仙台空港から離陸するために滑走路に向かうグアム行きの国際線旅客機が子供たちの集まる公園の横に差し掛かった瞬間に見せた、外国人機長の驚くべき行動とは?
今回は動画を撮りながらも思わずほっこりとしてしまった珍しいお話です。
記事内の目次
この話の出来事が起こった場所
今回のお話の出来事である仙台空港臨空公園は、大勢の子供たちが集まる人気の公園が2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波によって壊滅的な被害を受け、元々は滑走路東側にあった公園の機能をそのまま受け継いで、滑走路西側に2012年4月から設けられた公園です。
週末や祝日になると、飛行機が好きな子供達や航空ファンなど大勢の人々で賑わうようになり、飛行機を眺めながら遊具で遊ぶ姿も見られるようになりました。
私も飛行機が好きなので、この公園が再開してからは頻繁に行くようになり、再開してから1年後となる2013年5月にこの出来事は起こります。
仙台空港臨空公園で飛行機を間近で見れる条件があるらしい
風向きについて
仙台空港のある宮城県は西側から東側に向けて風が吹く事が多いため、電波で飛行機を誘導するILSと呼ばれる計器着陸装置が風下となりやすい東側にしか向けていないので、東側から着陸して西側に離陸をする事ほとんどです。
飛行機は浮力を利用して飛んでいるので、着陸も浮力を得やすい風上に向けて行われているようですね。
なので、滑走路の西側端にある仙台空港臨空公園の側を飛行機が通過する頃にはど空高く上がっていて、飛行機を眺めるのには少々物足りなく感じてしまいます。
しかし、初夏や夏頃になると東や南側から風が吹くようになるので、飛行機が離陸する時は離陸する方向の反対側から加速して空高く上がって行きます。
この時に、滑走路へ向かう誘導路を旅客機が通過している時に公園の目の前を通過してくれるのです。
3000メートルの長い滑走路をいっぱいまで使わない時もある
空港には滑走路と並行する平行誘導路と、滑走開始位置まで旅客機を走行させる取付誘導路があります。
この取付誘導路には番号が振られていて、仙台空港には西側からB-1やB-6という感じで6つの数字で区切られていて、管制塔から無線で指示があった旅客機は指示通りに滑走路に進入します。
国内線の小型機や中型機は、仙台空港の長ーい滑走路を使う必要も無いので、滑走路の端ではなく途中から入ってしまっても良くなっちゃうのですね!
しかし東側に向けて3000メートル滑走路の端から離陸する必要がある時は、仙台空港臨空公園の目の前を飛行機が通るようになります。
国際線旅客機の機長がとった驚くべき行動とは?
離陸準備のために滑走開始位置まで誘導路を走行しているユナイテッド航空のボーイング737-700型機でしたが、大勢の子供たちが集まる仙台空港臨空公園の目の前に差し掛かった時に起きたまさかの出来事が、自由の国の航空会社に所属する外国人機長ならではの驚くべき行動です。
その瞬間を捉えた動画を是非見て下さい!
外国人機長が取った驚くべき行動を動画で!
[感動する瞬間]窓を開けて手を振る機長の神対応 仙台空港 飛行機離陸 Captain open the window of the plane and waved hand
なんと、公園で手を振っている子供達に向けて手を振ってくれていました!
公園に集まった子供達と一緒に飛行機を眺めているお父さんやお母さんたちも「窓開くんだ!」と驚いていた様子です。
日本の航空会社だと、東日本大震災で傷ついた子供達を喜ばせようとして良かれと思ってやった事でも、テレビなどのマスコミは嬉しそうに叩いちゃいますからね。
気さくな外国人機長ならではの嬉しいファンサービスです!
撮影したのは2013年5月19日で震災から2年後の事です。
これを見た人々は、気さくな機長さんの行動で元気付けられた事でしょう。
現在は乗客数の減少により、仙台空港発着のグアム線が休止となってしまいユナイテッド航空は来なくなってしまったのですが、また復活して戻ってきて欲しいものですね!
[Miyagi-natori-Hotel]
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