地震や洪水などの災害時や給電が可能な電源が無いアウトドアシーンなどで、太陽光から電力を生み出し、自然エネルギーで半永久的にポータブル電源の充電が可能な、EcoFlow(エコフロー)の折り畳み式160W両面ソーラーパネルGen2をレビューします!
折り畳み寸法と展開寸法
EcoFlowの160W両面ソーラーパネルGen2を折り畳んだ時の寸法は、615x586x32mmとなります。
重量は5.1kgありますが、手持ちハンドルが付いた付属の専用ケースに収納が出来るので、短距離の徒歩程度であれば、自由に持ち運びは可能です!
少々嵩張るような大きさなので、長距離移動や他の荷物と一緒に持ち運ぶのであれば、別途アウトドア用キャリーワゴンなどがあった方が良さそうです。
3つ折りになったソーラーパネルを全て展開させると、615x1628x25mmの大きさになりますので、思っていたよりも受光面積は大きくなります。
また、ずっしりとした重さがあるので、展開時に手を滑らせてしまわないようにする必要もあります。
30~60°に角度調整可能なスタンド内蔵型になっているため、組み立て不要で、広げてすぐに太陽の向きに合わせて角度を調整したり、地面に寝かせて使用する事が可能です!
スタンドは付属のゴムバンドで固定をする事が出来るので、立てかけているうちにスタンドが滑って倒れてしまう心配はありません。
電圧さえ対応していればEcoFlow以外のポタ電にも使用可能!
XT60iソーラー充電ケーブルが付属しているため、ソーラーパネルの開回路電圧(21.3V)に対応をしていて、XT60iコネクターを内蔵しているポータブル電源を所有していれば、Anker(アンカー)やJackery(ジャクリ)などがリリースしているポータブル電源にも使用が可能です!
EcoFlow RIVER 2 MAXの他、サブ電源として購入をしていたAnker Solix C300 Portable Power Stationにも使用してみましたが、どちらも同じ出力で充電をする事が出来ました。
Anker Solix C300 Portable Power Stationは省スペースで使用出来て持ち運びもラクラクなのですごく便利!車載用として使っていますが、長時間のライブ配信時にも肩にかけて持ち歩いています!
実際の出力は100W前後!曇天時は30W以下
実際に使用している方から、最大で100W程度しか出力しないとは聞いていましたが、晴天時に実際にポータブル電源に接続した際の発電量は、実測で100W前後となっていました。
EcoFlow 160W両面ソーラーパネルGen2は、背面で環境光や反射光を捉える事が出来ますが、コンクリートの上であれば、どんなに晴れていても100W~120W前後が発電量の目安となりますので、大容量ポータブル電源であれば物足りない容量かもしれません。
Anker Solix C300 Portable Power StationやEcoFlow RIVER 2 MAXぐらいの小容量から中容量モデルのポータブル電源であれば、消費電力が少ない小型家電などを使用しながら充電をする事も可能です。
しかし、少しでも曇れば30W~60W前後、厚い雲であれば10W前後しか発電をする事が出来ない時もあるため、ソーラーパネルの発電能力をフルに使えるのは、快晴時から晴天時の雲が少ない時のみと考えておいた方が良いでしょう。
MC4コネクター同士を接続して、直列接続や並列コネクターを使用して、複数枚のソーラーパネルを連結させる事はできますが、3枚で晴天時3倍300Wになったとしても曇天時は100Wに満たない発電量にしかなりません。
スマートフォンなどの連絡手段を充電するための非常用電源向けソーラーパネルとしては、曇天時1枚30W程度でも必要十分なレベルだと個人的には思います。
IP68(粉塵の侵入を完全に防止する・IPX7より厳しい条件のもとで水中に没しても内部に水が侵入しない性能)の防塵防水性能はありますが、最大限の防水性能が必要な悪天候では、全く発電ができない事がある事にも注意が必要です。
ちなみに、晴天時にソーラーパネルを折りたたんだり移動させようとして手で持つと、めちゃくちゃ熱いです(笑)
防災用やアウトドアシーンで活用可能!
曇天や雨天時の発電量は極端に少なくなってしまいますが、地震や洪水などの大災害時に、発電施設の停止や送電線の断線などで停電が発生したとしても、本来は0になってしまう発電量がソーラーパネルの枚数分、電力を生み出す事が出来るようになるので、防災用に所有しておくだけでも安心ですね。
ハイブリッド車を停止させている時に、車載している冷蔵冷凍庫に常時電力を供給できるようにソーラーパネルでポータブル電源を充電するために使用をしていますが、充電中に燃料を消費する必要が無いので、非常にエコ!
それと同時にメガソーラーへの疑問も生じましたが、天候によってムラがある発電設備って、森林や自然を破壊してまで本当に必要なものなのですかね?
原子力発電所を再稼働しているなら、とっくに必要が無くなっている発電施設だと思うのですが・・、日本の電力関係は意味不明すぎて首を傾げる事ばかりです。
利権?忖度?土地が欲しいだけ?何なんでしょうね?
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