宮城県宮城郡松島町の円通院庭園で開催する紅葉ライトアップの見どころを写真や動画と共に紹介。円通院庭園紅葉ライトアップは、全国からも観光客が訪れる程に認知度が高く、日本三景松島の秋を幻想的に彩る名物イベントとして毎年行われています。
記事内の目次
円通院庭園 日本三景松島の秋を彩る紅葉ライトアップ
紅葉ライトアップが行われる円通院とは?
宮城県宮城郡松島町の円通院は、京都の妙心寺を本山とする臨済宗妙心寺派の寺院で、仙台藩主 伊達政宗公の孫にあたる伊達光宗公が1645年に19歳という若さで早世した後の、1646年に光宗公の霊廟である三慧殿を建設、翌年には菩提寺とする円通院が建立されたのが始まりとなっています。
三慧殿は、政宗公の命を受けて慶長遣欧使節団として派遣された支倉常長が訪ねたヨーロッパを象徴する西洋バラや水仙などが描かれるなど、随所に支倉常長が持ち帰った西洋文化も残されています。
それに因んでバラ園が作られたのは昭和に入ってからの事で、6月頃に美しい花々を咲かせる事から円通院は別名でバラ寺とも呼ばれる事があります。
秋には庭園内の木々が黄色や赤に色づく紅葉がとても有名で、夜に行われる紅葉ライトアップがとても幻想的であると全国にも知れ渡るようになり、毎年沢山の観光客が訪れるようにもなりました。
石庭「雲外天地の庭」
山門をくぐり左手側に見える「雲外天地の庭」は、池や遣水などを一切使わずに山水の風景を表現する庭園様式である枯山水の石庭で、白砂で松島湾を表し周囲の山々を苔で表現しています。
光を浴びて美しく浮かび上がる木々の紅葉と共に日本庭園の美しい情景を最も感じられる場所ですね。
円通院の入り口からも近いのもありますが、幻想的に色付いた紅葉を見て驚いている拝観者も大勢いらっしゃいます。庭園内で一位二位を争う程の人気を誇るフォトスポットにもなっているようでした。
三慧殿へ向かう石畳の歩道も美しくライトアップ
石畳みの歩道を照らし出している両脇に並べられた灯篭がとても幻想的です。
この先にある階段を登れば伊達光宗公を祀る三慧殿にたどり着けます。
鏡のように幻想的に紅葉を映し出す心字の池
美しく色付いた木々を鏡のように映し出す心字の池は池泉式庭園である遠州の庭にあり、見る場所によって池に映り込む姿がそれぞれ違う景色として楽しめる絶景ポイントになっています。
風が強い日に行くと水面に波が立ってしまうので、風の弱い日か無風の時に訪れるのが良いでしょう。
他にも沢山見どころがあるのですが、様々な庭園様式が鑑賞できる所も見どころの一つでありますので、ゆっくりと歩きながら日本庭園の美しさを感じ取っていただければ良いのではないかと思います。
紅葉ライトアップの期間中は毎日音楽の演奏も行われますので、幻想的な紅葉を眺めながら美しい音色を楽しんで下さい。
注意事項
円通院の紅葉ライトアップを安全に楽しむために注意しなくてはいけない事として、境内における撮影の際は、一脚・三脚・自撮り棒・ドローン等の補助機器の使用は禁止になっていますのでご注意下さい。
紅葉ライトアップをどうしても撮影したいと考えている方も多いと思うので、ちょっとしたアドバイスを。
カメラの設定をマニュアルモードにして手持ちでもブレない程度までシャッタースピードを落とし、お好みの明るさになるまでISO感度を上げれば手持ちでも充分な撮影が出来ます。この記事に掲載した写真はホワイトバランス4000K、ISO3200 f2.8 シャッタースピード1/40で撮影していますが、手振れ補正を使えばシャッタースピードをもっと遅くできる事でしょう。
ISO感度を上げれば高感度ノイズも乗ってきてしまいますが、ノイズリダクションをかければ全く気にならない程度まで低減ができますので手持ちで一発撮りも難しくありません。
スマホでもマニュアル撮影が可能な無料アプリがありますので、探してみて下さい(^^
他にも注意事項がありましたので、公式ホームページをご参照下さい。
円通院庭園紅葉ライトアップの映像
[4K]松島・円通院庭園 紅葉ライトアップ
2017年撮影。動画では順路通りに撮影していますので、庭園内の全景がよく伝わるのではないかと思います。
是非ご鑑賞下さい。
撮影は手持ち撮影、編集時に手振れ補正を強めにかけています。
円通院 場所・時間・料金情報
所在地 | 東北地方|宮城県宮城郡松島町松島町内67 |
開催日時 | 2019年10月26日~11月17日 毎日17:30~21:00 |
料金 | 円通院夜間拝観料 一般500円 小中学生200円 未就学児無料 土日の夜間拝観料 一般800円 小中学生200円 未就学児無料 |
駐車場 | 松島公園駐車場及び近隣コインパーキングを利用 |
交通アクセス | JR仙石線 松島海岸駅から徒歩6分 三陸自動車道 松島海岸ICから車で6分 |
マップコード | 110 442 166*44 |
公式ホームページ | 円通院ホームページ |
※本記事の情報は現時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は公式ホームページ等でご確認下さい。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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