富士ソフトのモバイルルーター(ポケットWi-Fi)+F FS050Wの実機レビュー!ギガ無制限の月々3,168円で使用出来る楽天モバイルのSimを入れて、YouTubeライブ配信やインターネット閲覧、車載カーオーディオのサブスク音楽配信サービスの視聴などに利用しています!
記事内の目次
モバイル回線選びで残った楽天モバイル
ライブ配信で最も安定するモバイル回線選びで、UQ WiMAX+5G、NUROモバイル、楽天モバイルのSIMをGalaxy 5G Mobile Wi-Fiと富士ソフト+F FS050Wに入れて使用していました。
今回ご紹介する富士ソフトのモバイルルーター+F FS050Wは、NUROモバイル用に購入をしていたのですが、輻輳が発生して繋がらない場所も多かったので、2週間ほどで解約。その後残ったUQ WiMAX+5Gと楽天モバイルは、比較的安定してネットワークに接続できる事が多かったのですが、月額料金の差で、楽天モバイルをメインの回線として残しました。
楽天モバイルのSIMは、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiでも使用出来なくはないのですが、APN設定が手動になってしまう事やプラスエリアモードでパートナー回線固定になってしまう不便さから、富士ソフト+F FS050Wに楽天モバイルのSIMを入れて使用する事にしました。
どちらが高速で繋がりやすいかと言うと、場所によりけりです。
混雑している所でもUQ WiMAXの方が高速通信が出来ていたり、その逆で楽天モバイルの方が良かったりと、地域によってネットワークへの接続状況の良さは変わります。
スマートフォンの他にタブレットやノートパソコンなどのマルチデバイス(2台以上の端末)を使用する際にお得になる、UQ WiMAX+5G対応のモバイルWi-FiルーターGalaxy 5G Mobile Wi-Fiと5G通信が使い放題になるBICギガ放題プラスをご紹介します モバイルWi-Fiルーターの...
富士ソフト+F FS050Wのレビュー
バッテリーは交換可能だけど、持ちは悪い
近年は簡単にはバッテリーを交換できないモバイル端末が増えていますが、富士ソフト+F FS050Wは裏蓋を開けてバッテリーを取り外せる交換式です。
公式スペックでは5G通信時で約9時間、4G通信時で約11時間の連続通信が可能になっていますが、ライブ配信での常時接続時やディスプレイオーディオにAndroid AUTOで接続して音楽サブスク配信を聞いている時は、5~6時間ほどでバッテリーが切れる事もありますので、大量のデータを送受信するような使い方では、別途PDに対応したモバイルバッテリーが必要になる事が多いです。
FS050Wのシンプルなディスプレイと悪い操作性
高さ120mm、幅74mm、厚さ19mmのサイズの大部分を占める液晶ディスプレイには、4つの設定項目とバッテリー残量、通信量が表示されています。
上の設定項目は、左から端末設定、モード設定、SIM切り替え、QRコード表示、端末情報の順番に並び、タッチパネルではなく、右サイドのSELECTボタンとENTERボタンで操作するため、操作性は非常に悪いです。
これらの設定は、FS050Wに対応をしたスマートフォンアプリ、+F SmartAppでも操作が可能なため、本体での操作は簡単な設定変更しか使わないと思います。
電源のオンオフは、液晶ディスプレイの真ん中下にあるボタンを長押しして切り替えを行います。
無線LANでの接続方法
モバイル端末やパソコンなどの機器へのWi-Fi接続は、SSIDとパスワード、WPS接続、QRコードの3種類から選択が可能ですが、QRコードはスマートフォンのカメラを向けて、表示されたネットワーク名をタップするだけの簡単接続です。
デフォルトで、SSID1には2.4GHz、SSID2には5GHzが割り当てられていますが、2.4GHz帯は、障害物に強いという特徴がある反面、同じ周波数帯を使う電子レンジやBluetooth機器との電波干渉を起こしやすく不安定になりやすい傾向があります。
壁やドアなどを挟んだ場所で使用しない限りは5GHz帯で接続をした方が、高速通信が可能で電波干渉も起こしにくい傾向があります。
また、屋外で使用する場合は、5GHz帯の中で電波法で許可されているDFS付き5.6GHz(W56)固定で使用し、気象レーダー等との電波干渉を避ける必要があります。
Wi-Fiの接続台数は32台まで同時利用が可能ですが、パソコンやスマホなどの手持ちの端末6台までであれば正常に通信が出来た事を確認済みです。
楽天モバイルのSIMは自動設定ですぐに使用可能
FS050WはSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターとなっているため、ほとんどの通信事業者が提供しているプランのSIMとeSIMに対応をしていますが、事業者側で意図的に使用可能な端末に制限をかけているWiMAXは利用できません。
富士ソフト+F動作確認済みSIM / 富士ソフト+F動作確認済みeSIM
端末によってはプロファイル情報を手動入力しなくてはいけない時もありますが、FS050Wの場合は楽天モバイルのSIMカードを挿入するだけで、プロファイルを自動で設定してすぐに使えるようになります。
eSIMの場合は「eSIMを追加」をタップし、eSIM情報のQRコードを読み込めば追加が可能です。
簡単ではありますが、NUROモバイルの開通の時も手間取っていたので、アナログ人間的には物理SIMの方が楽でした。
モバイルアプリ上から4G/5Gの切り替えも可能
モバイルネットワークの設定は、基本的にデフォルトのままでも大丈夫ですが、5Gに接続している時に速度が出なかったり不安定になっている時や、混雑地域で輻輳が発生している時などに、4Gに固定をしたり特定のバンドに固定をして、より安定しているネットワークに接続するようなセッティングも可能です。
楽天モバイルは、4Gと5G合わせて6バンドを使っているので、使わないバンドのチェックを外して、使用をしない電波の検索を避ける設定も可能です。
対応バンド | 周波数帯 | 特徴 |
バンド3 | 1.7GHz | 楽天モバイル4G回線 |
バンド18 | 800MHz | パートナー4G回線(au) |
バンド26 | 800MHz | パートナー4G回線(au) |
バンド28 | 700MHz | 楽天モバイル4Gプラチナバンド |
n77 | 3.7GHz | 5G sub-6 |
n257 | 28GHz | 5Gミリ波 |
FS050Wのほとんどの設定はアプリ上から変更可能
FS050Wの本体の操作性が悪い事に触れていますが、スマートフォンアプリの+F SmartAppからほとんどの項目の設定変更が可能ですので、FS050WにスマホをWi-Fiで接続出来ている間は特に不便さを感じないですね。
インターネット通信の安定度と速度
測定をする場所にもよりますが、楽天モバイルの5G sub6を掴めば、下り100Mbps前後から150Mbpsの高速通信は可能です。
上り速度は10Mbps~20Mbpsが平均的に出る事は多いのですが、東北三県の東日本大震災被災地域は何故か50Mbps近く出る場所もありますが、この傾向は楽天モバイルだけではなく、UQ WiMAXでも同様です。
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ライブ配信では、接続が不安定になった時の対策のために、念のためStarlinkを持って行ってはいましたが、楽天モバイルの回線とFS050Wのみで、ほぼ止まらず8時間超えのライブ配信を継続する事が出来ていました。
VBRの6000kbps~8000kbps、最大ビットレート10000kbpsでも止まる事は無かったので、富士ソフトの+F FS050Wは、長時間のネットワーク接続でもかなり安定して通信を行えます。
ライブ配信のように常時通信を行っている状態では、FS050W本体が発熱をしていない事はまず無いのですが、熱が原因で回線速度が低下したり、Wi-Fi接続が不安定になるような事もなく、回線速度の最大で安定した通信が行えます。
ただし、FS050W本体のどこにアンテナを内蔵しているのかは不明なので、地べたやバッグの中に入れたりしている時よりも、スマートフォンホルダーを使用したり三脚に紐でぶら下げるような使い方の方が安定する傾向にあります。
また、Wi-Fiの電波強度はホームルーターのように強いわけではないため、遮蔽物の無い直線距離で20メートル以上、1階と2階のような使い方でも途切れる場合がありますので、離れて使用するような使い方はあまり得意ではありません。
富士ソフト+F FS050Wの製品仕様
製品名 | +F FS050W |
型番 | FS050WMB1 |
サイズ | 約120.0mm(高さ) 約74.0mm(幅) 約19.0mm(厚さ) |
通信方式(ネットワーク側) | 4G:最大受信速度 150Mbps/最大送信速度 50Mbps |
3G:最大受信速度 42Mbps/最大送信速度 5.76Mbps | |
通信方式(端末側) | Wi-Fi5対応 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 最大速度:433Mbps |
対応周波数 | 4G:B1, B2, B3, B4, B5, B8, B11, B12, B17, B18, B19, B21, B26, B28, B39(sXGP), B41(地域BWA) |
3G:B1, B2, B4, B5, B6, B8 | |
無線LAN:2.4GHz/5GHz(W52/W56) | |
連続通信時間 | 4G:20時間 |
動作環境 | 動作温度範囲:0°C~35°C |
保管温度範囲:-20°C~60°C | |
無線LAN最大同時接続数 | 最大15台 |
USB接続数 | 1台 |
セキュリティ | WPA-PSK/WPA2-PSK/WPA3-SAE |
対応SIM | nanoSIM + eSIM |
充電用端子 | USB Type-C端子(USB2.0 480Mbps)、USB-PD |
バッテリー | リチウムイオンポリマー 3,030mAh着脱式 |
国際ローミング | 対応 |
表示言語 | 日本語 / 英語 / 中国語 |
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