宮城県大崎市鳴子地区にある国内初のアーチ式コンクリートダムである、鳴子ダムで実施されたゴールデンウィーク限定の名物イベント、すだれ放流と色鮮やかな光で照らされたライトアップの様子と見どころをご紹介します。
記事内の目次
カラフルで幻想的な鳴子ダムすだれ放流&ライトアップ
鳴子ダムすだれ放流
ゴールデンウィークの3日間限定で、鳴子ダムをカラフルな光で彩るすだれ放流のライトアップが行われるらしい。
そんな話を聞いて現地まで行って参りました。
鳴子ダムは宮城県大崎市の山間部に位置する鳴子地区にある高さ94.5メートルのアーチ式コンクリートダムで、ダムから放水された水は一級河川・北上川水系江合川として大崎市、涌谷町を流れ、石巻市で旧北上川に注ぎます。
ここで行われる「すだれ放流」は、厳しい冬を終えて気温が上昇すると共に、山間部から流れ込んだ雪解け水によって水位が上昇した荒尾湖の水位を調整するためにダム天端から放流を行います。
洪水吐きゲートはまた別にあるので、ダム天端から水を流すのはよっぽどの事が無い限り、春を迎えた時期だけらしく、簾のように水が流れ落ちる様子から「すだれ放流」と名付けられたそうです。
鳴子ダムすだれ放流&ライトアップ
すだれ放流のライトアップは、ゴールデンウィークの3日間限定で行われます。
2022年は多くの人が訪れるゴールデンウィークの名物イベントとして多くの人に知られるようになって入場制限が行われる程でしたが、私が訪れた日も周辺道路の渋滞が酷く、駐車場に車を駐車して入場が出来たのは午後21時過ぎの話でした。
約2km少々の距離で約3時間ほど渋滞にハマっていた事になりますが、待っていた甲斐がありました。
鳴子ダムのすだれ放流&ライトアップはレインボーカラーが特に人気ですが、時間の経過と共に次々と色を変化させているので、長時間でも楽しめる演出を行っているのも魅力の一つです。
2022年のすだれ放流&ライトアップは周辺道路の渋滞が特に酷くなり、予定していた最終日を残して突然の中止が決定してしまいました。
2023年以降については、シャトルバスの運行や事前予約制にでもしない限り、ライトアップの実施は厳しそうですが、是非また実施していただきたいイベントです。
鳴子ダム すだれ放流&ライトアップの動画
鳴子ダムすだれ放流&ライトアップ 料金・地図・駐車場情報
住所 | 〒989-6100 宮城県大崎市鳴子温泉岩渕 |
期間 | 2022年5月2日~5日 |
時間 | 19:00~21:00(状況によって延長あり) |
駐車場 | 普通車100台程度(臨時駐車場あり) |
交通アクセス | JR鳴子温泉駅から車で6分(3.4km) |
関連ウェブサイト | 鳴子ダム管理事務所 |
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