡張し、花桃の木も100本多い約300本に増やして、以前よりも規模を大きくした事から、春の飯坂温泉郷の観光名所としてもよく知られるようになりました。
園内には赤・ピンク・白・咲き分けなどの色とりどりの花が咲き、同市内にある花見山が桃源郷と呼ばれている事から、花ももの里は飯坂温泉の桃源郷とも呼ばれています。
黄色い菜の花と桃色の花が美しい園内の風景
園内に入ると黄色い菜の花に囲われた花桃畑があり、環境整備協力金として一人300円を支払えば誰でも気軽に畑の中に入る事ができます。
強制では無かったようですが、環境整備協力金の名の通りに花ももの維持やライトアップの運営費用などに充てられるようなので、感謝の気持ちを込めて協力をする方が今後のために繋がるかと思います。
枝を大きく横に伸ばして桃色の花を咲かせている風景を眺めながら、散策をする人やシートを広げてお花見を楽しむ人など、様々な花の楽しみ方をしている方が次々と訪れていました。
桃色の花以外にも、白い花や赤い花を咲かせている木もあり、よく見てみると花弁の形や樹姿にも違いがあるので、興味がある人は近くで花を眺めてみるのも良いでしょう。
幻想的な花もものライトアップ
花ももの里開園期間中18時から21時までは、桃色の花々を幻想的に彩るライトアップも実施されます。
園内全体ではなく、入り口から入って正面の一部のハナモモの木のみのライトアップとなるので、訪れる人は昼間よりもまばらな様子でした。
闇夜に浮かび上がるように幻想的に照らされている桃色の花々がとても幻想的です。
昼間は300円の環境整備協力金がかかりますが、夜間は係員の配置もなく、全ての人が観覧無料となります。
ライトアップが行われる規模の都合でこじんまりとした印象を受けますが、幻想的な夜の花ももライトアップは、飯坂温泉郷の旅館への宿泊や日帰り入浴を兼ねて訪れるのが丁度良いのかもしれません。
花もものライトアップを見た後の帰りは、飯坂温泉郷にある日帰り入浴施設の「いいざか花ももの湯」に立ち寄りました。
他にも数件の日帰り入浴施設がありますが、ライトアップを見た後でもゆっくりと出来る夜22時まで営業しているので、時間に余裕がある人はここがオススメです。
近くから湧き出る3つの泉質を楽しめる他、あつ湯、ぬる湯、ほどよい湯の3つの温度でゆっくりと入浴が出来る内湯と、幻想的な庭園を望む露天風呂が楽しめます。
大人料金:1,480円 貸タオル浴衣付 / 17時以降 950円(平日のみ)貸タオル付
小学生料金:800円 3才~未就学児:600円 貸タオル浴衣付/ 17時以降 小学生:650円(平日のみ)3才~未就学児:550円(平日のみ)貸タオル付
花ももの里の動画
【4K HDR】飯坂温泉の桃源郷 花ももの里 満開の花々が彩る風景
園内全体の様子はYouTubeにて動画を公開しております。
HDR対応テレビやスマートフォン等でお楽しみください。
0:00 花ももの里の風景
2:58 花ももの里ライトアップ
飯坂温泉 花ももの里 所在地や交通アクセス情報
所在地 | 〒960-0201 福島県福島市飯坂町東舘下 |
期間 | 2024年3月30日から4月21日(ライトアップ) |
時間 | 24時間 / ライトアップ 日没後から21時 |
駐車場 | 無料 100台 |
交通アクセス | 東北自動車道 福島飯坂ICから車で10分 東北自動車道 大笹生ICから車で15分 |
関連ウェブサイト | 飯坂温泉オフィシャルサイト |
花ももの里は青枠の場所、駐車場は赤枠の場所になりますが、状況によっては開設をしない駐車場もございます。
駐車場の目前まで行けば誘導をしていただけるので、案内をする係員の指示に従って進むようにしてください。
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