2019年8月14日に宮城県大崎市鹿島台で開催された「鹿島台わらじまつり花火大会」を写真と動画でご紹介します。日中は大わらじや子わらじが町内を練り歩く「わらじパレード」やステージイベントが行われ、夜には宮城県内では珍しい10号玉(尺玉)や8号玉、スターマインなど約1,500発の花火が打ち上げられました。大玉を中心とした迫力ある花火の演出と、雨の中で観覧した当日の様子を振り返ります。
鹿島台わらじまつりの概要
宮城県大崎市鹿島台で毎年8月14日に開催される「鹿島台わらじまつり」は、品井沼の干拓事業や旧鹿島台村の財政再建に尽力した「わらじ村長」こと鎌田三之助翁の遺徳を偲び、1976年(昭和51年)に始まった夏祭りです。鎌田三之助は、質素な身なりでわらじを履きながら村内を巡り、洪水に悩まされていた品井沼周辺の治水事業や地域の発展に力を尽くした人物として、現在も地元の人々に親しまれています。
2019年の鹿島台わらじまつりでは、第一部として午前10時から太鼓の演奏に合わせて大わらじや子わらじが町内を練り歩く「わらじパレード」が行われ、午後3時からの第二部では鹿島台小学校ブラスバンドの演奏や、みちのく仙台ORI☆姫隊のライブなど、多彩なステージイベントで会場が盛り上がりました。
鹿島台小学校ブラスバンドは、マーチングバンド全国大会への出場実績を持つ実力のある団体だけに、演奏を見られなかったのは残念でした。次回はぜひ演奏に間に合うように訪れたいと思います。
鹿島台わらじまつり花火大会
2019年の鹿島台わらじまつり花火大会は、約1,500発の花火が打ち上げられる比較的小規模な大会ですが、宮城県内では見る機会が限られる8号玉や10号玉(尺玉)など、大玉を中心とした迫力あるプログラムが特徴です。10号玉の単発打ち上げだけでも14発が組み込まれており、打ち上げ総数以上に大玉の存在感を楽しめる構成となっていました。
宮城県内の花火大会では、小型煙火やローマンキャンドルなどを取り入れる大会もありますが、今回のプログラムにはそうした演出が見当たらず、大玉やスターマインをじっくり観賞できる点が印象的でした。
ただし、花火の打ち上げ開始時間が近づくにつれて大粒の雨が降り始め、空もやや霞んで見えるなど、観覧や撮影には少々厳しい天候となってしまいました。
スターマインは「ジャンボスターマイン」が3基組み込まれた構成となっており、オープニングから大玉を交えた華やかな花火が夜空を彩りました。打ち上げ場所は1か所ながら、小玉から大玉まで次々と打ち上がる演出は迫力があり、花火大会の幕開けを飾るにふさわしい内容でした。
このジャンボスターマインを最も綺麗に観賞できるのは、ステージイベントが行われていた会場周辺だと思います。その位置からであれば小玉から大玉までがほぼ一直線に重なるように見えますが、今回の撮影場所からは8号玉や10号玉が少し右側にずれて見えるため、打ち上げ位置の違いも分かる写真となりました。
花火大会の途中も雨が弱まったかと思えば再び降り出す天候が続き、撮影には苦労しましたが、8号玉や10号玉などの大玉が開花するたびに、夜空いっぱいに広がる光の美しさと迫力を楽しむことができました。
大玉を数多く打ち上げる大会ということで、普段はなかなか見ることのできない珍しい花火にも期待していましたが、今回はそうした特別な玉に出会うことはありませんでした。それでも、宮城県内でこれだけ大玉を中心に構成された花火大会を観賞できるのは魅力的だと感じます。
29のプログラムを経て、いよいよ最後を飾る「グランド・スターマイン」が始まりました。この演目は前半と後半で異なる構成になっており、前半はスターマインから徐々に打ち上げる玉が大きくなり、最後に10号玉を追い打ちする演出が展開されました。
続く後半では、10号玉まで組み込まれた錦冠の連打を中心とするスターマインが打ち上げられ、金色の光が夜空いっぱいに広がる美しいフィナーレとなりました。
こうした大玉を効果的に組み合わせたグランド・スターマインは、私がこれまで宮城県内で観覧してきた花火大会では見かけなかった構成で、特に印象に残っています。打ち上げ数の多さよりも、一発一発の大きさや花火の迫力を重視する方には、おすすめできる花火大会だと思います。
鹿島台わらじまつりはお盆期間中の8月14日に開催されるため、地元の方はもちろん、帰省や旅行で宮城県を訪れている方にも楽しんでいただきたい夏祭りです。昼間のわらじパレードやステージイベントと合わせて観覧すれば、地域の伝統文化と花火の両方を満喫できるでしょう。
花火大会のメイン観覧場所は鎌田記念ホール特設会場周辺となります。周辺から花火を観賞できる場所もありますが、路上駐車や立ち入り禁止区域への侵入は、周辺住民への迷惑となるだけでなく、花火の打ち上げ中断につながるおそれもあります。安全に花火を楽しむためにも、必ず指定された観覧場所や駐車場を利用し、警備員の指示に従うようにしましょう。
鹿島台わらじまつりの動画
2019年の鹿島台わらじまつり花火大会を撮影した動画では、小玉のスターマインの後方から8号玉や10号玉(尺玉)が次々と打ち上がる、迫力ある光景をご覧いただけます。
特に印象的だったのは、銀冠や錦冠などの冠菊(かむろぎく)が大きく開花する場面です。長く尾を引く光が夜空から降り注ぐように広がり、写真だけでは伝えきれない花火の美しさや臨場感を映像で楽しむことができます。
新潟県などの大規模な花火大会で見られるような、大玉を組み込んだスターマインは、私がこれまで宮城県内で観覧してきた大会ではあまり見る機会がなく、鹿島台わらじまつりの大きな魅力だと感じました。
甲信越地方の花火大会で見られるような多彩な演出や芸術性の高い花火を、宮城県内でもさらに楽しめるようになってほしいという期待はありますが、今回の鹿島台わらじまつりは、大玉ならではの迫力を十分に味わえる内容でした。
次回は花火だけでなく、今回見逃してしまった鹿島台小学校ブラスバンドの演奏もぜひ観賞したいと思います。
| 開催場所 | 東北地方/宮城県大崎市鹿島台 国道346号線(パレード) 鎌田記念ホール特設会場(ステージイベント・花火大会) |
| 開催日時 | 2019年8月14日 第1部わらじパレード 10:00~11:30・第2部ステージイベント・花火大会 15:00~20:30 |
| 花火打ち上げ数 | 1,500発 |
| 担当煙火店 | ㈱芳賀火工 |
| 観覧場所 | 鎌田記念ホール |
| 駐車場 | 無料 鎌田記念ホール |
| 交通アクセス | 松島北ICから車で12分 東北本線 鹿島台駅から徒歩11分 |
| マップコード | 110 808 394*11 |
| 関連ウェブサイト | 大崎市ウェブサイト |










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