宮城県仙台市と利府町の中間付近に位置する青麻神社は、日本全国にある青麻神社・三光神社の総本社で、天之御中主神・天照大御神・月読神が主祭神、常陸坊海尊を併祀した神社で、中風封じや海上安全への信仰があります。
記事内の目次
青麻神社とは?
利府町の宮城県総合運動公園(グランディ・21)から宮城県県民の森に向かう途中にある青麻神社は、社伝によると852年に山城国(現在の京都府)から訪れた穂積保昌が麻の栽培をこの地に伝え、一族が尊崇する日月星の三光神と言われる天照大御神(あまてらすおおみかみ)・天之御中主神(あめのみなかぬしのみこと)・月読神(つくよみのかみ)を岩窟中に奉祀したのが創始と伝えられています。
昭和58年には、現在の仙台市泉区で山林火災が発生して全体で3300ヘクタールが焼失するという未曽有の災害が発生しましたが、神威の御加護により青麻神社の社殿と神楽殿は焼失を免れ、現在の社務所は昭和59年、現随身門は平成12年に再建したそうです。
青麻神社の御利益
半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などの中風病退散や海上安全・眼病平癒等にご利益があるそうで、「三度詣でれば生涯中風の難よりのがれる」と伝えられいます。
参拝方法は、手水場で手と口を清め、拝殿の前に立ち賽銭を入れてから鈴を鳴らし、二回頭を下げて二回手を叩き、手を合わせながら祈りを捧げ、最後に一礼をする二拝二拍手一拝で行います。
この作法は、鈴の音で祓い清めて神様を呼び、二回頭を下げる事で神様への敬意を表し、右手を少し手前にずらして二拍手した後に指先を揃えて祈りを捧げ、最後の一拝で神様を送ります。
二礼二拍手一礼とも呼びますが、これが参拝時に基本となっている作法であるとされています。
青麻神社の御清水(おすず)
青麻神社の手水場は綺麗な湧き水となっていますので、ここで水を汲むために訪れる方が沢山います。
参拝者優先のため、長時間の水汲みは禁止となっていますが、持ち帰って半月ぐらい保存していても濁ったりしない程に綺麗な水です。
青麻神社の境内にある池も湧き水なので、ここからも水が汲めます。池を見ても透明感のあるとても綺麗な水ですよね。
ちなみに、青麻神社には水みくじがあります。
池の水に軽く浸すと文字が浮き出るようになっているのですが、浸しすぎるとこのように何も出て来なくなりますので、先行きがわからなくならないように、紙が濡れる程度にして下さいね!
境内の中だけではなく、道路を挟んだ反対側にも御清水を汲める「元茶屋の清水」がありますが、こちらは水量も豊富なので、大きなポリタンクなどを持って行ってもあっという間に水が満タンになります。
どの御清水も料理や飲料水としても利用できる美味しい水ですので、是非!
夜も幻想的な境内
青麻神楽は夜間も照明が点灯しているので参拝は可能ですが、どこの神社でも夜遅くに行くと神様がいらっしゃらないという説もあるので、ご利益があるかどうかはわかりません・・。
青麻神社はグランディ21から宮城県県民の森に向かう途中にあるのですが、真っ暗闇に浮かび上がる境内の灯りがとても幻想的です。
光に照らされた随身門と庭園
随身門右側の池周辺も照明で照らされていましたが、とても綺麗でした。
夜間でも参拝する人が訪れる拝殿
夜でも数名の方が参拝に訪れていましたが、私個人的にはとても相性がいいのか、居心地の良さも感じてしまう程でしたので、これからもここに何度か参拝に訪れてみようかと思います。
青麻神社 場所・駐車場情報
住所 | 東北地方/〒983-0821 宮城県仙台市宮城野区岩切青麻沢32 |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | 仙台北部道路 利府しらかし台から車で5分 |
マップコード | 21 892 798*05 |
関連ウェブサイト | 青麻神社 |
バリアフリー情報
太鼓橋にあった段差に板がかけられ、車いすでも通行がしやすくなりました。拝殿前にも車いす用のスロープがあるので体の不自由な方でも安心です。
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