南伊豆で咲く河津桜 みなみの桜と菜の花まつり | 静岡県南伊豆町

鉄道も通らない伊豆半島最南端の地、静岡県賀茂郡南伊豆町で開催する「みなみの桜と菜の花まつり」は、町内を流れる青野川沿い2kmにわたって河津桜が咲く花の名所です。 この記事では、みなみの桜と菜の花まつりとライトアップの様子をご紹介します。

河津桜の名所 南伊豆町のみなみの桜と菜の花まつり

みなみの桜と菜の花まつり

毎年2月中旬頃から花を咲かせ始め、早咲き桜で知られるようになった河津桜が産まれた地である伊豆半島。
河津桜発祥の地となった河津町からさらに南下した伊豆半島最南端の町である、静岡県賀茂郡南伊豆町では「みなみの桜と菜の花まつり」が開催されます。
町内を流れる青野川4.2km区間にわたって約800本の河津桜が咲き乱れ、薄紅色の花々に囲まれるような景色を楽しみながら、一足早いお花見を堪能する事が出来ます。

また、この青野川沿いには下賀茂温泉の温泉旅館や日帰り温泉施設も複数あり、湯けむりが立ち上がる景色と河津桜のコラボレーションも楽しむ事が出来ます。
菜の花畑も含めると往復でかなりの距離を歩く事になるので、温泉に浸かって一休みが出来る日帰り入浴施設があるのは本当に助かります。
前日に訪問した河津桜まつりと合わせて20km以上も歩いていたので、ライトアップ前の空き時間に限界に近づいていた体力をリフレッシュする事が出来て本当に良かった。

河津桜の桜並木から少し外れた場所では、広大な敷地に黄色い絨毯を敷き詰めたかのように花を咲かせる日野の菜の花畑も見頃を迎えています。
駐車場で一度環境保全料を支払うと、その日に限り全ての公式駐車場が何度でも利用できると言っていたはずなので、最初に菜の花を見てから道の駅「下賀茂温泉湯の花」付近に駐車して、散策をした方が良さそうです。
環境保全料は、「剪定」「消毒」「草刈り」「種まき」などの作業を年間を通して行うための協力金となっているので、この美しい景色を守るためにも快く協力していきたいものです。

みなみの桜と菜の花まつり開催期間中はお花見人力車の運行も行われます。
20分コースで一名2,000円、5分コースは一名500円で、1艇につき2名様まで乗車が可能です。

この日も平日にもかかわらず、数組の方々がお花見人力車に乗って桜のトンネルの下を周遊している様子も見受けられました。

河津桜の名所としては河津町の河津さくらまつりが有名ですが、負けず劣らずの美しさを誇る「みなみの桜と菜の花まつり」も是非一度拝見してみてはいかがでしょう。

夜桜ライトアップ

みなみの桜と菜の花まつり開催期間中は、夜桜のライトアップイベント「みなみの夜桜と竹灯り」が実施されます。
上流側の銀の湯橋付近と、道の駅「下賀茂温泉 湯の花」敷地内では、竹灯りの光が訪れる人々を出迎えてくれていました。

幻想的な光に照らされた河津桜の下を歩く事も出来ますが、下賀茂温泉旅館組合に加盟している宿泊施設に泊まれば、手持ち提灯の貸し出しも行われるそうです。

夜桜のライトアップを行っている時間帯も河川敷に降りて、薄紅色の花びらが色鮮やかに輝く夜桜の観賞も可能です。

下賀茂温泉から立ち上がる湯けむりを背景に、光り輝く河津桜が幻想的です。
青野川の流れが穏やかであれば、鏡を眺めているかのように川面に逆さまに映り込む夜桜も観賞する事が出来ます。

夜桜のライトアップは前原橋付近～九条橋付近の区間で、みなみの桜と菜の花まつり開催中の18：00～21：00まで毎日開催します。
ライトアップ開始後に暗くなるまで少々時間が空きますが、日帰り温泉に立ち寄るなどして時間をつぶしてから、昼間の風景とは違った幻想的な夜桜ライトアップも楽しんでみて下さい。

みなみの桜と菜の花まつりの映像

【6K】南伊豆町の河津桜 みなみの桜と菜の花まつり 2022
みなみの桜と菜の花まつりの風景と、幻想的な夜桜のライトアップを収録した映像です。
6K解像度で収録した映像ですので、大画面テレビ等でもお楽しみください。

みなみの桜と菜の花まつり 交通アクセス・時間・駐車場情報