廃業した柴犬ブリーダーから保護されたコナン君改め「りゅうのすけ」、新たな家族として迎え入れるためのトライアル期間中に、家から脱走をしてしまう事件がありました。
約5年間もの長い間、外の世界を全く知る事が出来ない狭いケージの中で過ごしていたからなのか、自らの意思でクレートから出て来る事が無かった「柴犬のりゅうのすけ」が、珍しくクレートから出てきて、窓越しに外の様子を眺めていたのだそうです。
それを眺めていた嫁が、外の空気を吸いたいのかと思って、少し窓を開けてあげたら、隙間からスルッと逃げ出してしまいました。
焦って捕まえたら、無事に捕獲が出来たようですが・・。
保護されるまでの長い間、刑務所のような狭いケージで過ごしていたから、初めて見て感じた外の世界の刺激が楽しかったのでしょう。
捕まった柴犬のリュウは、非常に不服そうな表情で抱っこされながら、保護団体から借りている犬用クレートの中に戻されました。
今は絶対に脱走をさせない為に、バリケードを設置していますが、毎日朝晩1時間半の散歩をしても足りなかったのかな?
「外って楽しいよな!隙さえあれば、いつでも逃げ出してやるぜ!」みたいな顔はやめましょう!
保護されるまでの5年間も、狭いケージに閉じ込められていたんだから、犬生を取り戻したい気持ちは分かるけどね・・。
保護犬の里親になるためのトライアル期間中に起こった出来事でしたが、トライアルが終わったとしても、見知らぬ土地に慣れるまでは、逃走防止用のバリケードやフェンスを設置する事をオススメいたします。
行動範囲が狭くなってしまうのは可哀想ですが、少し広めの中型犬用フェンスの中で過ごさせて、人間の世界に慣れてきたら、少しずつ自由に行動出来る範囲を広げてあげるのも、互いを信頼し合うために必要な儀式なのかもしれませんね。
保護犬のトライアル期間中は、動物保護団体から報告の義務が課されるので、万が一逃げだして見つからなくなってしまったとすると、二度と里親として受け入れて貰えなくなる恐れもあります。
是非これから、大切なペットとして、または一生涯寄り添える家族として迎え入れたいと考えている方は、新たな場所に慣れていない準備期間中の脱走などに気を付けるようにして下さいね。自戒も込めて・・・。
今は少しだけ我慢してもらって、これから沢山色々な場所に遊びに行こうね。
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