花火の種類はカラフルな物や連発で打ち上がる物など様々ですが、そちらの解説ではなく、今回の記事は同じ花火大会でも目的や趣旨によって全く異なる内容で行われている事もあるので、何のために花火は打ち上げられるのか?について解説していきます。
記事内の目次
花火大会の種類について
はじめに
夏の風物詩として定着している花火大会ですが、花火を打ち上げる目的は様々で、地域活性化や鎮魂と祈り、花火競技大会などが行われています。花火ランキングなどでも混同されてしまいがちな部分ではありますがその事について解説させていただきます。
花火大会の目的
鎮魂と祈り
花火には送り火や迎え火として打ち上げるという目的もあり、戦争や災害で命を失った方々への供養や、祈りと鎮魂を捧げるという意味合いを含めて花火を打ち上げる事があります。
例えば近年では記憶に新しい東日本大震災の発生後に不謹慎だという事で自粛ムードとなっていましたが、祈りを捧げるという意味合いが含まれている事が広まると一転して開催を決定する花火大会が増えた事があるのは記憶に新しいと思います。
日本三大花火の一つとして知られる長岡まつりにも、長岡空襲や中越地震などの戦争や災害などで命を落とした方々への慰霊と復興祈願を目的として行われています。
地域活性化
花火大会の目的の一つとして、地域活性化を目指して開催している例があり、美しい花火を見に観光客やツアー客が開催地に訪れる事で、宿泊施設や観光施設の利用、または飲食する事で経済効果が見込まれるために行われている事もあります。
花火競技大会
花火大会と違う点は、世界からも美しいと言われる日本の花火の発展や継承を目的として行われ、規定内のルールに従い全国から選抜された花火師達が技を競い合います。
美しさだけではなく安全に花火を打ち上げる技術も審査対象とされるため、日本の花火の中では重要な位置付けにあるとされています。
奉納花火
神仏や精霊などに対して供物を捧げる事がルーツである奉納煙火は、家内安全や健康祈願、物故者追善供養等の願いを花火に込めて打ち上げられます。
神社の例祭として行われる事もありますが、川や海で行われる場合は水死者の供養や安全祈願・日頃の感謝の気持ちを込めて花火大会を開催している例も多くあります。
記念式典の一環
花火は夏の風物詩として定着していますが、イベントの開催記念やその地にゆかりのある記念日に行われる場合があり、新年の花火やクリスマス、またはオリンピック開催時やイベントのフィナーレに打ち上げる事もあります。
お祝いとして行われる事がほとんどですが、上の例のように安全祈願の意味合いも込めて花火が打ち上げられる事もあります。
まとめ
花火大会のランキングなども世の中にはありますが、その地それぞれの思いがあって行われている事があるので、一括りにして順位を付けるものでは無いと私は感じます。
人気や順位にこだわらず、行ってみたいと思った所に行ってみると新たな発見などもあるかもしれません。
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