宮城県石巻市の宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」で、2019年11月8日から2020年1月5日まで開催される「サン・ファン・イルミネーション2019」の見どころを紹介します。慶長遣欧使節が太平洋横断に使用した帆船「サン・ファン・バウティスタ号」の原寸大復元船を約1万球の電飾とライトアップで彩る冬の恒例イベントで、夕暮れから夜にかけて黄金色に輝く帆船の幻想的な景色を楽しめます。
サン・ファン館とは?
宮城県石巻市の宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」は、江戸時代初期に仙台藩主の伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節の歴史や、使節一行が乗船した帆船「サン・ファン・バウティスタ号」を紹介する博物館です。1613年に石巻の月浦から出帆したサン・ファン・バウティスタ号は、政宗の家臣である支倉常長や宣教師ルイス・ソテロらを乗せて太平洋を横断し、現在のメキシコに到達しました。その後、使節一行は別の船に乗り換えてスペインやローマへと向かい、サン・ファン・バウティスタ号自体は太平洋を2往復したと伝えられています。
サン・ファン館では、1993年に完成した全長約55メートルの木造復元船を展示しているほか、慶長遣欧使節の航海や国際交流の歴史を学べる展示室、大型スクリーンで当時の航海を体感できるシミュレーションシアターなどが設けられており、石巻市を代表する歴史観光スポットの一つとなっています。
サン・ファン・イルミネーション2019
サン・ファン・イルミネーション2019は、慶長遣欧使節の歴史を伝える復元船「サン・ファン・バウティスタ号」を約1万球の電飾で装飾し、黄金色のライトアップで浮かび上がらせる石巻市の冬のナイトイベントです。2019年は隣接するサン・ファン・バウティスタパークにも新たに約2万球のイルミネーションが設置され、展望棟の装飾を含めると合計約4万球の光が周辺を彩ります。
イルミネーションの点灯はサン・ファン館の通常閉館時刻と同じ16時30分から始まります。点灯直後は夕暮れの空に帆船のシルエットが浮かび上がり、時間の経過とともに黄金色の光が際立っていくため、明るさの変化によって異なる景色を楽しめるのが魅力です。
サン・ファン館は通常16時30分に閉館するため、イルミネーション点灯中は館内へ入ることができませんが、展望棟上部から無料で鑑賞することができます。2019年の点灯時間は20時30分までとなっており、12月21日には館内からライトアップされた復元船を眺められる夜間特別開館「ファンタジーフェスタ2019」も予定されています。
夕暮れの時間帯には、オレンジ色に染まる空や海を背景に、イルミネーションで彩られた帆船の美しい姿を眺めることができます。周囲が暗くなるにつれて船体を縁取る光が一段と鮮やかになり、夜空に浮かび上がるサン・ファン・バウティスタ号の幻想的な夜景が広がります。
復元船だけではなく、高台に位置する石巻市サン・ファン・バウティスタパークも見どころの一つです。青や緑を中心とした色鮮やかなイルミネーションが広がり、黄金色に輝く帆船とは異なる華やかな光の景観を楽しめます。
サン・ファン館に隣接する石巻市サン・ファン・バウティスタパークは、慶長遣欧使節の一行が訪れたイタリアの広場をイメージして整備された公園です。海や牡鹿半島方面を見渡せる眺望が魅力で、イルミネーション期間中は広場の壁面や階段などにもカラフルな電飾が施され、夜の公園を幻想的な光の空間へと変えています。
なお、原寸大の木造復元船「サン・ファン・バウティスタ号」は、東日本大震災による被災や船体の老朽化が進んでいることから、2019年時点では2021年に公開展示を終了し、解体される予定となっています。石巻市で約400年前の大航海を再現した迫力ある復元船と、冬ならではの美しいイルミネーションを一緒に楽しめる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
サン・ファン・イルミネーション 開催日程・交通アクセス情報
| 所在地 | 東北地方|〒986-2135 宮城県石巻市渡波大森30−2 宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館 |
| 開催日時 | 2019年11月8日~2020年1月5日 16:30~20:30 |
| 駐車場 | 乗用車 300台 |
| 交通アクセス | JR石巻線 渡波駅下車 徒歩25分 三陸自動車道 河南ICから車で30分 |
| マップコード | 581 569 683*02 |
| 撮影 | 撮影可 三脚・一脚等の撮影補助器具の使用可(屋外のみ) |
| 関連ウェブサイト | 宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館 |











この記事へのコメントはありません。