アウトドアや買い物などで活躍するトヨタのミニバン、90系新型ヴォクシーとノアですが、純正ルームランプやラゲッジランプが全てLED化されているものの、暗くて荷物の出し入れが大変だと思う時があります。今回は車内電装パーツの中でも特に不便だと感じたLEDラゲッジランプを、とても明るいシェアスタイルの製品に交換してみましたのでレビューと取り付け方法について解説していきます。
※この記事は、90系ヴォクシーとノアのガソリン車とハイブリッド車のLEDラゲッジランプの交換方法を解説する記事で、ZWR90W/ZWR95W/MZRA90W/MZRA95Wの全車全グレードを対象にしています。
一部簡単な分解を伴った作業がありますので、当記事内の取り付け手順や公式ウェブサイトの取り付け説明書をしっかりと読んで作業を行う事をお勧めします。
記事内の目次
トヨタ90系新型ヴォクシー・ノアの暗いラゲッジルームランプを爆光化!取り付け方法も簡単!
90系ノアとヴォクシーのルームランプは暗い
トヨタのヴォクシーとノアはフルモデルチェンジをして、2022年1月に新登場したミドルクラスミニバンです。
全車が3ナンバー化して、日常のショッピングやお出かけ、キャンプなどのレジャーでも大活躍で、ガソリン車で新型エンジンを搭載した他、ハイブリッド車ではモーターがアシストする速度域を上げて省燃費性能を上げた第5世代THSⅡがトヨタ車で初めて搭載されました。
室内も広くて7人が乗っても窮屈さをあまり感じないノアとヴォクシーですが、室内灯やメーターパネルなどをフルLED化し、ヴォクシーでリアウィンカー、ノアでフロントウィンカーが電球を使用している以外はほぼ全てのランプが消費電力が低いLEDに変わっています。
ほとんどの灯火類については明るさや色について特に不満はないものの、唯一ルームランプとラゲッジランプが暗くて、特にリアゲートから荷物の出し入れをする時に、ラゲッジスペースの暗さで不便さを感じていました。
なので、今回はラゲッジルームを明るく照らして荷物の出し入れがしやすいように、シェアスタイルのLEDラゲッジランプに交換してみました。
後ほどルームランプもYOURS製に交換をしていますので、もしルームランプの交換を検討している方は、下の関連記事も参考にしていただければ幸いです。
暗い純正ルームランプのLEDを、明るさの調整が可能な光量調整機能付きでとても明るい、YOURSのトヨタ90系ノアとヴォクシー用爆光LEDルームランプに交換をいたしましたので、ラゲッジランプに引き続き取り付け方法の解説とレビューをしていきます。 ※この記事は、ヴォクシーとノアのガソリン車とハイブ...
ラゲッジランプの交換方法
何故ラゲッジランプだけなのかと言うと、夜に荷物の出し入れをしたり、カメラバッグの中を整理したい場合などは、ヴォクシーとノアに限らずトヨタ車全般で昔から暗さが気になっていましたが、ルームランプ自体はたしかに明るくはないけど、特に不便さを感じるような事が少なかったからです。
ただし、それも車中泊が増える前の話であって、後に後席用ルームランプも光量の少なさを感じるようになってから社外品に交換をしていますが、特にラゲッジランプの明るさが足りず、ポータブル電源を充電するためにアクセサリーコンセントを使う時や、カメラのバッテリーを充電したい時には不便さを感じておりました。
純正で明るさを調整出来るように調光機能を付ければ良いのだと思いますが、メーターパネルにはあるのに、ルームランプには何故設定が無いのでしょう・・。
という事で、真っ先に交換をしたかった荷室のラゲッジランプを交換してまいります!
シェアスタイルのラゲッジランプを開封
シェアスタイルのLEDラゲッジランプは、黒い袋に入って郵便で届きます。
開封をしてみると、LEDルームランプセットと記載されている箱に入っていたので、もしや?という淡い期待を込めて中身を取り出してみます。
中にはラゲッジルームランプ用のLEDが9個付いた基板2つと、純正LEDランプ取り外し用の工具が2つ入っておりました。
誤配送だと期待しまったけど、中身は注文通りラゲッジランプだけだった模様・・。
同梱されていた工具の1つはルームランプのレンズを外す金属製のヘラで、もう一つは何に使うのか分からない工具が2つセットで入っていますが、ランプの交換時はヘラ以外は使いませんでした。
純正のレンズを外す
内張とラゲッジランプのクリアレンズの隙間に付属したヘラを差し込んで爪を押し込んで浮かせます。
内装部品の傷防止用にマスキングテープを貼る方が良いのですが、ヘラを押し込むだけであっさりと外れるので、今回は無しです。
How to remove the Genuine LED luggage lamp lens for Toyota 90 series Voxy and Noah
ノーマル状態のラゲッジランプのクリアカバー取り外しの様子は動画で撮影をしたので、施工の際の参考としてご視聴いただければ幸いです。
純正ラゲッジランプからユニットを外す
クリアレンズに固定されているLEDユニットを外してからコネクターを抜くか、コネクターを抜いてからLEDユニットをはずすのか、作業手順はどちらでも良いですが、筆者の場合は先にLEDユニットをレンズから外した後にコネクターを抜きました。
LEDユニットを固定している爪を外してユニット自体を少し浮かせて、それを両側やってクリアカバーから引き離せばあっさりとユニットが外れます。
クリアレンズからユニットを外したらコネクターを抜いて次の作業をやりやすい状態にしましょう。
コネクターが短かったので、内張の奥に入ってしまわないようにマスキングテープで配線を固定しておきました。
純正LEDの基盤を取り外す
LEDユニットを外したら、ヘラを差し込んで浮かせてから横の爪のロックを外していくと、ユニットのクリアカバーが取り外せますが、ユニット自体を壊してしまうと使用出来なくなるので、適度な力を入れて浮かせるように外してみましょう。
少し力を入れて浮かせながらクリアカバーの爪を1つずつ外していくと案外あっさりと外れます。
基板に取り付けられているLEDが小型のSMD一個だけだから暗いんでしょうね。
クリアカバーが外れたら、純正LED基板を電極の反対側に引き抜くと端子から取り外すことができます。
シェアスタイルのラゲッジランプ用基板を取り付ける
先程純正LEDの基板を外したユニットに、シェアスタイルのラゲッジランプ用LED基板を差し込みます。
電極や素子用の基板にLED用基板を取り付けて半田で固定しているだけなので、LED素子が付いている基板側ではなく、電極が付いている基板を指で押し込んで取り付けをすると、ハンダが剥がれて破損してしまう事もありません。
元の純正LEDと同じ向きの極性になるようにしか取り付けられない構造なので、+と-の極性が逆になってしまう心配もありません。
上の画像のように電極に基板をしっかりと奥まで挿入して取り付けられたら、レンズに取り付ける前に点灯試験を行います。
コネクターを差し込んで点灯チェックをする
シェアスタイルのラゲッジランプ用LED基板を取り付けたユニットに、車両側コネクターを差し込んで点灯チェックを行います。
設計上点灯しないという事はまず無いと思いますが、点灯しない場合は他のルームランプが正常に点灯しているかチェックし、コネクターがしっかりと挿入できているかなどをチェックしておきましょう。
全てのルームランプが点灯しない時はヒューズ切れの可能性が高いと思いますが、シェアスタイルのラゲッジランプ単体が点灯しない場合はコネクターがしっかりと挿入できていないか、基板が電極の奥まで入っていないかのどちらかになります。
それでも点灯しない場合は、初期不良の可能性もあるので、メーカーにお問合せしてください。
レンズにユニットを取り付けて元に戻す
点灯チェックが完了したら、元のようにレンズにユニットを取り付けます。
レンズに両面テープで貼り付ける製品もありますが、シェアスタイルのLEDラゲッジランプは純正品と同じようにレンズ面から離して取り付けられるようになっているので、拡散性が高くLEDチップも目立ちにくくなります。
これで片側のLEDラゲッジランプの取り付けが完了したので、比較用に片側だけ交換した状態でラゲッジランプを点灯させてみましょう。
まだ明るい昼間に点灯をしている様子を写真撮影しているのですが、この時点でだいぶ明るく点灯していますので、夜に点灯をさせるのがとても楽しみです!
純正とシェアスタイルのラゲッジランプを比較
暗くなるのを待って、片側だけをシェアスタイルのラゲッジランプに交換してから点灯させてみました!
サードシート背面を照らしている光の強さを見て頂ければ分かる通りに、純正ラゲッジランプはシート背面の一部分しか照らせていないぐらいの照度で、純正LEDの左側の光が右側内装パネルをほとんど照らせていないのに対し、シェアスタイルのLEDラゲッジランプはシート背面と左側内装パネルまでを明るく照らせています。
また、ラゲッジフロア全体も明るく照らせているので、純正よりも広い角度で光が拡散している様子が分かりました。
その後、左側のラゲッジランプも交換しましたが、一つ目で手慣れたようで、取り外しから取り付けまでを3分で終わらせられました。
両方を点灯させてみると、ラゲッジルームに積んだ寝袋と水タンクをとても明るく照らせるようになったので、例えば花火大会帰りや買い物の後に、荷物を整理しながら積み込む時には手元が良く見えるようになりました。
純正でも、ラゲッジランプぐらいはこのぐらいの光量があった方が良かったんじゃないかと思いますが、背が高い荷物を搭載しても影になるのはカメラバッグの背面ぐらいで、ほとんどの場所は光が効率よく拡散しているのが伝わるかと思います。
色温度はというとシャンデリアホワイトという名称の通りに透明感があり、純正ルームランプよりも少し青味がかっている白という感じで、純正LEDルームランプが多少黄色みがかっているように錯覚してしまいます。
ヴォクシーハイブリッド納車後に真っ先に取り付けたカー用品となりますが、手元が暗くて荷物の出し入れに不便さを感じてしまっているオーナーさんに特におすすめなのが、シェアスタイルのLEDラゲッジランプです。
ご購入はAmazon、楽天市場、Yahooショッピングの3つから選べます。
白い色が苦手な方は電球色のような色調のラグジュアリーゴールドがオススメです!
ラゲッジランプの明るさと白さに対して暗く黄色味がかっている純正ルームランプの色が気になり出したら、フロントとリアのルームランプ用LEDのセットがオススメです!
他の製品は純正の基盤に半田付けをしなくてはいけない場合もあるのですが、こちらは基盤の交換で対応できる製品なのでオススメです!
ラゲッジランプ取り付けの時点では、ルームランプの爆光化を考えていなかったのですが、特にリア側のルームランプの暗さが気になってしまったため、後ほどYOURSさんの光量調整機能付きLEDルームランプに交換をいたしました。
もしルームランプの交換も検討している方は、以下の記事も参考にしていただければ幸いです。
暗い純正ルームランプのLEDを、明るさの調整が可能な光量調整機能付きでとても明るい、YOURSのトヨタ90系ノアとヴォクシー用爆光LEDルームランプに交換をいたしましたので、ラゲッジランプに引き続き取り付け方法の解説とレビューをしていきます。 ※この記事は、ヴォクシーとノアのガソリン車とハイブ...
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