アメリカ合衆国のスペースXが運用している衛星インターネットアクセスサービス「スターリンク(Starlink)」が、2025年6月12日にサービス料金の価格再改定を行いました。扱える場所が増えた前回とは違って、今回は理由が分からない値上げです。
今回変更されたサービスプランの内容と価格については以下で解説していきます!
記事内の目次
移動先でも使えるStarlinkのROAMプラン
StarlinkのROAMプランは設置場所を限定せず、陸上を移動しながら様々な場所で使える旅行者などに最適なプランになっております。
特にモバイルネットワークの電波が入りにくい場所や輻輳が発生しやすい場所によく行かれる方にとっては、今までの悩みの種だった「繋がらない」を解消して、無制限で使用出来る事から、今までに無かった画期的な通信手段として好まれています。
ROAMプランは、住所変更手続きなしでどの場所でも利用可能というプランで、「STARLINK FOR RVs」からROAMに名称が変わり、月額9900円で利用する事が出来ましたが、「ベストエフォート型」を採用しているプランになっているので、時間帯や利用状況によっては通信速度が低下することがあります。
ROAMプランの突然の価格改定は2025年6月12日から有効
2025年6月12日付でStarlinkからメールが届いていると思って確認をしたら、改定価格は以下のような内容になっていました。
月額9,900円だったStarlink ROAMプランが2024年に月額11,874円に改定され、2025年6月12日以降は月額14,400円に価格が改定される事になりました。
2024年の価格改定前は、契約者が在住する国内のみに限定されていましたが、それ以降は住所変更手続きなしでどこでも利用できるだけではなく、移動中の利用、海外での利用、沿岸での利用が可能になりました。
正直な所、移動先で固定配置をする時しか使わないから、移動中や海外での利用を省いたプランを用意してくれれば良いような気もするんですけどね・・。移動先での固定配置でホームプランはダメなんですか?
また、初期のROAMプランはベストエフォート型を採用していたため、公称値がダウンロードで5~50Mbps、アップロードで2~10Mbpsとなっていたはずなのですが、実際にはRESIDENTIALと変わらない速度が出ていたので、この辺の機能強化とネットワーク改善への取り組みが反映された価格改定なのかもしれません。
しかし、2025年6月12日の価格改定については、サービス内容に変更が加えられたなどの事情も無く、理由は不明。
海外のブログなどを見てみると、需要が高い地域で料金を値上げしているとの情報が見受けられたので、日本ではROAM無制限プランの需要が非常に高く、ネットワークが安定している光回線などと競合するホームプランの需要が無いのかもしれません。
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どこでもインターネットに接続できるスターリンクROAMを契約したら、スマホ用の回線は月間通信量が少ないプランに変更してしまって月額の合計料金を抑えるのも一つの手段です。
私もUQモバイルの3GBプランを契約していますが、Wi-Fiに接続するのを忘れていた時以外は、月間使用量を3GB以内に抑えられています。
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通信量3GBまでの利用であれば、月額968円(税込)、月間20GBを超えて無制限となった時でも3,168円(税込)で利用できる楽天モバイルを、スマートフォンの回線として利用するのがオススメです。
auやDocomoと比較しても、輻輳が発生しやすい混雑地域でも繋がりやすく、日本三大花火大会のような人の多い場所でも、他の回線と比較して繋がっている時間が最も長く、大曲の花火では、フルハイビジョンでのライブ配信も出来ていたぐらい、人の多い場所で本領を発揮していた唯一の通信回線です。
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スターリンクROAMプランの値上げで節約するには?
スターリンクのROAMプランが、月額9,900円から11,874円に値上げされて、2025年には14,400円にまで値上げされてしまいましたが、普段使いのスマートフォンの回線を安いプランにする、自宅で光回線を使用しているのであれば解約するなどの、対策をしないと家計を圧迫してしまう可能性が高くなってしまいます。
スターリンクの上りの通信速度はモバイル回線と同等の50GBに収まる事が多いのですが、下りの速度は光回線と同等の通信速度を出してくれる事が多いので、自宅用回線をStarlinkに一本化をして、スマホのプランを見直すのが最適なのかもしれません。
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