2023年10月12日に宮城県伊具郡丸森町で行われた、令和元年東日本台風の犠牲者の鎮魂と災害からの復興を願う鎮魂の日の打ち上げ花火の観覧をしてきました。災害が起こった日を「鎮魂の日」と定め、記憶を風化させることなく後世に伝えるための追悼式などが実施されます。
記事内の目次
2023年 令和元年東日本台風復興祈願と鎮魂の花火
令和元年東日本台風とは?
令和元年(2019年)10月6日にマリアナ諸島の東海上で発生した台風19号は、平年よりも高い海水温の領域を通過しながら急速に発達し、発生からわずか39時間で中心気圧915hPaの猛烈な勢力の台風に発達しました。
徐々に中心気圧を下げていったものの、勢力を維持したまま10月12日に静岡県に上陸後、13日12時に三陸沖東部で温帯低気圧に変わるまで、東日本を縦断するコースを辿り各地で甚大な被害が発生しております。
宮城県丸森町では、11日に秋雨前線の影響による雨が降り出した後の、12日夕方から13日未明にかけては非常に激しい雨となり、総雨量は427.0mmの大雨となりました。
河川の最大水位は、阿武隈川で降り始めから8.56m上昇し 23.44m、雉子尾川で降り始めから6.74m上昇し7.11mを記録したほか、県管理の内川、新川及び五福谷川において計18箇所が決壊するなどし、町内に深刻な浸水被害が発生しました。
この大雨により人的被害も発生し、10名の尊い命が犠牲になり、1名が行方不明となりました。
また、浸水による住家被害も多く、床上浸水と床下浸水を合わせると合計1,073件の住宅に爪痕を残しております。
同じ台風で被害を受けた大崎市鹿島台の災害ボランティアとして参加した時の様子はこちらの記事でも紹介しております。
令和元年10月13日未明の台風19号に伴う豪雨で関東から東北地方の広い範囲で洪水による被害を受けて、一週間経過した現在も水没したままの地域や片付けに追われている地域が沢山あります。 大崎市ではボランティアセンターを開設して、復旧活動を進めていますが、現在手を付けられる状況にあるのは、被災地域の1/...
令和元年東日本台風犠牲者慰霊と復興を願う花火
丸森町役場の駐車場を観覧会場に、花火は丸森町民グラウンドから打ち上げられますが、それより先の道路は保安距離内なのか観覧禁止となっておりましたので、丸森町役場の駐車場から前に出ての観覧は出来ません。
花火の打ち上げ総数は2,800発ほどで、小型煙火や4号玉までを中心にワイドスターマインや連発の花火などの美しい花火が丸森町の夜空を明るく照らしました。
駐車場は一部が観覧場所になる
丸森町役場前が観覧場所となるため、丸森たんぽぽこども園前の駐車場に車を止める事になります。
役場前に駐車しても花火打ち上げ1時間前ぐらいに移動させられてしまうので、ご注意を
2023年 令和元年東日本台風復興祈願と鎮魂の花火
花火打ち上げ当日はライブ配信を行っておりましたが、改めて4K HDRで編集したアーカイブ映像もアップロードいたしました。
是非観覧時の参考にご視聴いただければ幸いです。
YouTube Live 宮城県丸森町 鎮魂の花火 2023
【4K HDR】令和元年東日本台風犠牲者慰霊と復興祈願の花火 – 宮城県丸森町 鎮魂の日
Camera : Blackmagic pocket Cinema Camera 6K (BMPCC6K)
Lens : SIGMA 10-20mm
Michrophone : MXL CR21
Recorder : ZOOM F3
令和元年東日本台風復興祈願と鎮魂の花火の観覧情報
開催場所 | 宮城県 伊具郡丸森町 丸森町役場 |
開催日時 | 2023年10月12日 18:50~ |
花火打ち上げ数 | 2,800発 |
観覧場所 | 丸森町役場前駐車場 |
交通アクセス | 常磐自動車道 山元南スマートICから車で15分 |
関連ウェブサイト | 丸森町商工会 |
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