オートキャンプや自動車の車内での使用だけでなく、震災などの災害による停電で家庭用冷蔵庫が使用できなくなった時にも飲料や食料を冷蔵でき、最低-20℃まで設定可能な強力な冷却ユニットで冷凍食品の保存にも対応する、BougeRVのポータブル冷凍冷蔵庫15Lモデルをレビューしていきます!
※BougeRVの冷凍冷蔵庫 CR Liteシリーズ15Lモデルは、モデルチェンジにより、CLB 15Lモデルに生まれ変わりました。
基本的な機能やサイズはほとんど変わりませんが、別売りのポータブル冷蔵庫専用バッテリーを内蔵できるようになり、コードレスで最大19時間の連続稼働が可能になりました。
ポータブル冷凍冷蔵庫は車載用冷蔵庫として活用できる
キャンピングカーやハイエースクラスの広い車内を有する大型ワンボックスカーであれば、家族全員の乗車スペースを確保したまま家庭用冷蔵庫を車内に設置する事もできますが、ヴォクシーやステップワゴン等のMクラスミニバンをはじめ、コンパクトカーなどでは、冷蔵庫を搭載する場所が限られてしまいます。
乗車人数を減らさずにポータブル冷蔵庫を搭載するには、必要なスペースを確保したうえで、車内の利便性を損なわない設置場所の寸法を測定してから購入する必要がありますが、設置できればドライブ中の飲み物の冷蔵や、旅行帰りに冷蔵が必要なお土産を購入する際などにも活用できるようになります。
また、12Vと100Vだけでなく、トラックの24Vバッテリーの電圧にも対応した3Way電源方式を採用しているため、駐車場所や休憩時間が限られているトラックドライバーの車載用ポータブル冷凍冷蔵庫としてもオススメです。
車載用冷蔵庫としてレビューしている記事は、以下の関連記事カードリンクでご紹介しています。
アウトドアや行楽などで持ち運べるコンパクトサイズ
ポータブル冷凍冷蔵庫は、ポータブル電源やAC100V電源が使用できるオートキャンプ場のほか、DC12V/24Vの車内シガーソケットからも電源が取れます。
冷却に必要な電力を確保する手段が一つに限られないため、移動中に車内の電源を使用して冷却した後、現地のコンセントやポータブル電源を使用して保冷するような使い方が可能です。
また、15Lモデルであれば、本体重量が9kg以内に収まるほど軽く、肩掛けベルトの使用やタイヤ付きキャリーへの搭載で持ち運びやすいコンパクトサイズになっているため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンや、花火大会などのイベント、夏休みの部活動など、夏を乗り切るための家電製品兼レジャー用品として活用できる点でもオススメです!
節電が必要な災害時に備える省電力設計
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、電力の供給が遮断されたことによる大規模な停電が発生し、被害が大きかった地域では数日間にわたって電気が使用できない状態が続きました。
当時は発電機やポータブル電源を所有している家庭も少なく、冷蔵や冷凍が必要な食品や乳飲料などを保存できなくなり、廃棄処分しなければいけなかった事もありました。
発電機やポータブル電源を使用して稼働させる事ができたとしても、消費電力が大きい家庭用冷蔵庫では、電気が復旧するまでの間に蓄えた電力を使い切って使用できなくなる可能性があります。
BougeRVのポータブル冷凍冷蔵庫は、自動車用バッテリーの直流12Vや24VとAC100Vにも対応した3電源方式を採用しているほか、設定温度に応じてコンプレッサーが断続的に稼働する省電力設計になっているため、限られた電力でも食品の冷却保存を続けやすくなります。
容量が大きくない分、諦めなくてはいけない飲料や食料も出てくるかと思いますが、冷蔵庫に残っていた肉や魚などの生鮮食品を保存して、電力が復旧するまでの間に早めに使用するのも避難生活を乗り切るための一つの手段になります。
BougeRV CR Lite 15Lモデルのレビュー
ポータブル冷蔵庫を選ぶ基準となったサイズ
筆者が購入したポータブル冷凍冷蔵庫は、BougeRV(ボージアールブイ)のCR Lite 15Lモデルですが、90系ヴォクシーハイブリッドに車載するにあたり、座席をフルフラットにしても邪魔にならないサイズを最低条件として探していました。
排気口のスペースを確保しながらシートを倒せるギリギリのサイズが幅33cm以内、高さ28cm以内となりましたので、その条件で探すと、Amazonで各メーカーから販売されている15Lモデルのポータブル冷凍冷蔵庫のほとんどが、このサイズに該当しました。
口コミを見る限りでは確実に大丈夫と言い切れる製品ではありませんでしたが、セールと重なって15Lモデルの中でも割引率が高く、一番安かったのが今回購入したBougeRVのCR Lite 15Lモデルでした。
シートを倒した時に座面と背もたれに段差が出来てしまうのが、ヴォクシー・ノアのダメな所ではありましたが、この段差のおかげで15Lの車載ポータブル冷凍冷蔵庫を搭載するスペースを確保する事ができました。
家庭用冷蔵庫と同様に吸排気口には15cm程度の隙間を確保する必要がありますが、BougeRV CR Lite 15Lモデルは3方向に通気穴が設けられているため、サードシート下とラゲッジスペース側面の空いたスペースを利用して吸排気できるようにしています。
ただし、床下のスーパーラゲッジスペースから中の物を取り出しにくくなってしまったのが少々残念な所。ミドルクラスのミニバンならではのラゲッジスペースの狭さもあるので、利便性を損なう点については仕方が無い事なのかもしれません。
-20℃で冷凍も可能な高性能冷却ユニット
検討段階では保冷と冷蔵ができるタイプにするか、冷凍と冷蔵ができるタイプにするか迷っていましたが、旅行帰りに冷凍保存が必要なお土産を持ち帰る事や、災害時の防災グッズとして使用する事も視野に入れていたため、ポータブル型の冷凍冷蔵庫を選択いたしました。
庫内温度は-20℃まで設定する事ができますが、BougeRVのCR Lite 15Lモデルが実際に庫内温度を氷点下20℃まで下げられるのかをテストし、-20℃に到達してコンプレッサーが停止するまでの時間を計測した結果が以下の表になります。
| 経過時間 | 庫内温度 | 操作や状態 |
| 0分 | 16℃ | 電源ON |
| 2分 | 16℃ | コンプレッサー起動 |
| 7分 | 15℃ | |
| 13分 | 9℃ | |
| 20分 | 0℃ | 0℃到達時間 |
| 25分 | -10℃ | |
| 31分 | -15℃ | |
| 41分 | -20℃ | 最低温度到達・コンプレッサー自動停止 |
| -17℃ | 温度上昇によりコンプレッサー再起動 |
中に何も入れない状態での計測結果となりますが、約40分で-20℃まで庫内温度が下がり、コンプレッサーの自動停止と庫内温度の上昇による再起動も確認できました。
庫内に食品や飲料を入れると温度の下降は緩やかになってしまいますが、保冷剤を凍結させる事ができ、庫内に付着した水滴も氷の粒になっている事が確認できるかと思います。
エンジンを停止しても冷却状態を維持できるようにしておく必要はありますが、茨城県から宮城県までの移動では-19℃、近所の買い物では-5℃~-12℃に設定し、溶かしたくない冷凍食品を運搬する事ができました。
簡易的な対策としては、十分に冷やした保冷剤を入れておくのがオススメで、買い物の後に少し寄り道をしたとしても、庫内温度の上昇を多少は緩やかにする事ができました。
冷却を継続するために最も確実なのは、バッテリーの残容量がある限り電力を供給できるポータブル電源の使用です。
自動車の車内電源とポータブル冷蔵庫の間に、充電しながら給電できるポータブル電源を挟んでおけば、エンジン停止などで車両側の電源が遮断された状態が長く続いたとしても、ポータブル電源の残容量がある間は冷却を継続できます。
2Lペットボトルも入るBougeRV CR Lite 15Lの庫内サイズ
食品や飲料を入れる事ができる庫内サイズは、長さ350mm、幅246mm、高さ177mmとなります。
1.5Lから2Lのペットボトルは2列1段が限界で、その上に最大5本のペットボトルを乗せても、上蓋の下に15mmぐらいのスペースが空くサイズ感となっています。
1Lのペットボトル飲料であれば、3列2段に並べて収納する事が可能で、上蓋の下には約20mmから25mmのスペースが空きます。
ペットボトルのキャップ側に空いたスペースも活用すれば、15Lの容量を最大限に生かせるサイズとなるのかもしれませんが、その代わりに、冷気が回りにくくなって、冷却性能も下がってしまう恐れもあります。
断熱材の厚みやコンプレッサー分のスペースが大きくなっている分、庫内サイズは本体サイズの大きさに対して少し狭く感じてしまうかもしれませんが、商品画像のように500mlのペットボトルを立てて収納できる大きさではありません。
600mlまでのペットボトルであれば、上の画像のように横倒しで5列2段の合計10本を収納できて、上にチョコレートやお菓子などを入れられる40mmのスペースを空ける事が出来ました。
また、庫内の高さ177mmに対して高さ162.3mmの350mlまでのペットボトルであれば、立てて最大15本収納する事ができます。
500mlのペットボトルを立てて冷蔵をする事が出来ないのは、庫内全高が低い9L/15Lの宿命なのかもしれませんが、サードシートを倒した時に邪魔にならないサイズである事を考えると仕方が無いのかもしれません。
BougeRV CR Lite 15L対応スマホアプリで遠隔操作
iPhoneやiPad、Android端末に対応したスマートフォンアプリをインストールすると、電源のON/OFFや温度設定を遠隔で操作できるようになります。
車内を移動したり、車外に出て操作したりしなくても、運転席からリアルタイムで温度をモニタリングしながら電源や温度設定を操作できるので、設置場所を選ばずにポータブル冷蔵庫の利便性を一気に高めてくれます。
筆者のヴォクシーハイブリッドでは、AC100Vのアクセサリーコンセントを使用していると、その日初めての始動直後に駆動用バッテリーの状態によって100Vの給電が停止してしまう事があります。
車両側の給電が再開してからスマホアプリでポータブル冷凍冷蔵庫のスイッチを入れられるので、車から乗り降りしなくても運転席から遠隔操作できるのがとても便利です。
BougeRV CR Lite 15Lのスペック
| 冷却方式 | コンプレッサー式 |
| 電源方式 | AC100Vコンセント・DC12Vシガーソケット・DC24Vシガーソケット・ポータブル電源(AC100V・DC12V)・バッテリー(DC12V/DC24V) |
| 内容量 | 15L |
| 保冷機能 | 保冷・冷凍 |
| 設定可能温度 | 20℃~-20℃ |
| サイズ(外寸) | 60.2cm×32.8cm×26.3cm |
| サイズ(内寸) | 35cm×24.6cm×17.7cm |
| 重量 | 約8.3kg |
| 定格消費電力 | 60W |
| 騒音レベル | ≤45dB (音量の目安:静かな住宅地・深夜の市内・図書館) |
| 気候クラス/CLIMATE | T、ST、N、SN (周囲温度範囲:10℃~43℃) |
| 冷媒 | R-134a |
| 定格電圧 | DC12V/24V・AC100V~240V |
※BougeRVの冷凍冷蔵庫 CR Liteシリーズ15Lモデルは、モデルチェンジにより、CLB 15Lモデルに生まれ変わりました。
基本的なサイズや機能はほぼ同じですが、ECOモードの追加や別売りバッテリーの内蔵への対応、スマートフォンアプリの変更が行われています。




















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